ポートレート撮影をするために事前に下見に行って良かったことや下見をする時のポイントを解説

アート写真

こんにちは、京都でアート×写真家をしているリョウです。

もしあなたが写真家としてポートレート撮影をしているなら、撮影当日までにロケ地の下見をしているはずだ。

写真家にとって『下見(ロケハン)』をすることは、いろいろなトラブルを防ぐ重要なことでもある。

場所によっては撮影許可申請が必要な場合もあれば、生活している人たちの迷惑になる場合があり、下見をしなければそういった情報を得ることができない。

万が一、何も確認をせずに撮影をしてしまうと、モデルさんにまでトラブルに巻き込んでしまうこともある。

写真家は、モデルさんが安心して撮影に集中してもらえる環境をつくることも必要になってくる。

屋外でのポートレート撮影はとくに気をつける

スタジオ撮影をする場合はそこまで意識をする必要はないが、屋外でのポートレート撮影はとくに以下のようなことを意識しながら撮影をしなければいけない。

  • 一般の人が写らないようにする
  • 歩行者の迷惑になってはいけない
  • 生活環境(住人の生活環境)を壊してはいけない
  • 建造物がある場合は撮影の確認をする
  • 通る車を妨げてはいけない
  • 観光地での撮影の許可申請の有無
  • 他の写真家の邪魔をしない

屋外でのポートレート撮影をする場合に注意しなければいけないことはまだあるが、上記の事はとくに意識する必要がある。

だけど、初めて行く場所の場合は、周りがどんな環境なのか、人通りはどれくらいなのか、車の通りは多いのか。

それを確認するためには、下見(ロケハン)は必ず必要になってくる。

ネットで検索して画像を見てイメージすることはできるが、実際に撮影場所に訪れると「思ったイメージとは違った」と思う事はよくある。

ではここから僕が実際に経験したことを元に、下見(ロケハン)が重要だと感じた話をしよう。

大阪の中津駅周辺でポートレート撮影

2021年にアートな表現をもつモデルさんに依頼して、屋外でポートレート撮影をすることが決まった。

僕が選んだ撮影場所は、大阪府にある『中津駅周辺(阪急電車の線路下)』である。

阪急中津駅を降りると目の前に『中津中央公園』があり、撮影場所として候補にしていたコースは、中津中央公園から淀川河川敷方面へと線路沿いを歩いていると見えてくる、いくつかの線路高架下。

阪急電車の高架下のダークな世界観を背景に撮影をしながら、淀川河川敷へと向かう予定だ。

そして、淀川河川敷で壮大な空や定番の線路を背景に撮影するプランをイメージしていた。

中津中央公園から普通に歩けば、約15分ほどで淀川河川敷に到着する。

だけど今回のイメージは、河川敷に行くまでの道中(高架下)で撮影しながら移動することを考えているので、1時間30分〜2時間は掛かるとイメージしていた。

そんなイメージを持ちながら、事前に阪急中津高架下を下見に行くことにした。

実際に撮影場所を歩いてみる

撮影当日は夕方から始めるため、念のために暗い場所での撮影にも対応できるように、

  • クリップオンストロボ
  • 三脚
  • アンブレラ

などの機材を持っていくため、車で中津へ向かう。

まずは、コインパーキングがなければ中津での撮影は厳しいものになるので、実際に車で向かい、コインパーキングの場所を把握する。

実際に行ってみると、コインパーキングは駅前に数カ所あるが料金は高めになる。

もし交通費を抑えたいのであれば、駅前のパーキングは避けたいところ。

そう考えて、少し離れた場所でも探してみると、駅前よりは安くで停めれるパーキングがある。

「もしかしたら当日は駅前のパーオキングが満車になっている可能性もある」

もしもの時のために、駅前から少し離れたパーキングに車を停めて、そこから実際に機材を持って歩いてみることにした。

こうして実際に中津駅に向かいそこから河川敷へ歩いてみると、いろいろなことに気づく。

阪急電車の高架下トンネルは、昭和レトロでダークな空間がたくさんあってイメージしている世界観に合っている。

だけど、落書きされた壁や古い道を新しくするための工事が進められていて、世界観が変わってしまうかもしれない。

だけど、工事用の鉄板(プレート)の壁を背景にするのもアートな感じがして良いのかもしれない。

そしてどんどん進んで行くと、壁にはアートな落書きがあるトンネルや、古びた壁や階段がまだ残っていた。

中津駅周辺は『地下スラム街』と言われているようだが、僕はこような雰囲気だがとても好きなので、綺麗になるのは寂しく感じてしまう。

一般的な印象は、『暗い』『ダークな感じ』と感じる人が多いのではないだろうか。

だけど若い人たちの主張したいことがぎっしり詰まった場所で、僕にはそれがアートに見えてくる。

作品の意図は違うが、『バンクシー』のようにも思えてくる。

下見をして良かったこと

そして淀川河川敷へ向かうが、その道中に道路整備の人が立っているのが見えてきた。

もしかしてと思い話を聞いて見ると、淀川河川敷は現在大規模な工事が行われているとのこと。

それも、長期的な工事になる。

残念ながら淀川河川敷での撮影はできないだろうを判断し、高架下トンネルの撮影をメインにすることにした。

危ないところだった、もし下見をせずに当日まで工事をしていることを知らなかったら、撮影がスムーズにできなかったかもしれない。

もちろん、下見をしていても当日に状況が変わることがあるので、柔軟に対応できる写真家でなければならない

今回は工事と言う撮影に影響がない内容で良かったが、撮影許可申請をしていないことで大きなトラブルになることもある。

事前に下見をしておくことで、撮影許可申請が必要な場所なのか自由に撮影ができる場所なのかを知ることもできる。

できる限り、撮影場所の下見をしておく方が良い。

アートな表現のモデルさん

僕が今回、大阪の中津駅周辺で撮影しようと考えているモデルさんは、いつもインスタを見てアートな表現力をもっているモデルの方。

ある意味、僕にとっては新しい活動をするための『挑戦』でもある。

正直、今の僕ではポートレート撮影の経験が少ない分、そのモデルさんの表現力についていくことは難しいかもしれない。

だけど、僕にないアートな表現を持っているモデルさんを撮影することで、アート×写真家の活動に繋がることは間違いない。

自分が理想としている芸術人生を歩くには、自分にない表現を他の人から吸収していくことも大切なのである

この下見の後に、その時撮影したモデルの方を僕の写真家公式サイトで紹介しているので、その魅力を感じてもらえるように下記へリンクを貼っておきます。


ほんのり暗めだけど心が惹きつけられるストーリー性のある写真を公開中

▶︎https://www.instagram.com/ryo_creativephoto/(インスタグラム)
▶︎https://creatorofart.net/(アート×写真家リョウの紹介サイト)
▶︎https://artphotoryo.myportfolio.com/(ポートフォリオサイト)


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リョウ

リョウ

アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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