個人で活動を続けていると、お金が回る仕組みが必要だという意味がわかる時がきます。
芸術やクリエイティブな仕事をしていると、「作ること」に全力を注ぎたくなるんですけど、フリーで活動していくためには、やっぱり『お金』が大切なんですよね。
例えば、作品が売れても入金が遅かったり、決済方法が限られていたりすると、活動を続けるのが難しくなってしまうんです。
この記事では、“作品を届ける→お金が入る→次の制作につながる”というサイクルをつくるために、僕も実践している『5つのステップ』についてお話ししようと思います。
目次
はじめに
この記事にたどり着いたあなたは、とてもラッキーかもしれません。
というのも、これからお伝えする内容は有料で提供されてもおかしくないレベルのもの。そして、検索しても見つかりません。
つまり、本気で悩み、考え続けてきた人だけがたどり着ける場所なんです。
この仕組みを知ることで、「作品をつくること」と「生活の安定」をつなぐヒントが見えてくるはずです。
ただし、読むだけでは何も変わりません。一歩でもいいので、何かを行動に移してみてください。
行動こそが、今の悩みから抜け出すための唯一の手段です。
では、はじめていきましょう。
集客:まず『自分』を知ってもらう
どんなに自分が「良い作品ができた」と思っても、誰にも知られていなければ、その作品は認知されないものです。
だから僕はまず、自分の活動や作品を「知ってもらう」ことから始めました。
多少の時間はかかりますが、確実に認知してもらうことができます。
SNS(InstagramやXなど)で日々の制作風景を投稿したり、展示会に参加して直接見てもらったり。
ポートフォリオサイトやブログを持つのもいいでしょう。
僕の場合は、ブログ、サイト、ポートフォリオ、コラムサイト、LINEで、それが僕らしい世界観をアピールできる方法でした。
大切なのは、自分がどんな想いで何をつくっている人なのかを伝えること。
SNSを使って、無理に拡散やバズを狙うと、かえって離れてしまいます。
だから僕は、SNSはその時の気分で投稿する程度にして、ブログをメインに書き続けてきました。
それが、自分に興味を持ってくれる“濃いファン”を増やすための入り口になります。
まだ、ブログやサイトを持っていない場合は、こちらの記事を参考にするといいでしょう。
販売導線:オンラインストアを持つ
次に「この作品は素敵だな」と思ってもらったとしても、その作品を買える場所がなければ収益にはつながりません。
僕も以前、SNSでフォロワーが増えればそれに比例して購入してもらえるようになると思っていました。
ところが、SNSでの売り込みは逆効果でした。なぜかというと、SNSはユーザーとユーザーが交流することを目的とした場所だからです。
せっかく楽しく絡んでいるのに、売り込み投稿やDMが届いたら冷めてしまいますよね。
SNSは物を売る場所ではなく、リアルなつながりを作る目的で使うことで、作品に興味をもってもらえることを知りました。
では、どこに販売導線を作るのか。それは『オンラインストア』です。
オンラインストアの魅力は、24時間365日お店を開けているのと同じこと。
オンラインストアを持てば、ファンがいつでも作品を見ることができるので、朝にスマホを見る人でも夜に活動する人にも作品をアピールすることができます。(ただし、ターゲットを絞ることは大切です)
世の中には、BASEやSTORESなど、無料で始められるネットショップサービスがたくさんあります。
イラスト、写真、雑貨、デジタルデータ、受注制作など、あなたの活動に合った形で展開できます。
販売ページがあることで、作品への信頼感もアップします。
どんなに小さくても、「自分のギャラリー」があるという安心感は、クリエイターとしての自信にもつながります。
僕はこれまでに、いろいろなサービスを使ってきました。そして、ようやく自分に合うサービスを見つけました。
それが『Squareオンラインストア』です。
Squareといえば、キャッシュレス決済をメインに提供しているサービスですが、無料でオンラインストアが開設できて、活用する価値はあります。
決済の仕組み:Squareを導入しよう
そして決済方法も、今の時代に合わすことが必要で、今の時代、オンラインではカード決済が主流となっています。
対面販売やイベントでは、現金以外の手段があるかどうかで売上も大きく変わります。
そこでおすすめなのが、先ほど少し話した『Square(スクエア)』の決済サービスです。
Squareは、スマホと小型リーダーを使って、簡単にクレジットカード決済を導入できるツール。
イベント出展時やワークショップでの即売にも便利で、決済手数料も明確。
さらに、オンライン請求書や支払いリンクの発行もできるため、仮に、SNSで注文を受けても、Squareで請求することができます。
Squareのオンラインストアと決済サービスを導入したことで、仕組みをより効率よく回せるようになりました。
入金サイクルを安定させる
Squareの良いところは、売上が比較的早く振り込まれること。
例えば、平日の決済なら翌営業日には入金されることもあるので、フリーで活動する人にとっては、非常に嬉しいサービスです。
また、定期的に販売イベントを企画したり、受注制作のスケジュールを調整したりして、「収益の波」をできるだけ滑らかにすることも可能です。
お金の流れが見えることで、精神的なゆとりが生まれ、制作に集中しやすくなります。
Squareについて、詳しく下記でまとめているので、ぜひ読んでください。
アフターフォローで信頼を育てる
一度作品を購入してくれた人との関係は、終わりではなく、そこからが「始まり」です。
購入後にメッセージを送ったり、手書きの一言を添えたりするだけで、「またこの人から買いたい」と思ってもらえることがあります。
SNSでお礼の投稿をしたり、展示の案内をDMで送ったりすると喜ばれます。
こうしたアフターフォローが、リピーターや紹介につながる信頼関係を育てていくんですね。
今の時代でも、メルマガを活用する人もいるし、僕のようにLINEを活用する人も増えています。
僕のLINE活用法は、雨の写真にまつわるストーリーを届けること。
雨の日に感じる静かな余韻をテーマにしたコラム記事。
興味があれば、一度、下記のサイトをのぞいてみてください。
そこで、LINE追加メンバーと静かな交流を続けています。
おわりに:収益の仕組みは、理想の制作生活の土台
「好きなことを仕事にする」というと、夢物語のように思われることが多いです。
だけど、小さな“仕組み”をひとつずつ育てていけば、現実的に収益を得ながら、自分らしい創作活動を続けることができるんです。
そこにたどり着くまでに、失敗をすることもありましたが、その失敗があるからこそ、改善する力とスキルにつながります。
まずは、自分の活動に合った形で、今回紹介した流れの中から1つを始めてみてください。
特に、Squareの導入はすぐにできるステップで、“仕組みの軸”になります。
収益の流れが回り始めれば、そこから理想的な芸術生活の第一歩が始まります。
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