ビジョン#03-静けさを灯す街『中目黒』。雨とキャンドルが出会う場所

いよいよ『雨の雫』が東京展開へと動き始めました。

これまでは、京都を拠点に雨の日の写真をお届けしていましたが、先日、実際に東京中目黒の街を歩き、コラボ企画で参加してくれる作家さんのキャンドルを手にとったことで、だんだん方向性が見えてきました。

『雨の雫が目指す世界』についてお伝えすることができるタイミングとなったので、ここで改めて『雨の雫コラボ企画』についてのお話です。

東京に降り立つとき、いつも少しだけ緊張します。でもこの日は、はじまりから不思議と穏やかな気持ちでした。

静けさを探す旅。その舞台として選んだのが『中目黒』という街。

写真とキャンドルのコラボ作品を、どこで、どのように届ければ、雨の雫の世界観を感じてもらえるのか。

そのヒントを探し求めるために、中目黒を歩いた日のストーリーを綴ろうと思います。

【中目黒】川の音に触れた印象

2025年6月の後半。

この年は、例年以上の暑さがあって、目黒川沿いを歩いているだけでも、汗が滝のように流れていました。

目黒川沿いは、桜の時期になると人が多く、カフェに入るだけでも数時間待ちだったりすることがあるようです。

だけどこの日は、シーズンではなかったため、人通りはとても少なく、目黒川沿いに咲く花もない時期でした。

むしろ、ゆっくりと目黒区の街の雰囲気を感じることができました。

日常の目黒川沿いには、ウォーキングやジョギングをする人、休憩している会社員の方が多く、ゆったりした時間が流れていました。

木々の葉が濡れて、アスファルトに映る光と影がアート写真のよう。

街の喧騒から少しだけ離れた場所。歩くたびに、落ち着いたリズムが戻ってくる感覚。

目を引いたのは、小さなギャラリーや路地裏にぽつんと佇む飲食店。

ある場所を歩いていると、大きな窓越しに見えるシンプルなギャラリーの前で足が止まりました。

この日は人がいなかったため、話を聞くことはできませんでしたが、雨の雫がイメージしている『目黒川沿いで大きな窓があるギャラリー』に近い印象がありました。

静かに感じる目黒川の流れる音。

「雨の日にこのギャラリーで展示会ができたら、雨の雫の世界観を感じてもらえる」

と想像しながらギャラリーのパンフレットを手に取り、もち帰ってこの場所での展示会について検討することにしました。

【作家との対話】コラボ企画のイメージ共有

翌日に、コラボ企画を共に進めるキャンドル制作者『葵美月(アオイミヅキ)』さんと打ち合わせをし、コラボ企画についてのイメージを共有することにしました。


キャンドル制作担当『葵美月(アオイミズキ)』さん

お互いのイメージを確認しながら、コラボ企画のコンセプトを決めていく。

多少のイメージの違いはあったものの、コラボ企画への目的を共有し合うことができ、それぞれの役割を決めることができました。

実際にキャンドルに触れた

今回の打ち合わせでは、葵美月さんが制作したキャンドルの実物を見ながら、写真とキャンドルをどう調和させるかをじっくりと話し合いました。

香りのイメージは、雨の日に静かでゆったりした時間が流れるような香り。

場所がカフェだったため、実際に炎を灯すことはできませんでしたが、葵美月さんの制作されたキャンドルは、間違いなく『雨の雫』の世界観をより深くしてくれるものだと実感しました。

キャンドルの色合い、静かに流れてくる香り。

雨の雫のイメージに溶け込んでくれること間違いないでしょう。

雨の雫キャンドル

コラボ企画をどのように進めるのか

あと、雨の雫の世界観である、“静けさ”をどう表現するか。

これには時間はかかるものだと思っていましたが、細やかな工夫のアイデアが次々と飛び交いました。

話をしていく中で、葵美月さんが「雨の雫にどのように関わればいいのか」という質問がありました。

最初は、葵美月さんのブランド『tiratisu(ティラティス)』として、雨の雫の中で「自由に表現してほしい」と話ました。

だけど『自由な表現』は、ときに方向性を見失いやすいテーマになってしまいます。

そして話し合った結果、tiratisuとしてではなく、雨の雫専用のキャンドルを新たに制作して、雨の雫のキャンドル制作者として参加していただくことになりました。

葵美月さんからも、「新しいキャンドルを作るキッカケになるし、コラボ企画の意味が出てきた」と言ってもらえました。

その言葉を聞いて、この企画の核がまた一段と静かに深まったような気がしました。

これから始まる『雨の雫コラボ企画』

中目黒で過ごした数時間の中に、私たちのビジョンと重なる空気が確かにありました。

そして、キャンドルという小さな灯りの向こう側に、写真がそっと呼応するような時間を届けたいという想いが、また少し強くなりました。

これから始まる『雨の雫コラボ企画』は、モデル葵美月さんが制作するキャンドル(雨の雫専用)と写真家リョウが撮影した雨の額装写真を届けるコラボ企画。

まず目指すのは、2026年4月に中目黒で『雨の雫コラボ展示会』です。

ギャラリーの中で額装作品とキャンドルの空間で、静かで贅沢な時間を感じてもらうイベント企画です。

予約販売や店頭販売も視野に含めて、雨の雫の中にある「静かな余韻とほのかに香る優しいキャンドルの癒し」を体感してもらうこと。

それは私たちにとって“完成”ではなく、雨の雫の世界への入り口になります。

雨の日の静けさを感じる額装作品と、雨の雫でしか味わえることができない、雨をテーマにした小さなキャンドル。

静かな出会いが重なっていくことを願いながら、雨の雫コラボ企画がついに進みはじめました。

雨の雫LINE公式アカウントでは、コラボ企画の進行状況やイベント先行案内を届けています。

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シネマティック写真家

アートクリエイター/写真家リョウ

リョウ
雨の日の静寂、雨上がりの余韻、雨を待つ時間。心に静かに届く“感情の景色”を、写真と言葉と空間演出で届けるシネマティック写真家。ブランド「雨の雫」として額装作品やコラボレーション作品を展開。

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