「僕にはこんな感じに見える」
「絵が飛びだして見える」
人によって見え方が違ったり、見えないものがだんだん見えてきたり。
そんな人の目の錯覚を利用した不思議で楽しいアート、それが『だまし絵(トリックアート)』というもの。
だまし絵の代表作といえば、錯覚と数学的構造を融合させた『マウリッツ・エッシャー』の作品ではないでしょうか。
今回は、人の目の錯覚を利用した「だまし絵」を体感できる施設を紹介したいと思います。
実際に僕は和歌山のトリックアートを体感してきましたが、本当に不思議で楽しい時間を過ごせました。
今では家族や恋人と行く人も増えていて、「今年の旅行はどこに行こうか?」と悩んだ時は、非現実的な世界が体感できる「だまし絵の旅」もオススメ。
6つの「だまし絵」を紹介
ではまず、人の目の錯覚を利用した有名な「だまし絵」を、6点紹介します。
もしかすると、
「この絵どこかで見たことがある」
と言う作品が出てくるかもしれないので、楽しんで見てください。
だまし絵①「上から?下から?」
だまし絵の代表作といえば、『マウリッツ・エッシャー』が描いた作品ではないでしょうか。

引用 : https://www.wikiart.org/en/m-c-escher/waterfall
この「だまし絵」の不思議なところは、水の流れ方とその建物の構造です。
水の流れが自然に思えますが、よく見ると違和感がありませんか?
作品の中に描かれている滝は、上から下に流れています。
だけど、溝(みぞ)の流れは、下から上に流れています。
この作品を描いた『エッシャー』は、人の目の錯覚を利用して不思議な空間を描くのが得意だったようです。
実際にこのような建物があるなら、僕は行ってみたい。
だまし絵②「老婆と貴婦人」
こちらのだまし絵も有名な作品です。
美術の教科書で見たことがあるはずです。

引用 : http://trickart.seesaa.net/article/288420156.html
このだまし絵は、1枚の絵の中に2人の女性が描かれています。
1人は、帽子を被って遠くを見ている若い女性。
もう1人は、シワだらけの老婆(魔女)の横顔。
このだまし絵には、いろいろなタイトルがあります。
・若い女性と老婆
・娘と老婆
見る人によって作品の見え方が違うように、タイトル自体もだまし絵の特徴なのかもしれません。
だまし絵③「何かが隠れている不思議な風景画」
次のこの作品、目を凝らして風景をよく見てください。

ただの風景画に見えるこの絵には、人物が描かれています。
「岩に座っている人?」
「ヨットに乗っている人?」
そんなわかりやすい場所ではありません。
もっと全体を見ると、だんだん人の顔が浮かんできませんか?
これでも「どこ?」って思ったあなた。
次のように意識して見てください。
・鳥の群れが女性の目元に見える
・岩の形が女性の輪郭に見える
1つのポイントだけを見るのではなく、少し引いて作品全体を見るとその姿が見えてきます。
物事も同じで、目の前だけを見ているとアイデアは浮かびません。
少し引いて全体を見ると、面白いアイデアが浮かんできます。
この絵は、人生の教訓のようなものかもしれません。
だまし絵④「おじさんは何人いる?」
こちらの作品も、有名なだまし絵です。
もしかすると、あなたも知っているかも。

引用 : http://gazou.genin.jp/damasi/013.htm
馬に乗って槍を持っている兵士と、風車が描かれている作品。
ところがよく見ると、その中に何人ものおじさんが描かれていませんか?
いちばん最初に気づくのが、バストアップ(胸から上)の老人の姿。
風車が髪の毛で、2人の騎士の顔の部分が老人の眉毛、2人の騎士の首の部分が老人の目。
この作品も人の目の錯覚を利用した、有名で面白いだまし絵です。
だまし絵⑤「不思議な部屋」
次は、とても不思議な空間が描かれた作品。

引用 : http://gazou.genin.jp/damasi/002.htm
この絵のように「重力を無視した建物を実際につくれるのではないか」と思ってしまうほど違和感なく、不思議な空間が描かれています。
この絵の不思議なところは、方向という概念をなくしているにも関わらず、まったく違和感を感じさせないところ。
もちろん地球には重力というものがあるので、実際にこの建物がつくれたとしても、そこを歩くことはできませんが。
もし、この絵のような空間が実現できるなら、僕はすぐに体験しに行くでしょう。
僕は小学生の頃から『不思議』とか『宇宙の謎』が好きで、今でも『宇宙の端』について妄想することがあります。
永久に解き明かされることがない『謎』というものに、とても魅力を感じます。
だまし絵⑥「よく見ると不思議な柱」
次も、建物の構造を無視した、だまし絵。

引用 : http://gazou.genin.jp/damasi/001.htm
簡素に見えて、それぞれの階が違う方を向いている不思議な建造物。
とくに柱を見ると、奥の柱か手前の柱かわからなくなって、思考がおかしくなりそうなだまし絵。
この作品を描いた画家は『マウリッツ・エッシャー』。
「だまし絵①」の項目で紹介した作品のように、不思議な空間を数学的につくりだすのが得意だったようです。
そんなだまし絵をいつか作って見たいと思っていました。
デジタルアートに関わることで、その夢が叶いました。
別の記事で、デジタルアートで作成しただまし絵を公開しています。
だまし絵(トリックアート)を体感できる3つの施設
では、人の目の錯覚を利用した不思議で面白い『だまし絵』。
日本にはそれが体感できる施設が、3箇所あります。
僕も実際に行った場所もあり、知人から「面白いからオススメ」と言われた場所もあります。
ぜひ、“だまし絵の旅”の参考にしてください。
和歌山県『白浜エネルギーランド』
関西で『だまし絵(トリックアート)』を体感できる施設といえば、和歌山の白浜エネルギーランドが有名です。

引用元 : 『白浜エネルギーランド』より
僕も実際に行きましたが、印象に残っているのは、真っすぐに歩けない不思議な空間です。
ぜひ、体感してみてください。
白浜エネルギーランドの館内には、
- 驚き映像エリア
- 不思議な森エリア
- 体感迷宮エリア
の3つのエリアがあります。
人の目の錯覚や感覚を操るミステリアスな空間。みんなで楽しめるトリックアートハウスもあるので、子供も大人も一緒に楽しむことができます。
- 大人(高校生以上)・ ・・2,400円
- シニア(60歳以上)・・ 2,000円
- 小中学生・・・・・・・ ・1,500円
- 幼児(3歳以上)・・・・・ 600円
- 障害者割引 : 基本料金の半額
(20名様以上)
- 大人(高校生以上)・ ・・2,250円
- シニア(60歳以上)・・ 1,850円
- 小中学生・・・・・・・ ・1,350円
- 幼児(3歳以上)・・・・・ 450円
- 障害者割引 : 基本料金の半額
※上記は2025年10月以降の情報です。
日本初上陸、体感型アトラクション
その他に、2022年6月18日にオープンした、関西初上陸の『4D+VR』の体感アトラクションがあります。
映画館でも人気がある、4Dモーションシートに座ってVRゴーグルを装着することで、360度の大迫力の世界が体感できるようです。
僕はまだ『4D+VR』のアトラクションを体感していませんが、いつか行ってみたいと思います。
- 場 所 / 売店奥イベントスペース
- 仕 様 / 4Dモーションシート8台、VRゴーグル Pico G2 4K
- 料 金 / 1タイトル1プレイ 500円
※上記は2025年7月時点の情報です。
静岡県『熱海トリックアート迷宮感』
静岡県熱海には、自分自身がトリックアート作品の中に入って、写真撮影ができる施設があります。

引用元 : 『熱海トリックアート迷宮館』より
トリックアートを体感すると、感覚がどんどんおかしくなってきます。
そんな不思議な感覚を楽しめるのも、熱海トリックアート迷宮館の面白いところではないでしょうか。
- 大人・・・・ 1,200円
- 小中学生・・・650円
- 3〜6歳・・・500円
- 大人・・・・ ・550円
- 小中学生・・ ・300円
- 3〜6歳・・・ 250円
※上記は2025年7月時点の情報です。
栃木『那須とりっくあーとぴあ』
栃木県にある『那須とりっくあーとぴあ』も有名で、トリックアートが体感できる施設です。
日本最大級とも言われている、トリックアートが体感できる『那須とりっくあーとぴあ』。
屋内型のテーマパークになっていて、そこへ入ると本当に不思議な世界に訪れた感覚になってしまうようです。
ここでも人の錯覚を利用したいろいろな仕掛けがあって、楽しむことができると話題。
2022年3月19日には、トリックアートの館がリニューアルオープンしたとのこと。
大人が子供のころの気持ちに帰れて、久しぶりに会う人や家族との会話を楽しむための空間があります。
今の時代だからこそ、そんな大切にしたい空間をトリックアートを通して楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 大人(高校生以上)・・・・・・ 1,500円
- 4歳〜中学生・・・ 900円
- 3歳以下・・・無料
※上記は2026年5月時点の情報です。
だまし絵の世界を“体験する”という選択
ここまで紹介してきた「だまし絵」は、ただ見るだけでも楽しめます。
でも本当の魅力は、実際にその空間に入り込むことで、より強く感じることができます。
写真では不思議に見えた空間も、実際に体験してみると感覚がズレて、思わず笑ってしまうような瞬間が生まれる。
その違和感や驚きこそが、だまし絵の本質なのかもしれません。
もし「行ってみたい」と思ったなら、次に考えるのは移動手段やカメラの準備です。
特にトリックアートのような体験型施設では、写真として残すことで楽しさが何倍にも広がります。
とはいえ、普段使っていない機材を持っていくのはハードルが高いですよね。
そんな時に便利なのが、旅行や撮影に合わせて必要な機材だけを使える「カメラレンタルサービス」です。
高性能なカメラやレンズを気軽に試すことができるので、普段とは違う視点でだまし絵を楽しむことができます。
「せっかくなら、ちょっといい写真を残したい」
そんな人は、こちらの記事も参考にしてみてください。


