優れた作品を生み出す芸術家が孤独だと言う本当の理由。

芸術家

優れた作品を生み出している芸術家には「孤独」と言うイメージが強いのはなぜだろう?

誰も思いつかないアイデアを出したり、独創的な発想をもっている芸術家はいつも「1人」だという印象があるのは僕だけだろうか。

周りからも「どことなく近寄りにくい人だなぁ」と思われてしまう。

優れた作品を生み出す芸術家ほど、「孤独」というイメージが強い。

実は僕自身もグループで行動することが少なく、周りからは「1人でいる印象が強い」と言われている。

だけど僕は「1人」でいることが辛いわけでもなければ、悩んでいるわけでもない。

どちらかといえば、作品制作に集中する時間があるから「1人の時間」を大切にしている。

そこで芸術家が孤独である理由を知った。

芸術家が「孤独」だという印象が強いのは、優れた作品をつくるために1人で集中できる環境と時間が必要だからである。

今回の記事では、優れた作品を生み出す芸術家が「孤独」と言われる理由や作品制作に適した環境について話そうと思う。

はじめに

芸術家が孤独になるのは作品制作をする時がほとんどで、日常的な生活の中では人と群れることだってある。

冒頭で僕が「1人の時間」を大切にしていると言ったのは、作品制作や仕事をしている時だけであって、プライベートな時間は、友達や親しい人と一緒になることもある。

僕は優れた作品を生み出しているわけではないが、作品制作をする上で1人になる大切さを実感している。

今回の記事は「芸術家=孤独=近寄りにくい」という思い込みをなくしてもらい、もっと芸術を身近に感じてほしくて書いた記事である。

本当の孤独はストレスになる

僕は1人になることが好きだ。だけど「誰かとつるむことが嫌い」というわけではない。

性格上はグループ活動や人ごみがあまり好きではないが、誰かと会話をしたいと思うことはある。

もし世界中に僕1人だけになってしまうと、1週間もしないうちに頭がおかしくなってしまうだろう。

どんなに1人が好きな人でも「一生孤独」となると、ストレスを抱えてしまって精神崩壊してしまう。

まずは『孤独になると人はどうなってしまうのか?』と言う、面白いYouTubeチャンネルを見つけたので、そちらを参考に見てほしい。



優れた作品をつくるために集中できる

芸術家が孤独になるのは、優れた作品をつくるために作品制作に集中できる環境と時間が必要になってくるからである。

たとえば、次のような環境は作品制作に集中するために必要だと僕は思っている。

  • 誰も話しかけてこない静かで人がいない場所
  • テレビがなく外部の情報が入ってこない場所
  • スマホやLINEなど外部からの連絡を遠ざける

こうした環境を自分自身でつくることで、作品制作に集中することができる。

僕が作品制作をする場合、できるだけ外部からの情報が入ってこない環境をつくるようにしている。

人がいる場所で作品制作をしようものなら、周りの人の話が気になって話題に入ろうと気を使ったり、外部の情報に気を取られて「また明日続きをつくればいいや」と後回しになってしまう。

だから人と話すときは、できるだけ作品制作のことを考えず話に集中するようにしている。

それにその場で良いアイデアが浮かんだとしても、別の場所へ移ったことで消えてしまうかもしれない。

孤独は良いアイデアが浮かびやすい

孤独というマイナスなイメージになってしまうが、要するに、1人になれる場所が必要だということ。

僕はアート作品のアイデアをだす場合、誰も入ってこない部屋にこもって、孤独(1人)になることが多い。

なぜなら、作品と関係ない情報やイメージが頭の中に入ってくると良いアイデアが浮かんでこないからだ。

平日の昼間の公園やカフェは会社勤めの人が休憩していることがあるため、14時〜15時、16時〜18時をねらってアイデア探しをすることが多い。

現在の僕は、京都に住んでいることもあり、平日に人が少ない滋賀県の琵琶湖の畔でゆっくりとアイデアを浮かばせることもある。

これが僕にとってアイデアを浮かばせるために「孤独になれる環境」。つまり、1人で自由になれて心にゆとりをもつことができる場所である。

芸術家は「孤独」になることで成長できる

芸術家は孤独になることで、魅力的な作品を生みだすものなのかもしれない。

これまで優れた作品を生み出してきた画家、写真家、芸術家が1人で活動をしている印象があるのはなぜか。

例えば、『パブロ・ピカソ』も、

深い孤独がなければ、優れた作品は生まれない。

と言っている。

芸術家にとって、センスやアイデアはとても大切なもの。

これまで『孤独=死』という考え方で、普通の人ではないように思われてきたこともあるかもしれない。

もちろん、自分が理想としている芸術生活を過ごしていくためには、周りの人の協力も必要な時があり、仲間同士で協力し合うことで、理想の芸術生活を目指していくことも大切なことだ。

時には的外れなことをして、仲間からはみ出してしまうこともあるだろう。

孤独になって辛くなるかもしれないが、孤独になることで仲間の大切さに気づくこともある。だから、孤独になることはとても大切な経験なのである。

仲間からはみ出してしまった時は、自分1人のチカラで信用を取り戻して、再びグループに復帰すればいい。人はそうやって成長していくものである。

子どものうちは1人より集団で行動する楽しさが必要で、最近ではオンラインのイラスト教室でグループ展を開催してくれる教室もある。

しかも、お金の管理についても学ぶことができるので、専門学校に通わすより将来的にも社会的にも勉強になる

オンラインのイラスト教室を習わせる効果について下記の記事で話しているので、当記事と合わせて読んでほしい。

優れた作品を生み出すために孤独になる

優れた作品を生みたいのなら、孤独になって集中できる環境と時間をつくること

こうして意識的に外部からの情報を断ち切って作品制作に集中すればいい。

その作品をつくった様子をSNSで発信すれば、それに共感できる人が集まり、さらに作品の魅力を感じてもらえるかもしれない。

孤独と聞くとネガティブなイメージで「近寄りにくい人」と思われるかもしれないが、芸術家にとっては必要なことなのである。

孤独になって知ることもある

孤独になるのは優れた作品を生むためだけではなく、相手の気持ちを知るキッカケにもなる

人と人が繋がれば、時には的外れなことをしてしまうことがある。そんな時は、孤独になることで相手の気持ちを知ることができる。

「あの時、自分が相手にいった言葉は正しかったのだろうか?」

「なぜあの人は怒ってしまったんだろうか?」

孤独になることで、その時の状況を思い返すことができ、相手の立場に立って初めて見えてくるものもある。

失敗することは悪いことではない。失敗した時は、自分が間違えていたことに気づいて復帰すればいい。失敗を経験せずに成功している人なんてこの世にはいないのだから。

理想の芸術人生を歩きたいのであれば、失敗を経験して孤独になってその辛さを知ることも必要である。

優れた作品を生み出している芸術家は孤独と上手に付き合って、理想の芸術生活を過ごしているもの。

だからと言って、グループの活動に意味がないわけではなく、グループにはグループの強さがあるのも確かだ。

「孤独」と「グループ」のバランスを取ることが、理想の芸術人生への道になる。

グループ活動の考え方

チームやグループで何か新しい企画を始めることも、理想の芸術人生を過ごすために必要なこと。

その理由は、繋がりを増やすことで活動を広げることができるからである。

僕も時には、グループで活動することもあるが、グループに参加する意味を間違えてしまうと、そのグループの活動の妨げになってしまう。

なぜ世の中の人たちは、グループを結成して活動をするのか。

  • 足りない部分をそれぞれの得意な分野で助け合えるから
  • 楽しく仲間と活動をしていることがアピールできるから

正しいように思えるこの答え、実はこう言った考え方のグループはなかなか成長しないタイプだ。

では、グループとしてどんな考え方を持てば良いのか。

現在活躍しているグループは「それぞれ1人のチカラをフルに発揮して同じ目標を目指す集まりだ」と考えている。

その上でお互いが協力し、アイデアを出し合いながら活動をすること。これが、グループとして活動していく上で重要な考え方である。

自分らしい芸術生活を過ごす方法

こうして芸術活動を続けていくうちに、自分らしい理想の芸術生活を過ごす方法が見えてくる。

ゴールを明確にすることで心にゆとりができ、自由に好きなことをする時間も増えてくるだろう。

そこで疑問に思うことは「自由な時間を過ごすための資金はどうやって作るの?」ではないだろうか。

イメージだけでお伝えすると、下記のような仕組みを取り入れることである。

理想の人生 仕組み

僕はこの仕組みについて「芸術人生計画のための仕組み」と呼んでいる。

これから個人として商品やサービスを販売するための仕組みであり、この仕組みを構築することで心にゆとりを持つことができて自由な時間を手に入れることができる

その仕組みの中で一番良い組み合わせが「ブログ×SNS×LINE」である。

SNSが普及してきた今の時代でも、ブログは重要な役割を持っている。

収益につなげるブログは、アメブロのような無料でつくれるものではない。

独自ドメインを持ち、レンタルサーバーを申し込み、WordPressを使ったブログで運営すること。

最後に

ということで今回は、優れた作品を生む芸術家が孤独な理由について話したきたが、いかがだっただろうか?

「変わり者で近寄りにくい」というのはただの先入観で、優れた作品を生むためには作品制作に集中できる環境が必要になってくる。

だから「芸術家=孤独」なのである。

それに、孤独になることで相手の気持ちが見えてくることもあるので「孤独は寂しいもの」ではなく、時には孤独になることは大切なこと。

これから芸術家を目指そうと考えているなら、「孤独」をプラスに考えながら芸術生活を過ごしてほしい。

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リョウ

リョウ

アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府でアート写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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