写真家の活動を続けていると、表現力のあるモデルの方と作品撮りをする機会も増えて、モデルの方にモデル活動についての裏話を聞くこともある。
そこで、モデルの活動をどうやって広げているのかを聞いてみた。すると「自分から進んでクリエイティブ活動に参加すると自然に依頼が増えていく」と言う答えが返ってきた。
モデル活動を広げるためには、イベントや撮影会などのクリエイティブ活動に参加して、表現力を上げることがとても大切のようだ。
もちろん、モデルのスクールに通えば基本的な表現方法は教えてもらえるだろう。だけど、自分らしい表現は実践しながら身につけていくしかない。
目次
はじめに
なぜ『理想的芸術生活』の中で、モデルの話をするのかと言うと、僕は現在、京都でアート×写真家として作品撮りの活動をしている。
その活動の中で表現力のあるモデルの方を撮影することも多く、その繋がりからモデル活動についての話を聞くことがある。
写真家をしていると写真のことだけではなく、作品撮りに関わるあらゆる情報も知っておかなければいけない。
モデルのレッスンで表現を教えてくれないの?
モデルの表現の技術について、意外な話で僕も驚いたが、モデルのレッスンでは表現方法を教えていないらしい。
モデルスクールでは次のような基本的な部分を学び、その後は自分らしい表現方法を実践で見つけるのが一般的のようだ。
- ポージング
- 可愛い笑顔の見せ方
- かっこいい見せ方
- 綺麗な見せ方
- モデルの歩き方
だから、基本を学んだ上で独自の表現方法を身につけていくしかない。
いくら優秀なモデル指導をしている講師でも、その人の世界観を把握するのは難しいものなのだろう。
モデルのレッスンは基本をしっかり教わる場所であり、自分らしい表現はクリエイティブ活動をしながら自分で見つけていくしかない。
モデルの表現力をどこで身につければいいのか
では、モデルの表現力をどこで身につければいいのかというと、先ほども言ったように、基本的な表現力についてはレッスンで身につけることができる。
その上で、モデルとして自分自身の表現力を上げるために、ポートレート撮影や作品撮りに参加しながら表現力を身につけていくしかない。
ここで焦って、なんでも依頼を引き受けてしまうとトラブルに遭遇する場合も出てくる。
ここで話していることは『どんな依頼でも受ける』と言うことではなく、自分の中でルールをつくりそれに当てはまる依頼を受けることが重要だ。
表現力を上げる活動とは
モデルとして表現力を上げるために、どんな活動をすればいいのか。
例えば、
- サロンモデル
- 芸術作品の被写体モデル
- ポートレートモデル
- 作品撮り
が主に表現力を上げるためには効果的な活動になる。
特に芸術作品に関わると言うことは、与えられたテーマの中で自分らしく世界観を表現しなければならない。
例えば与えられたテーマを元に、モデル目線から見て、
「こう言う表現なら自然にできるよ」
「こう言う表現はどうかな?」
と提案して、芸術家と共に作品のイメージを考えながら、自分らしい表現を見つけていけばいい。
アート制作に関わる
僕がつくる、デジタルアートの被写体モデルになったり、シネマティック写真のモデルになって表現力を上げてもいい。
デジタルアートの場合は、下記のように合成や加工をする作品になるが、こう言った作品に関わることでアートな表現力を身につけることができる。
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そしてシネマティック写真の場合は、映画のワンシーンのようなスチーリー性のある写真を撮影することになる。
そのため、心の中の感情を表現することが求められるので、演技力が関わってくる。
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こう言った芸術写真の活動に関わることで、自分らしい表現力を身につけることができるし、僕にとってもモデルさんの表現を見ているのはとても勉強になる。
ただし企業のPRモデルになる場合は、表現力と言うより企業のイメージする世界に近づけなければならない。
企業のPRモデルでは自分を主張することができないが、仕事につなげるためには企業もモデルの実績を上げればいい。
僕が目指す写真家の未来
僕がこれまでにポートレート撮影をしてきた中で、表現力の上げ方について聞いたことはどのモデルさんも同じ考えを持っていた。
それぞれ目指しているモデルの未来は違うが、全てのモデルに共通して言えることは自分らしい表現力を身につけると言うこと。
基本の表現力を学んでも、そこから先は自分自身で行動して表現力を磨くしかないのである。
それは僕が今活動している、アート×写真家の芸術人生と似ている。
僕の目指す未来は、好きな時間にデジタルアート制作をしたり、表現力のあるモデルの方と共に心を揺さぶられる写真を撮影し、個展を開く生活を続けていくこと。
それを実現するためには、どこにいても仕事ができる環境を構築して心と時間にゆとりをつくること。
実際に今、デジタルアート制作とシネマチック写真を撮影して、理想の芸術活動を過ごしている。
だけど理想の芸術人生を歩くための仕組みを構築して約3年、まだまだ成長させなければいけない課題がある。
今より、もっともっと『自分』というブランドの価値を上げること。
それを実現するには、焦らずに少しずつ進めていくことが大切だ。
最後に
少し話が脱線してしまったがモデルの表現力を上げるには、いろいろなクリエイティブ活動に参加することで、自分らしい表現力を身につけることができる。
モデルのレッスンでは、モデルとしての基本の表現方法は学ぶことができるが、自分らしい表現方法は自分で見つけるしかない。
ポートレート撮影を経験しながら、クリエイティブな表現を身につけることも大切なことである。
映画の主人公のように、ストーリーのある世界を表現することもできるだろう。
自分にしかできない表現力を身につければ、モデルを依頼するクライアントさんも増えてくる。
僕はアート×写真家としてクリエイティブな活動を続けてきた中で、とくに『表現力』はとても重要な項目だと感じている。
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