【面白いだまし絵の世界】有名な『だまし絵』と体感できる施設を紹介

気になる話

「僕にはこんな感じに見える」
「絵が飛びだして見える」

人によって見え方が違ったり、見えないものがだんだん見えてきたり。

そんな、人の目の錯覚を利用した不思議で楽しいアート、それが『だまし絵(トリックアート)』です。

今回は、人の目の錯覚を利用した「だまし絵」を体感できる施設を紹介したいと思います。

今では家族や恋人と行く人も増えていて、「今年の旅行はどこに行こうか?」と悩んだ時は、非現実的な世界が体感できる「だまし絵の旅」もオススメ。

注目記事家族でお出かけをするなら、短期間で利用できる一眼レフのレンタルサービスがオススメ。

目の錯覚を利用した「だまし絵」

だまし絵は、人の目の錯覚を利用して立体に見えたり角度によって違ったモノに見えたりする、不思議な絵。

日本でも「だまし絵」が体感できる施設があり、絵の中に入って不思議な写真を撮るこができるので、人気がどんどん上昇しています。

他にも、部屋の中を真っ直ぐに歩けなかったり、なぜか階段を登ることができない不思議なコーナーを設けている施設もあり、TikTok(ティックトック)でも、だまし絵の楽しさを投稿している人も多いんです。

下記のTikTokのアカウントの投稿を見ると、だまし絵やトリックアートの楽しさがイメージできるでしょう。

@kubo_tabi 行ってみたい人は「謎スポットで遊びたい!」ってコメントしてね🙌こちらは和歌山県にある「白浜エネルギーランド」です🎡#おすすめスポット #歌山 #ートスポット ♬ エジソン (version 1) – 水曜日のカンパネラ

上記の場所は、後ほど紹介する『白浜エネルギーランド』。

『白浜エネルギーランド』は、僕も実際に何度か行ったことがありますが、本当に不思議で楽しかったです。

僕は以前『デジタル画家』として活動をしていたことがあって、だまし絵のようなデジタルアートを作ったことがあり、その作品がこちらです。

僕が制作しただまし絵的なデジタルアート1

180°回転させると見え方が変わる、だまし絵のようなデジタルアート。

僕が制作しただまし絵的なデジタルアート2

さらに次の作品は、シルエットで向き合う2人の顔ですが、ずっと見ていると、中央に花瓶のような形が見えてきませんか?

シルエットで向き合う人と花瓶のだまし絵的なデジタルアート

ちなみに僕の『デジタルアート』は、Adobe社が販売している画像編集アプリ『Photoshop』でつくるアートです。

最近では、子どもにイラストを習わせる家族が増えており、芸術に触れることで発想力を上げたり、お金の管理について学べるオンライン教室もあります。

https://artryo.com/digitalart/wp-content/uploads/2023/04/artryo-hukidashi01.jpg
運営者リョウ

下記ではオンラインイラスト教室について書いているので、そちらもぜひ読んでみてください。

6つの「だまし絵」を紹介

それでは、人の目の錯覚を利用した有名な「だまし絵」を6作品ほど紹介しようと思います。

もしかすると、「この絵どこかで見たことがある!」と言う作品が出てくるかもしれないので、楽しんで見てください。

だまし絵①「上から?下から?」

だまし絵の代表作といえば、『マウリッツ・エッシャー』が描いた作品ではないでしょうか。


引用 : https://www.wikiart.org/en/m-c-escher/waterfall

この「だまし絵」の不思議なところは、水の流れ方とその建物の構造です。

水の流れを見ると、自然のように見えて、なんとなく違和感を感じませんか?

作品の中に描かれている滝は下に水が流れている、溝(みぞ)の流れは下から上に流れています。

この作品を描いた『エッシャー』は、人の目の錯覚を利用して不思議な空間を描くのが得意だったようです。

実際にこのような建物があるなら、ぜひ行ってみたいですね。

だまし絵②「老婆と貴婦人」

こちらのだまし絵も有名な作品で、美術の教科書で見たことがあるはずです。


引用 : http://trickart.seesaa.net/article/288420156.html

このだまし絵は、1枚の絵の中に2人の女性が描かれています。

1人は、帽子を被って遠くを見ている若い女性。

もう1人は、シワだらけの老婆(魔女)の横顔。

このだまし絵は下記ように、いろいろなタイトルがつけられています。

・老婆と貴婦人
・若い女性と老婆
・娘と老婆

見る人によって作品の中の人物の見え方が違うようで、タイトル自体もだまし絵の特徴と言えるのではないでしょうか。

だまし絵③「何かが隠れている不思議な風景画」

この作品の中に描かれている風景を、目を凝らしてよく見てください。

ただの風景画に見えますが、この絵の中には人物が描かれています

「岩に座っている人?」
「ヨットに乗っている人?」

いえいえそこではなく、もっと全体を見ると、だんだん人の顔が浮かんできませんか?

えっ、まだ見えない!?

では、次のように意識して見てください。

・雲が女性の髪の毛に見える
・鳥の群れが女性の目元に見える
・岩の形が女性の輪郭に見える

1つのポイントだけを見るのではなく、少し引いて作品全体を見るとその姿が見えてきます。

物事も同じで、目の前だけを見ているとアイデアが浮かばないけど、少し引いて全体を見ると面白いアイデアが浮かんでくる。まるで、人生の教訓のようなだまし絵ですね。

だまし絵④「おじさんは何人いる?」

こちらの作品も有名なだまし絵で、あなたも知っているかもしれません。


引用 : http://gazou.genin.jp/damasi/013.htm

馬に乗って槍を持っている兵士と、風車が描かれている作品。

だけどよく見ると、その中に何人ものおじさんが描かれています。

いちばん最初に気づくのが、バストアップ(胸から上)の老人の姿。

風車が髪の毛で、2人の騎士の顔の部分が老人の眉毛、2人の騎士の首の部分が老人の目。

見えてきましたか?

この作品も人の目の錯覚を利用した、有名で面白いだまし絵です。

だまし絵⑤「不思議な部屋」

次は、とても不思議な空間が描かれたこちらの作品。


引用 : http://gazou.genin.jp/damasi/002.htm

この絵のように「重力を無視した建物を実際につくれるのではないか」と思ってしまうほど違和感なく、不思議な空間が描かれています。

この絵の不思議なところは、方向という概念をなくしているにも関わらず、違和感を感じないところ。

もちろん地球には重力というものがあるので、実際にこの建物がつくれたとしても、そこを歩くことはできません。

もし、この絵のような空間が実現できるなら僕はすごく行ってみたいです。

僕は小学生の頃から『不思議』とか『宇宙の謎』がすごく好きで、今でも『宇宙の端』について妄想することがあります。

永久に解き明かされることがないだろう『謎』には、すごく魅力を感じます。

だまし絵⑥「よく見ると不思議な柱」

こちらも先程と同じように、建物の構造を無視しただまし絵の作品。


引用 : http://gazou.genin.jp/damasi/001.htm

一瞬、素晴らしいデザインのつくりをした建造物に見えますが、よく見てみると、それぞれの階が違う方を向いているのがわかりますか?

柱を見ると、奥にある柱なのか手前にある柱なのか、頭の中がゴチャゴチャになってしまいそうなだまし絵。

この作品を描いた画家は『マウリッツ・エッシャー』。

「だまし絵①」の項目で紹介した作品のように、不思議な空間を数学的につくりだすのが得意のようです。

だまし絵(トリックアート)を体感できる3つの施設

ではここから、人の目の錯覚を利用した不思議で面白い『だまし絵』が体感できる施設を3つ紹介します。

実際に僕も行った場所だったり、知人から「面白いからオススメ」と言われた場所もあるので、ぜひ、だまし絵の旅の参考にしてください。

和歌山県『白浜エネルギーランド』

関西で『だまし絵(トリックアート)』を体感できる施設といえば、和歌山の白浜エネルギーランドが有名です。


引用元 : 『白浜エネルギーランド』より

冒頭の『目の錯覚を利用した「トリックアート」』の項目でも紹介したTikTokも白浜エネルギーランドです。

僕も実際に行って体感しましたが、本当に真っすぐに歩けない不思議な空間でした。

白浜エネルギーランドの館内には、

  • 驚き映像エリア
  • 不思議な森エリア
  • 体感迷宮エリア

の3つのエリアがあります。

人の目の錯覚や感覚を操るミステリアスな空間。みんなで楽しめるトリックアートハウスもあるので、子供も大人も一緒に楽しむことができます。

入場料

  • 大人(高校生以上)・ ・・2,000円
  • シニア(60歳以上)・・ 1,800円
  • 小中学生・・・・・・・ ・1,400円
  • 幼児(3歳以上)・・・・・ 600円
  • 障害者割引 : 基本料金の半額

日本初上陸、体感型アトラクション

その他にも、関西初上陸の『4D+VR』の体感アトラクションが、2022年6月18日にオープンしました。

映画館でも人気がある4Dモーションシートに座ってさらにVRゴーグルを装着することで、360度の大迫力の世界が体感できるようです。

僕はまだ『4D+VR』のアトラクションを体感していないが、ぜひ行ってみたいです。

もし体感した人がいるなら、本記事のコメント欄で感想を聞かせてください。

  • 場 所 / 売店奥イベントスペース
  • 仕 様 / 4Dモーションシート8台、VRゴーグル Pico G2 4K
  • 料 金 / 1タイトル1プレイ 500円

※上記情報は、2024年7月時点のものです。

静岡県『熱海トリックアート迷宮感』

静岡県熱海には、自分自身がトリックアート作品の中に入って、写真撮影ができる施設があります。


引用元 : 『熱海トリックアート迷宮館』より

トリックアートを体感すると、感覚がどんどんおかしくなってきます。

そんな不思議な感覚を楽しめるのも、熱海トリックアート迷宮館の面白いところではないでしょうか。

トリックアート迷宮館

  • 大人・・・・ 1,200円
  • 小中学生・・・650円
  • 3〜6歳・・・500円
障がい者割引

  • 大人・・・・ ・550円
  • 小中学生・・ ・300円
  • 3〜6歳・・・ 250円

※上記情報は、2024年7月時点のものです。

栃木『那須とりっくあーとぴあ』

栃木県にある『那須とりっくあーとぴあ』も有名で、トリックアートが体感できる施設です。

日本最大級とも言われている、トリックアートが体感できる『那須とりっくあーとぴあ』。

屋内型のテーマパークになっていて、そこへ入ると本当に不思議な世界に訪れた感覚になってしまうようです。

ここでも人の錯覚を利用したいろいろな仕掛けがあって、楽しむことができると話題。

2022年3月19日には、トリックアートの館がリニューアルオープンしたとのこと。

大人が子供のころの気持ちに帰れて、久しぶりに会う人や家族との会話を楽しむための空間があります。

今の時代だからこそ、そんな大切にしたい空間をトリックアートを通して楽しんでみてはいかがでしょうか。

チケット料金

  • 大人・・・・・・ 1,300円
  • 4歳〜中学生・・・ 800円
  • 3歳以下・・・無料

※上記情報は、2024年7月時点のものです。

最後に、思い出に残すなら一眼レフが最適

『だまし絵(トリックアート)』は、家族、恋人、仲間と一緒に見てそれぞれ感じたことを言い合う楽しさがあります。

SNSに投稿すれば、その楽しさが伝わって、同じ趣味を持つもの同士でつながりがりをつくることもできるでしょう。

もっと旅行を楽しみたいのなら、一眼レフで記念写真を残してくのもオススメです

いくらスマホのカメラ機能が進化したからといっても、一眼レフはスマホとは違って撮影の自由度が上がります。

恋人と行くなら、背景を綺麗にぼかすことができる一眼レフで写真を撮れば、部屋に飾りたくなるような、オシャレな写真を作ることもできます。


画像引用元 : PAKUTASO

家族で行くなら、旅先で楽しそうに遊ぶかわいい子供の写真を撮ることもできます。


画像引用元 : PAKUTASO

上記ような写真はスマートフォンの内蔵レンズで撮ることは難しく、「もっと自然に撮りたかった」と後悔している人は、けっこう多いものです。

僕は写真家をしているので、人に会うと「自然な写真ってどうやって撮るの?」とよく相談されます。

スマホのズーム機能は擬似的なものなので、どうしても画像が荒くなったり、ブレた写真になってしまうんです。

だけど一眼レフの場合は、レンズでズームするので画像が綺麗なままだし、手ブレをもおさえるための設定もいろいろできるので、遠くから子供をねらって綺麗に自然な瞬間を撮ることができます。

とは言っても一眼レフを購入しようと思うと、本体だけでも5万円以上するしレンズをそろえると軽く10万円はします。

そこでオススメなのが、一眼レフのレンタルサービスです。

一眼レフのレンタルを活用する

一眼レフレンタルサービス

一眼レフは高額でとてもじゃないけど買えないと言って、購入をあきらめてしまう人が多いんです。

「そんなに頻繁に写真を撮らないし」
「メンテナンスも大変そうだし」

だけど一眼レフのレンタルなら、約3,000円ほどで必要な時だけ一眼レフを持つことができます。それに、保管場所もいらないしメンテナンスも必要ありません。

もっと詳しく一眼レフのレンタルサービスを活用するメリットについて解説した記事があるので、参考に読んでみてください。

リョウ

リョウ

アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府でアート写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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