「写真家を目指したいけど、一眼レフは高額で買うのは厳しい」
「4、5万円のアマチュア機種でも写真家の仕事はできるの?」
「できれば費用をおさえてそれなりの一眼レフを購入する方法があれば教えて欲しい」
と悩んでいるあなた。
実際に僕は、中古の一眼レフでも写真作家の活動が広げることができています。
最初は「仕事が軌道にのるまでは中古の一眼レフを使って稼げるようになったら新機種を購入しよう」と思っていました。
だけど、無理して新品を購入しなくても、今でも仕事用として活躍しています。
もちろん、使い方やメンテナンスが重要になりますが、中古の一眼レフでも十分に仕事用として使うことができます。
そこで今回は、僕が中古を購入するときに利用する『カメラのキタムラ ネットショップ』
のネットショップについて話したいと思います。
一眼レフの本体やレンズなど、思っているより費用を抑えれるので、中古カメラを活用するメリットはあると言えます。
目次
結論!「中古の一眼レフでも十分に使える」
「中古の一眼レフって使えるの?」
「すぐ故障しそうで不安」
そう思う人は多いですが、正直、中古の一眼レフも長期的に使えます。
その根拠をお話ししますね。
写真家を目指して中古一眼レフを購入
僕は現在、京都の拠点に写真家をしています。
2019年に本格的に写真家を目指し、中古一眼レフだけで、現在は京都から東京まで写真家の活動を広げることができました。
もし、新機種を購入する費用を貯めるまで購入するのを待っていたら、ここまで活動を広げることはできなかったでしょう。
写真家の活動については、下記のサイトをご覧ください。
もともと僕は、10年以上前に趣味で『Canon40D』と『50mm単焦点レンズ』で風景写真を撮っていました。
『40D』はアマチュア機種のランクで、当時は新品で約10万円で購入しました。
アマチュアというと聞こえは悪いですが、それなりに綺麗な画質で撮ることはできます。
ただ仕事で使うとなると、少し厳しい機種になります。
例えば、「どんなカメラを使っているの?」と聞かれて「40D」と答えると、まず仕事はこないでしょう。
40Dは趣味で使う機種としてのイメージが強いようです。
本格的にプロの写真家として仕事を受けるなら40Dだけでは難しいと判断し、思いきって中古の一眼レフの本体2台とレンズ1台を購入することにしました。
購入した機種は、Canonの『7D』と『7D MarkⅡ』。
レンズは、Canon の『15-85mm標準レンズ』。


この機種にした一番の理由は、仕事に使えて連写機能が優れていて予算内だったからです。
僕からすれば、この機種は掘り出し物でした。
Canon 7Dは古い機種ですが、今でも使っている人は多く、ハイアマチュアクラスの一眼レフと言われています。
運良くCanon 7Dと15-85mm標準レンズがセットになった、レンズキットが出品されていたので、思ったより安く購入することができました。

新品を購入するとボディだけでも13万円、レンズとセットで購入すると16〜20万円はする一眼レフ。
だけど、カメラのキタムラ ネットショップ
の中古だと、約5万円ほどで購入することができました(価格は常に変動します)。
こうしてカメラのキタムラで購入した中古の一眼レフですが、今でも故障することなく撮影することができているし、見た目もキレイで使用感をまったく感じません。
さらにその後、連写機能が優れている、Canon『7D MarkⅡ』のボディーを、約6万円で購入。

7Dのレンズキットと合わせると、全部で11万。
なかなか良い買い物ができ、2台とも現在も仕事で使用していますが、頑張って稼働してくれています。
それを考えると、中古でも十分に仕事で使用できる一眼レフと言えるでしょう。
ポートレートに人気『85mm単焦点レンズ』
2019年から写真撮影の勉強をして、2022年から人物撮影が多くなった僕の撮影。
次にポートレート撮影に向いている、Canon EF 85mm単焦点レンズをマップカメラという中古サイトで購入しました。

85mm単焦点レンズの魅力については、僕が運営する写真家公式サイト(COA)で詳しく話しているので、そちらをご覧ください。
85mm単焦点レンズは、とにかく背景のぼかしが柔らかく、女性の好きな「玉ボケ」が表現できるので、ポートレート界隈では人気のレンズです。
広角望遠自由度が上がる『18-200mmズームレンズ』
さらに撮影の幅を広げるために、人物撮影、風景撮影、建物撮影とどんな撮影にも対応できる、SIGMA『18-200mmズームレンズ』を、約1万円で購入。

SIGMA『18-200mmズームレンズ』についても、僕の写真家公式サイトで話しています。
こうして、あらゆる撮影に対応するための準備がそろいました。
このように、中古でも十分に使える一眼レフがあります。
では、どこで中古の一眼レフを買うのがオススメなのかと言うと、僕が利用している中古サイト2つを共有しておきます。
おすすめの一眼レフ中古販売サイト
僕が中古の一眼レフを購入する時に利用しているサイトは、次の2つ。
どちらも有名なカメラ販売サイトなので、安心して一眼レフの中古を購入することができます。
カメラのキタムラ
Link▶︎カメラのキタムラ ネットショップ ![]()
カメラのキタムラネットショップは、写真用品の販売や撮影サービスをしている「株式会社キタムラ」が運営しているネットショップ。
子供の記念撮影が有名なスタジオマリオも、株式会社キタムラが運営する撮影スタジオです。
そんな株式会社キタムラネットショップには、新品販売・中古販売買取・修理の相談などが、購入や買取ができます。
全国に店舗もあって、何度か行ったことがありますがスタッフの対応もとても良く、お客さんに寄り添って考えてくれる印象があります。
中には相談しても「はい、そうですね」の一言返事しかしないスタッフもいますが、対応が悪いのではなく、必要なことだけを応える性格のようなので、僕は気にしてません。
カメラのキタムラに修理を出したこともありますが、納得のできる対応をしてもらえました。
詳しくは下記で感想を書いています。
Map Camera

引用 : マップカメラHP
Map Camera(マップカメラ)は、「シュッピン株式会社」が運営するカメラ通販サイト。
プロフォトグラファーがよく利用しているイメージがあります。
マップカメラも、カメラのキタムラのように一眼レフの中古販売をしています。
欲しいレンズがあった場合は、カメラのキタムラと比較してマップカメラの方が状態が良く安めの場合に購入することがあります。
現在、使用している「Canon 85mm単焦点レンズ」は、マップカメラで購入したレンズです。

この2つのサイトはフォトグラファーや写真に詳しい人ではなくても、名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
中堅クラスの一眼レフカメラでも、思っているより安く購入することができますが、まずは、気になる一眼レフの『商品ランク』と『スタッフのコメント』をじっくり読んで、長期的に使えそうな一眼レフかを見極めること。
ちなみに、ハードオフも一眼レフの中古が販売されていますが、後々のメンテナンスのことを考えると、カメラ専門のショップで購入する方がいいでしょう。
そこで僕が、中古の一眼レフやレンズを購入するときに、参考にした部分をお伝えします。
良品を見分けるポイント
たとえば、カメラのキタムラ ネットショップ
の場合、中古一眼レフの商品ランクを『AB』や『B』といったように英語で表記されています。
さらにその機種について、カメラに詳しい専門スタッフのコメントも書かれています。
「ファインダー内にホコリあり」「外観に傷あり」「レンズ内にホコリあり」など
カメラに詳しい専門スタッフが、入念に中古商品の外観や動作をチェックして、気になるポイントをわかりやすく書いてくれています。
とくに、
「ファインダー内にホコリあり」「レンズ内にホコリあり」
と書かれてある一眼レフやレンズは避けたいところ。
ただ「撮影に支障がない程度」と付け加えられていた場合は、購入対象と考えます。
もちろん、コメント欄に書かれている内容は全て正確なのかはわかりません。
その場合は、『店舗確認』を利用します。
カメラのキタムラのサイトに出品されている中古の機種は、2点までなら店舗で確認することができます。
実際に手にとって確認することができるので、思ったより傷が気になる場合は、無料でキャンセルもできます。
中古と言っても数万円はするので、「買って損した」「思ったよりホコリが気になる」とならないように、事前にカメラやレンズの状態を確認した上で購入するようにしています。
一眼レフの商品ランクの目安

先ほど、中古の一眼レフを購入する際は「商品ランクを参考にしよう」と話しました。
だけど、ここで落とし穴もあります。
商品ランクが高いからといって、質の良い一眼レフとは限りません。
カメラのキタムラで説明すると、カメラのキタムラは全国に店舗があります。
買取りをしたカメラを検査するスタッフの見方によってランクの付け方も違ってきます。
もちろん、基本的な目安は統一されていますが、実際に「ABランク」の一眼レフより「Bランク」の一眼レフの方が良かったケースもあります。
僕が経験したパターン
僕は、中古一眼レフの本体の購入を考えていました。
その時に探していたサイトはカメラのキタムラ ネットショップ
。
購入した一眼レフは、先ほど「カメラのキタムラで購入した」と紹介した、Canon 7D MarkⅡです。

先ほども少し触れたように、7D MarkⅡは連写機能が優れています。そしてカメラのキタムラのサイトで探していると、気になる7D MrakⅡが2つありました。
一方は「ABランク」、もう一方は「Bランク」。
「ABランク」と「Bランク」とでは、金額差が約5,000円ほどありましたが、正直、画面で見てもその違いが全くわかりません。
そこで、検査したスタッフのコメントを参考にすることにしました。
「ABランク」のコメントを見ると、
【ABランクの7D MarkⅡ】
ファインダー内に小さなホコリがありますが、撮影には支障はありません
と記載されていました。
一方の、「Bランク」のコメントを見てみると、
【Bランクの7D MarkⅡ】
外観に小さなすり傷あり、底部分に少量のテカリあり、バッテリーの劣化あり
と記載されていました。
僕の中で「ABランク」のファインダー内のホコリはとても気になるところ。
「撮影に支障はない程度」と書かれていても、写真家として、どうしてもホコリは気になります。
そういった理由から、外観に擦り傷がある「Bランク」の一眼レフを購入しました。
後日、届いた「Bランク」の7D MarkⅡを見てみると、底のテカリも全然気にならない程度で何の問題もない。
さらに、外観の小さな傷も目立たず見た目は新品に近かったんです。
そんなこともあって、「Bランク」の7D MarkⅡを購入して良かったと思えました。
店舗でも確認ができる
オンラインショップで気になるのが「実際に商品を見ることはできないの?」と言うこと。
いくら商品ランクが良くても、数万円する商品を購入するのは慎重になってしまうのは当然のこと。
正直、商品を間近で見て購入するかを決めたいですよね。
カメラのキタムラ ネットショップ
では、気になる一眼レフやレンズがあれば、近くの店舗に取り寄せて、直接触って確認する事ができます。
もちろん条件はあります。
実際に確認できる商品は2点まで、店舗内での確認のみという決まりがありますが、2点も確認できたら十分です。
店舗内で確認した上で気に入った場合はそのまま購入できるし、思ったのと違う場合はキャンセルもできます。
それができることを知った僕は、次に購入する中古レンズを、近所のカメラのキタムラの店舗に発送してもらいました。
実際に店舗内で確認して納得できたので、そのまま購入することを決めました。
店舗で試し撮りができる
店舗で確認する際には、試し撮りをすることもできます。
一眼レフの本体を確認する場合はレンズを、レンズを確認する場合は一眼レフの本体を持っていくことを忘れないでください。
落としたり傷をつけてしまった場合は、強制的に買取になるので、購入前は慎重に扱いましょう。
購入前にレンタルサービスで試す方法もある
一眼レフは高額で、購入するのにはそれなりにお金が必要になります。
いくら中古だからといっても、数千円で購入できるものなんてありません。
仮に数千円の中古の一眼レフがあったとすれば、それはいわゆるジャンク品で、撮影に使えるものではありません。
「だけど数万円でも自分にとっては高額なので慎重に決めたい」と思うかもしれません。
ただ、今の時代はそんな要望に応えてくれるサービスがあります。それが、一眼レフのレンタルサービスです。

一眼レフのレンタルサービスの魅力は、いろいろな機種を試すことができる、所有する手間がかからない、月額プランもあるのでプロ機種を試すことができるので、いまとても利用者が増えています。
月額3,000円〜利用できるレンタルサービスが多いので、もしかすると中古よりも魅力を感じれるかもしれません。
下記の記事では、一眼レフをレンタルするメリットや、僕が実際に利用した感想について詳しく解説しているので、そちらも読んでみてください。
一眼レフの種類

では一眼レフの購入を決めた場合、どの一眼レフを購入すれば良いのか。
一眼レフの中でもそれぞれランクがあるので、予算や目的に合わせて購入するといいでしょう。
Canon EOSエントリーモデル『Kissシリーズ』
Canon Kissシリーズは、中古でなくてもそこまで値段は高くなので、購入しやすい一眼レフとして人気です。
一眼レフの初心者や趣味で一眼レフを始める人には、軽くて使いやすい機種。
見た目も女性が好きそうなデザイン。
小型で軽く、持ちやすのが特徴。
友達と旅行に行く時も、Canon Kissシリーズなら手軽に持ち運びができて操作も簡単です。
Canon EOSハイアマチュアモデル

Canon EOSシリーズの中でも「ハイアマチュアクラスモデル」と「ミドルクラスモデル」は、写真家やフォトグラファーがよく使う一眼レフ。
価格もそれなりに高額で初心者には扱いが少し難しく感じるかもしれません。
重さもCanon Kissシリーズに比べると重くなります。
一眼レフを扱うには、ある程度の知識も必要になります。
- 絞り
- シャッタースピード
- ISO感度
- ホワイトバランス
などを組み合わせて、自分がイメージした写真を撮影します。
一眼レフの基礎知識について書いた記事もあるので、興味があれば読んでみてください。
ある程度一眼レフが扱えるようになれば、写真のクオリティーも「グンッ」と上がるので、フォトグラファーや芸術写真家になる道も開ます。
ミラーレスカメラ
最近では「ミラーレスカメラ」という言葉もよく聞くようになったので、ここで紹介しておきます。
今までの一眼レフはカメラのボディーの中にある鏡に、レンズに入ってくる景色を反射させることで、ファインダーからその景色を見ることができる仕組みだでした。
一方「ミラーレスカメラ」は、ボディーの中の鏡がない代わりに、レンズに入ってくる景色を映像に変えて、ファインダーや液晶に映し出す仕組みになります。
ただミラーレスカメラは、価格も高くボーディーに対してレンズが重いのがデメリット。
ミラーレスカメラを持ったときに、バランスを取りにくいと感じる人も多いようです。
以上のことをを踏まえると、初心者はCanon Kissシリーズが「安め」「軽め」「操作が簡単」という点でオススメです。
フォトグラファーや写真家を目指している人には、「ハイスペック」「レンズの種類が豊富」「画質のクオリティーが高い」点でハイアマチュアモデルがおすすめです。
今後はミラーレスカメラが主流になるとも言われているので、僕もゆくゆくはミラーレスカメラを検討しようと思います。
一眼レフってやっぱり良いの?

スマホで友達やSNSに投稿するための映え写真もたくさん撮影して、最近の人たちはカメラの撮影に慣れてきています。
今のスマホはカメラ機能も進化して、映え写真を撮影する事も加工アプリをで簡単にレタッチすることもできます。
この先「一眼レフを持つ人がどんどん減っていくんじゃないか」と心配になってしまいます。
だけど、いくらスマホのカメラ機能が進化したからと言っても、やっぱり一眼レフにはまだ勝てない部分があるんです。
レンズの種類が豊富、レンズフィルターの種類、背景のぼかし具合を調整できる、明るさを調整、ズームにしても荒くならないなど。
そう考えると、スマホと一眼レフの違いには大きな差があります。
一眼レフはレンズの種類の多さが自慢
確かにスマホのカメラ機能の画質は、一眼レフカメラと比べてもそこまでの差がなくなってきました。
スマホの機種によっては、一眼レフより良く見えることもあります。
SNSに投稿することをメインに考えると、スマホと一眼レフの画質の差を感じないでしょう。
ただ、レンズの種類は一眼レフの方が多いし、圧倒的に画質も良くピント合わせの性能も高いです。
いくらスマホが進化したと言っても、撮影するときのポーズは一眼レフカメラの方がプロっぽくてカリスマ性を感じるのは僕だけでしょうか。


さらに一眼レフは、レンズの種類を使い分ける事で、プロのような写真を撮影することができます。
例えば、広角レンズを使って壮大な風景を撮影したり、単焦点と呼ばれるレンズで背景をおしゃれにぼかして人物を際立たせたり。
よく言われる「エモい写真」を撮る場合、一眼レフの方が心を動かされる写真が撮れます。
その他のレンズでは、魚眼と呼ばれるレンズを使えば、玄関の扉についているスコープで見たような、歪んだ写真が撮影できたり。
スマホに比べると、写真の幅が広がるレンズがたくさんあります。
レンズフィルターを使っておしゃれな写真も撮れる

レンズフィルターを効果的に使えるのも、一眼レフだから味わえること。
レンズフィルターとは、レンズの先端に取り付けることで写真に効果を与えるフィルターのこと。
レンズフィルターにも色々種類かあるので、少しだけ紹介しておきます。
保護フィルター

名前の通り、一眼レフのレンズをホコリや傷から保護する役割のあるレンズフィルター。
PLフィルター

PLフィルターとは、風景写真を撮影する時に被写体に反射する光をコントロールするレンズフィルター。
NDフィルター

レンズに入る光の量を減らすことができるレンズフィルターで、シャッタースピードを遅くした時に「明るすぎる」と言った悩みを解決してくれます。
例えると、サングラスをかけて肉眼で風景を見たように、不思議で綺麗な写真を撮影することができます。
最後に
今回は、中古の一眼レフが使えるのかについて話してきましたが、納得してもらえたでしょうか?
たとえ仕事じゃなくても、家族の写真を残したいとき、結婚式でスナップ写真を撮りたいときなど。
スマホとは違ったドラマチックなワンシーンを、一眼レフなら自然に撮ることができますよ。
さらにAI生成ツールやPhotoshopを使えば、さらに芸術的な作品をつくることだってできます。
今の時代は、芸術性のある写真作品を日常に取り入れる人も増えています。



