【写真の魅力を上げる知識】Lightroomプリセットを購入する意味と正しい使い方

Photograph

こんにちは、京都の写真家リョウです。

SNSを見て「この写真家のような写真を撮りたい」と思うことはありませんか?

魅力的な写真を撮る写真家が多くなって、その質感を共有しようとLightroomプリセットの販売をしている写真家をよく見るようになりました。

ところが、実際にそのプリセットを購入して使ってみると、その写真家のような質感にならない事が多です。

なぜなら、写真を撮る環境、構図、カメラの設定、撮る人の感じ方、色の感じ方などによって違うため、撮った写真にプリセットを適用しても、その写真に合わない場合がほとんどです。

ではなぜ、プリセットを販売している写真家自身も「同じ質感になる事はない」と言いながらプリセットを販売しているのか。

先に結論を言うと、Lightroomプリセットを購入することで、その写真家の撮影技術やレタッチ技術を学ぶことができて、より早くその技術を身につけることができるからです。

と言うことで、写真家の魅力を高めたいと思っている人が、憧れの写真家のプリセットを購入するメリットと、Lightroomプリセットの正しい使い方について詳しくお話ししましょう。

もちろん、僕自身も写真家としてLightroomプリセットを販売していますが、写真家が販売しているLightroomプリセットを購入する本当の意味を伝えたくて本記事を書くことにしました。

ぜひ、Lightroomプリセットの存在する意味を理解して、写真の魅力を高めてください。

Lightroomについてはこちらの記事で解説しています。

Lightroomプリセットが存在する意味

写真愛好家の一部の人からすれば「Lightroomプリセットは同じ写真にならないから意味がない」と思われていますが、本当にLightroomプリセットを購入する価値はないのかというと、そんなことはありません。

では、Lightroomプリセットが存在する本当の意味とは何か。

プロの写真家が販売しているLightroomプリセットを購入することで、その写真家の隠れた撮影技術やレタッチ技術を知ることができます

これが、Lightroomプリセットの本来の価値になります。

例えば「高画質で綺麗な写真を撮ることができる一眼レフでどうやってオールドフィルムのような質感を再現すればいいの?」と悩んだときに、オールドフィルムを得意とする写真家のLightroomプリセットを見ると、どの部分をどのように調整しているのかを知ることができます。

これこそ、Lightroomプリセットが存在する意味でなんです。

Lightroomプリセットは適用して完成ではない

次に、Lightroomプリセットの存在を知っている人がよく勘違いをしていることが、プロ写真家のプリセットを使えば簡単にその写真家の質感になると思っていることです。

正直、どんなに素晴らしい写真家のLightroomプリセットを使っても、適用すればその写真家と同じ質感の写真になるわけではありません。

もちろん、偶然にワンクリックでプロ写真家の質感になることはあるかもしれませんが、ごく稀で、ほとんどが「なんか暗くなった」とか「適用したら白飛びした」「色が変」となります。

何度も言いますが、写真を撮る環境、構図、カメラの設定、撮る人の感じ方、色の感じ方などによって違うため、同じ質感になることはありません。

Lightroomプリセットの正しい使い方は、適用した後に微調整しながらイメージした質感にしていくことです。

「じゃあ最初から補正するのと変わらないんじゃない?」

と思うかもしれませんが、そうではなく、プロ写真家のプリセットをベースに作り上げていく方が時短(時間短縮)になって、少しでも早くプロ写真家の技術を身につけることができます。

プロ写真家と同じ質感にならないのは当たり前

少し厳しいようですが、いくらプロ写真家のLightroomプリセットでも、その写真家と同じ質感にならないのは当たり前で、自身の写真とプリセットを適用した後の写真を分析しながら補正していくことが、本来のLightroomプリセットの使い方です。

先程も話したように、そもそも写真と言うものは人によって感じ方、構図、撮影時の設定、撮影環境によって違ってくるので、写真家のLightroomプリセットを使っても思い通りにならないのは当然です。

極端に言えば、自分自身で作ったプリセットも他の写真に適用しても思った質感にならない事がよくあります。

では何のためにLightroomプリセットがあるのかと言うと、プロ写真家のレタッチ技術や撮影技術を学ぶためにあるものです。

例えば「この写真のような質感を再現したい」と思った時、Lightroomに慣れていない人にとっては、どの項目をどれだけ調整すれば良いのかがわかりませんよね。

そんな時に、もしプロ写真家のLightroomプリセットがあれば、どの部分をどのように補正しているのかを知ることができるし、それを参考にすれば誰よりも早く写真の魅力を上げれます。

写真技術を向上させる1番の近道はプロ写真家に直接聞くこと。つまり、Lightroomプリセットを購入すれば、格安で憧れの写真家の補正技術を見て独学で学べます。

これが、プロの写真家が販売しているLightroomプリセットの本来の使い方です。

まとめ : Lightroomプリセットを購入する意味とは

と言うわけで、Lightroomプリセットを購入する意味について理解できたかと思います。

今回の記事を簡単にまとめると、

・Lightroomプリセットを購入する意味はプロ写真家の技術を知ることができる。
・Lightroomプリセットは適用するだけではなく微調整をすることでプロ写真家の質感に近づく。
・プロ写真家の質感にならないは当たり前。プリセットをベースに魅力的な写真に仕上げていく。

ということになります。

Lightroomの使い方を1から学ぶよりも、プロ写真家の質感を真似することが魅力的な写真を作る一番の近道です。

本記事にたどり着いたあなたはとてもラッキーだと思います。 なぜなら、それを教えてくれる場所はどこにもないからです。

この機会に、Lightroomプリセットの本来の使い方をしてみてください。きっと、今以上に写真の魅力を短時間で上げることができますよ。

写真の魅力を上げることができれば、写真で副業をすることもできます。

雨の雫の世界を、額装作品として暮らしの中に

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リョウ(写真家)

京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。クリエイティブ事業RSD Proの事業者。

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リョウ(写真家)

京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。クリエイティブ事業RSD Proの事業者。

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