作品が購入されずに悩んでいる芸術家は多く、
「毎日SNSで作品投稿して『いいね』はもらえているのに購入につながらない」
「オンラインショップの購入率が悪い」
そう言った理由から作品制作を諦めてしまう人もいます。
そう言った人の共通点は、作品のアピールの仕方が間違えているところです。
そこで今回は、芸術家にとって作品を購入につなげるための正しいアピールの仕方について話そうと思います。
・作品が購入されない理由とは
・作品をアピールする方法
・アピールするために必要なもの
目次
作品が購入されない理由
作品が購入されない理由の多くは、ブランディングができていないからなんです。
ブランディングについて解説している記事を書いているので、詳しくはそちらをご覧ください。
簡単に説明すると、
ブランディングとは、相手に「この芸術家じゃないといけない」とか「〇〇の作品といえばこの芸術家」というように、相手にとって価値のある作品だと認知してもらうこと。
例えば、僕は京都で写真家をしていますが、僕の憧れている写真家はニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターです。
ソール・ライターは知る人ぞ知る写真家で、『ソール・ライターといえば絵画的な構図を使った写真家』として認知されていますし『雨の日の写真=ソール・ライター』としても有名です。
このように『〇〇といえばこの芸術家』と認知されることで、作品の価値が上がり、少々高額でも「この芸術家の作品を購入したい」と思ってもらうことができます。
作品をアピールする方法
作品が購入されない理由として「ブランディングができていない」と話しましたが、具体的にどうやって作品をアピールすればいいのか。
作品をアピールする、つまり、ブランディングをするのに向いているのが個人サイトをもつ方法です。
個人サイトをもつということは、24時間365日休まずに営業をしてくれるし、短時間で世界中に作品をアピールすることができるので、個人サイトをもつことにはとても価値があります。
個人サイトというのは、例えば、写真家をしている僕でいえば下記の写真家公式サイトです。
作品制作実績、経歴、コンセプトをまとめたサイトで、さらにコラム記事を発信することでどんどん興味を持ってもらうことができます。
SNSとは違う価値がある
「サイト運営は大変だし時間がかかるからSNSでアピールすればよくない?」
と思うかもしれませんが、個人サイトとSNSでは目的が違うため、できれば『個人サイト×SNS』の運営が効果的です。
SNSは投稿が埋もれやすいので、長い文章を書いたブランディングには向居ていません。SNSは、交流を目的に使う方が良いです。
例えば、作品制作の様子を投稿してもらったコメントに返事をしたりDMで相談を受けたり。
それが本来のSNSの使い方で、SNSの運営会社もそう言った『交流を目的とした利用』を推奨しています。
一方の個人サイトは、興味を持ってもらうために使うツールになるので、長文で作家の想いを書いてアピールするのに向いていて、SNSのように、他の人が投稿した記事に埋もれることもありません。
アピールするために必要なもの
では、芸術家としてアピール(ブランディング)に必要なものは何かというと、次のようなものが必要になります。
1、個人サイト
2、ブログ記事
3、ポートフォリオサイト
4、キャッシュレス決済を導入
準備1、個人サイト
先ほどもお話ししたように、個人サイトはSNSとは違って長文でアピールすることができるため集客効果があります。
無料で利用できるサイト制作ツールもありますが、できれば、オリジナルドメインを取得して、レンタルサーバーに契約して、WordPresswを使って個人サイトを立ち上げる方がいいです。
費用的には、初期費用で1万〜2万円、月額更新でも2,000円ほどなので、個人でサイトをもつ人も増えています。
その理由は、ある程度費用をかけて作った個人サイトは、デザインの自由度も高く、オリジナリティーのあるサイトを作ることができるからです。
そう言ったオリジナリティーのあるサイトは、企業からもお声がかかりやすく、仕事につながりやすくなります。
サイト制作サービスを活用
「なんかいろいろ必要だし、知識がないから無理」
と言った場合は、サブスク型のサイト制作サービスを活用する方法もあります。
例えば、『サクペジ』のようなサイト制作サービスが有名で、ホームページ製作費0円、月額払いで利用できるサイト制作サービスです。
サービス内容については『サクペジ』のサイトをご覧ください。
こう言ったホームページ製作サービスを活用することのメリットは、ホームページの知識がなくてもクオリティーの高いサイトを作ることができるところ。
デメリットは、完全オリジナルで作るよりも多少費用がかかるところです。
準備2、ブログ記事
サイトを立ち上げると放置する人が多いですが、放置状態のサイトはサイトをもっていないのと同じで集客効果はありません。
常に更新して芸術活動をしていることをアピールしたり、ユーザーの悩みを解決する記事を発信することも大切です。もちろん、作家の想いを届けることも必要です。
サイトを立ち上げて、定期的にブログを更新することで、芸術活動のアピールとして発信することができます。
準備3、ポートフォリオサイト
ポートフォリオサイトとは、これまでに制作した作品をまとめた『作品ギャラリーサイト』です。
その作品を制作した想いや制作にかかった期間などを公開し、それを見た企業が「この作家の世界観を商品に取り入れたい」と思ってもらえるような作品ギャラリー専用のサイトも必要です。
例えば僕の場合は、これまでに撮影した写真をまとめたこちらのサイトがポートフォリオサイトです。
ポートフォリオサイトは、無料で制作できるツールを活用しても問題ありません。ちなみに僕は、AdobeのPortfolio使ってポートフォリオサイトを作っています。
AdobeのPortfolioは、AdobeのCreative Cloudに契約すれば無料で利用することができます。
準備4、キャッシュレス決済を導入
キャッシュレス決済の導入も作品購入につなげる重要なこと。
なぜ、キャッシュレス決済の導入がアピールにつながるかというと、いくら作品が素晴らしく購入したいと思えても、支払い方法が銀行振り込みだけだと購入者にとって不安になるので、キャンセルにつながる可能性が高くなってします。
購入者は、安心できて少しでも早く作品を届けてほしいというのが本心です。
キャッシュレス決済なら、購入者に振り込み手数料を負担してもらうこともないし「この作品を今すぐ購入したい」と思った時に、オンラインで簡単に決済できるので、銀行振り込みよりも購入につながりやすくなります。
オンラインキャッシュレス決済の『Square(スクエア)』なら、個人でもオンラインキャッシュレス決済を導入できるし、売上も決済後は最短翌日入金というどこよりも早く入金してもらえるのでオススメです。
しかも決済手数料も『3.25%』と、どこよりも安くそれ以外の手数料は一切かからないといった特徴があります。
キャッシュレス決済『Square(スクエア)』についてもっと詳しく知りたい場合は、下記の記事をご覧ください。
今の時代に合った決済を導入していることをアピールすると、安心して作品を購入してもらうことができます。
まとめ : 芸術家もサイトでアピールが効果的
これからの芸術家は、個人サイトをもってアピールすることが必要とされる時代。
個人サイトをもつメリットは、24時間365日オンライン上で休まずに営業をしてくれているので、思わぬところから仕事の依頼がくることがあります。
作品を購入につなげるための集客ツールとして使えるので、認知度を上げるために個人サイトは必要です。
できれば費用をかけてオリジナルのサイトを構築するのがオススメですが、サイト制作がわからないと言った場合は、『サクペジ』のようなサイト制作サービスを活用する方法もあります。
ぜひ、個人サイトで芸術家のアピールをしてください。
コメント