以前に京都で写真撮影の仕事をしていると、一眼レフの本体とレンズが外れなくなったことがあります。
撮影の仕事には何の支障もなかったのですが、レンズを付け替えることが多い僕にとっては重大なトラブル。なので、撮影が終わって急いでカメラのキタムラへ向かいました。
そして、一眼レフを見てもらったら「これは修理が必要ですね」と丁寧に対応をしてくれました。
今回の記事は、
「一眼レフの修理は高いから出そうか悩んでいる」
「修理に高額な費用がかかってしまうのか心配」
といった人に向けて、僕が体感したカメラのキタムラの修理対応についてシェアしておきたいと思います。
どうしても一眼レフが必要で、修理に出してしまうと仕事にならないと言った場合は、短期間でも利用ができる一眼レフレンタルサービスを活用してください。
目次
一眼レフが故障した経緯
まずは、僕の一眼レフが故障した経緯についてお話ししましょう。
僕が修理に出した一眼レフは『Canon7D MarkⅡ』という機種。
僕は普段、京都で写真家をしていて、モデルの方と作品撮りをすることが多く、時にはプロフィール写真撮影の依頼を受けることがあります。なので、一眼レフはとても大切な仕事道具です。
人物を撮る時は、たいてい『85mm単焦点レンズ』や『50mm単焦点レンズ』を使うのですが、この日の撮影は人物との距離もあったため、『18-200mmズームレンズ』も使う予定でした。
まずは、背景に綺麗なボケ感を出すことができる『85mm単焦点レンズ』で撮影していたんですけど、人物と少し距離が出る場所に移動したため『18-200mmズームレンズ』に付け替えることにしました。
ところが、85mm単焦点レンズが一眼レフの本体からハズれなくなったんです。
レンズロックを押しながら回そうとしても「カチャ、カチャ、、、」と何かが絡まって動かないんです。
慌てずに無理にレンズを外そうとせず、一旦そのままのレンズで何とか撮り終えました。
そして急いでカメラのキタムラへ向かい、れんずが外れなくなった状況を説明しました。
正直、この一眼レフはメインで使っているので、今後も使えるのか不安でしたが、そんな不安を取り除いてくれるかのように、カメラのキタムラの修理受付の対応が丁寧で安心できました。
一眼レフとレンズが外れなくなった原因
一眼レフとレンズが外れなくなった原因について、カメラのキタムラの修理受付担当の方から、次のような説明を受けました。
85mmの単焦点レンズを取り付けた際にビスゆるんで一眼レフ本体の接点部分に絡まっていたことが原因です。運良く一眼レフ本体のミラー部分には傷がついていないので、今回は本体側のレンズ接点の部品(マウント)交換だけで治りますよ。
その受付スタッフの「この症状は治ります」の言葉に安心した僕は、修理のついでにレンズ内の掃除もお願いすることにしました。
修理に出した一眼レフはハイアマチュアクラスなので、修理費用はそれなりにかかるだろうと予想はしていました。
修理に掛かった費用を公開
今回の一眼レフの修理費用は「37,400円」でしたが、なんとか予算以内に収まりました。
そんな一眼レフの修理費用の内訳は、次のような感じです。
・修理工賃「17,000円」
・部品の交換「3,000円」
そして85mm単焦点レンズの修理費用の内訳は、次のような感じです。
・修理工賃「12,000円」
・部品交換「1,000円」
消費税入れて、合計「37,400円」。予算内に収まったとしても、僕にとっては大きな出費です。
今回のような症状がいつ起こるかわからないので、これからは、修理費用分をしっかり貯めておくことにします。
修理に出してから受け取りまでの期間
今回の症状の場合、修理に出して修理完了後の受け取りまでの期間は約2週間。
僕が予想していたよりも、かなり早かったのでとても助かりました。
修理受付時では「1ヶ月ほど掛かる」と言われていたので落ち込んでいたのですが、思ったよりも早く戻ってきたので、急いでカメラのキタムラへ修理に出して良かったと思います。
カメラのキタムラの修理受付の対応は「◎」
僕が実際にカメラのキタムラへ修理の相談に行った時に感じた、カメラのキタムラの修理受付の対応についての評価は「◎とても満足」です。
僕の目の前で、白手袋をはめて一眼レフの症状を一緒に確認してくれる。
修理受付スタッフは専門技術を持っているようで、故障の原因を予想で伝えてくれる。さらに修理費用も、修理受付スタッフさんの予想通り。
ただ修理完了後は、修理に出した店舗へ取りに行かなければいけないので、急ぎではなければ自宅か職場の近くのカメラのキタムラに修理を出す方がいいと感じた。
だけど、そういったことを踏まえても評価は「◎とても満足」。
徹底した一眼レフの扱い
一眼レフのような精密機器を扱う場合は当然かもしれませんが、症状を確認するために、修理担当スタッフが目の前で白い手袋をはめて症状を確認してくれます。
高級な品物を扱う時によく見るあの白い手袋。もちろん僕にとっては一眼レフは高級品なので、指紋や傷をつけられたり荒い感じで触られると嫌な気分になります。
故障した一眼レフだったとしても、高級品を取り扱うようにしてもらえたので、修理受付の段階から「カメラのキタムラに任せれば安心できる」と感じました。
症状を一緒に確認してくれる
修理担当スタッフが僕の目の前で一緒に症状を確認して、それに対してアドバイスをしてくれる。それが安心できる部分なのかもしれません。
今まで楽器店や時計店などで、いろいろな機器の修理の相談をしたことがありますが、大抵は奥の作業スペースに確認しに行って、戻ってきた時に説明を受けることが多かったんです。
機器に詳しくない人だと「修理をしなくてもいい箇所まで見積もられえるんじゃないかな?」と思うこともあるかもしれませんが、目の前で確認するのは安心感がありますね。
この時点では、修理費用がどれくらいになるか明確には言えないようでしたが、スタッフの目利きから目安の費用を教えてくれました。もちろん「目安」なので、それ以上になる場合もあります。
その目安では「工賃込みで3万円〜4万円くらい掛かるかもしれませんね」とのこと。
その目利きは正しく、それ以上でもそれ以下でもなかったので、僕は信頼できると感じました。
見積もりどおりの修理費用
修理に出して1週間が経った頃、カメラのキタムラから修理に掛かる費用の連絡がありました。
その時の見積もりによると、全部で「37,400円」とのこと。
修理受付時に提示された費用と変わらず、修理内容も受付時に確認した症状とほぼ同じ。
カメラのキタムラにいるスタッフの目利きは正確だと感じた瞬間でした。
撮影を仕事にしている人は、一眼レフを2台以上もっていることが多く、常にサブ機が準備できるようにしています。
修理に備える1つの方法として、中古でサブ機を購入するのもオススメです。
詳しくは、下記で解説しています。
カメラのキタムラ安心ポイント「技術職×接客業」
カメラのキタムラのスタッフは、接客業というより技術職なのかもしれません。
カメラを販売することばかりに集中する訳ではなく、お客様の悩みを解決することに力を入れている印象もありました。
写真家の活動をしている僕にとってもすごく参考になる対応でした。
なぜなら、写真家はご依頼者が撮ってほしい写真をただ綺麗に撮れば良いものではないからです。
「こんな写真を撮ってもらえたら嬉しい」とか、ご依頼者の魅力を引き出すことも写真家の仕事。
写真家はサービス業であり、マーケティングやブランディングを提案する仕事でもあります。
個人でプロの写真家を目指すなら、それなりの知識が必要になります。
一眼レフ修理後は正常に戻った
修理に出して約2週間が経ったころ、カメラのキタムラの店舗から修理完了のお知らせがありました。
僕にとってカメラは家族のようなもので、家にいないと寂しい気分になってしまいます。
修理に1ヶ月掛かるはずだったのが予想より早く終わり、嬉しさのあまり連絡の1時間後に取りに行きました。
カメラのキタムラ店内で確認
修理に出した一眼レフは、エアパッキン(プチプチ)で丁寧に包まれていて、とても大切に扱ってくれます。
僕が店舗に到着すると、ちゃんと治っているかの確認を僕の目の前で確認してくれます。
一眼レフに単焦点レンズを取り付け、そして外す。念のためにもう一度、僕の手でも確かめる。100%完全に治っていました。
気になっていた単焦点レンズの小さなホコリもなくなっていましたが、修理費用には含まれていませんでした。
多分、レンズをハズす際に分解したついでに清掃もしてくれたのでしょう。そう言った、ちょっとの気遣いが「信頼」に繋がってファンが増えていくのでしょう。
個人で仕事をする上で、とても参考になる仕事っぷり。
今後もカメラのキタムラにはお世話になろうと思います。
最後に、一眼レフはレンタルする時代へ
今回のように、一眼レフを購入すると思いもよらない故障(トラブル)があります。修理費用もそれなりに高いので、一眼レフを所有するリスクを理解した上で購入しなければいけません。
だけど今の時代は、一眼レフを所有するからレンタルするという人も増えてきています。
一眼レフをレンタルするメリットは、故障のリスクがない、保管やメンテナンスの手間がかからない、常に新しい機種が試せると言ったところ。
必要な時だけ、一眼レフを使うのが最近のカメラ事情です。
仕事で一眼レフを使う場合は所有しておく必要がありますが、趣味で一眼レフを持つならレンタルで色々な機種を試す方が楽しく、鮮明な写真を撮ることができます。
一眼レフを購入する前に、一眼レフレンタルサービスで試すことで購入も失敗しませんよ。
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