芸術家にとって課題となるのは生活費を稼ぐこと。
次から次と新作をつくってSNSで告知したり、個展を開いたりするけど、なかなか作品購入につながらないと焦ってしまいますよね。
今回は、芸術家の資金繰りのやり方、芸術家として生活する上で注意すべきことについて話そうと思います。
目次
芸術で生活ができている人の特徴
芸術家として生活ができている人は、次のようなスキルをもっている人が多いです。
・マーケティングのスキルがある
・もともと影響力がある
・芸能界から芸術家になった人
もちろん、芸術家として生きていくには上記のスキルや知名度は必要になり、今の時代は、芸術家もサイトを運営することは必要となりました。
とはいえ、今現在「作品が購入されなくて悩んでいて一刻も早く生活資金を調達しないといけないのに、そんなスキルを身につけている時間はない」と言いたいですよね。
もちろん、その気持ちはわかります。
僕自身も、デジタルアート作品が購入されずに焦っていた時期がありましたので。
では、今の状況からどうやって脱出すればいいのかというと、資金繰りの仕組みを取り入れることなんですね。
芸術家も必要な『資金を回す仕組み』とは
『資金を回す仕組み』と言っていますが、僕が勝手につくった言葉なので、他の人に話しても「なにそれ?」となるかもしれません。
ここで僕がいう芸術家も必要な『資金を回す仕組み』というのは、作品が購入されたら短期間で入金されるツールを使って新しい材料費に回し、どんどん新作をつくって購入率を増やしていく仕組みです。
資金繰りの考え方を変える
最近はとくに、「BASE」や「STORES」のようなオンラインショップサービスを利用して、作品を販売する芸術家も増えてきました。
ところが、作品が購入されたとしても、その売上げが入金されるサイクルというのは、翌月末だったり、翌々月末だったりするので、その間はどうやって生活しようと悩む芸術家も多いんです。
毎月のように作品が購入されるようになれば話は変わってきますが。
無名の芸術家にとって1ヶ月後、2ヶ月後の入金は、1年くらいの体感で、毎日焦りが出てしまいます。
購入されたとしても、入金されるのが1〜2ヶ月先になるから、そこから画材を購入して作品をつくるとなると、また販売まで時間がかかって、また厳しい生活を過ごさなければいけない。
「できれば、購入された売上げを早く入金してくれるところがあれば」
そこで少し、考え方を変えてみましょう。
「お金が入ったら新作」と考えるから焦ってしまうわけで、「入金サイクルが早いシステムを導入する」と考えれば、心にゆとりをもつことができます。
キャッシュレス決済を導入した理由
僕自身もキャッシュレス決済『Square』を導入していますが、導入しようと思った理由は、クライアントさんからの要望と当日手渡しの見栄えです。
個人クリエイターの安心要素になる
大きなくくりで言うと、クリエイティブな職業になる僕の仕事。
Web制作の依頼を受けることもあれば、写真撮影の依頼を受けることもあります。
キャッシュレス決済は購入率が高くなる
web制作の依頼を受ける場合、金額が高い場合が多いんですけど、クライアント様が企業であっても個人であっても、クレジット決済を希望されることが多いんです。
ある日、「クレジット決済は対応していますか?」とお問い合わせがありましたが、当時の僕はクレジット決済を導入していなかったため、「銀行振り込みでお願いします」と言ったところ、依頼をキャンセルされてしまいました。
その後、キャッシュレス決済を導入したことで、クライアント様の振り込みの手間もはぶけて、今でもWeb更新を継続してくれています。
キャッシュレス決済は安心要素になる
次に、個人様から写真撮影の依頼を受けたときですが、その時の支払い方法は、撮影当日に手渡しでお願いしました。
撮影もスムーズに終わり、支払いをお願いしたのですが、街中でお金の入った封筒を手渡しで支払ってもらいました。
よく考えると、人がいる中でお金の入った封筒を手渡しされる光景は、あまり良いものではありません。
その時に僕は思いました、「スマホをかざして決済できれば見た目は自然で安心して決済してもらえるのでは?」と。
それに今の時代は、お金を手渡しするよりキャッシュレスの方が安心されやすくなります。
これが、キャッシュレス決済を導入した理由です。
最短翌日入金を導入する
『最短翌日入金』と聞いて、芸術家にとっては夢のような話ですが、実際にそんな決済システムがあるんです。
それが『Square(スクエア)決済』というサービスです。
せっかくなので、簡単に説明しますね。
Squareとは、無料で利用ができるオンラインキャッシュレス決済で、作品が購入されると最短で翌日に口座へ入金してくれる、個人クリエイターにとっては嬉しいサービスです。
『最短」という言い方をしているのは、三井住友銀行と、りそな銀行の口座を売上げの入金先に登録した場合に『翌日入金』さ、それ以外の金融機関を登録した場合は、水曜締めの翼週の金曜日に入金になるからです。
決済手数料も『3.25%』で、それ以外に手数料は一切かからない魅力的な決済システムです。2024年11月1日より、VisaおよびMasterCardの対面決済手数料が『3.25%→2.5%』に引き下げられました。
しかも、Squareオンラインショップも無料で開設できるので、芸術家の資金繰りに使うには導入しておきたいツールです。
こう言った、最短翌日入金の決済ツールを利用すれば、心にゆとりをもって生活をすることができるし、購入率を増やすためのブランディングやマーケテンングのスキル取得に集中することができます。
もちろん、新作を集中してつくることもできます。
まずは、Squareの決済ツールがどのようなものなのかを、下記の記事で確認しましょう。
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