カメラの故障を回避 | 雨の日に撮影したらその日のうちに一眼レフのメンテナンスをしよう!

アート写真

こんにちは、京都でアート×写真家をしているリョウです。

写真家をしていると、雨の日にポートレート撮影をしたり、雨の日の風景を撮りに行くこともある。

雨の日の撮影はいろいろなことに気を使うため、疲れてしまってカメラバッグを置いたまま寝てしまうことも多い。

だけど一眼レフを長く使いたければ、寝る前にもう少し頑張って一眼レフのメンテナンスをしてほしい。

その理由は、雨水で一眼レフが濡れている可能性が高くそのままにしておくと故障の原因になるからだ

今回の記事は、雨の日の撮影の後は必ず一眼レフのメンテナンスをした方がいいと言う話をしたいと思う。

写真家ではなくても、趣味で一眼レフを持っている場合も同じことが言えるので、ぜひ参考にしてほしい。

ちなみに雨の日に魅力的なポートレート写真を撮る方法については、僕が運営している写真家公式サイトで詳しく話しているので、ぜひそちらを読んでほしい。

ー写真家公式サイト『COAフォト』ー
雨の日ポートレート4つの撮影テクニック | モデルの魅力をストレートに伝える撮り方

雨の日の撮影後はメンテナンスが重要

雨の日の撮影は、一眼レフにとってはきびしい環境になる。

傘をさしながら撮影していても、雨のしずくがレンズについてしまったり、撮るときの息でファインダーも曇りやすくなる。おまけに傘をさしながらの撮影は、晴れの日以上に体力も神経もつかう。

そんな雨の日の写真を撮り終えると、一気に疲れがでてくる。

そうなると、カメラバッグに一眼レフを入れたまま、眠ってしまうこともよくあること。

ついつい「一眼レフのメンテナンスは明日でいいや」となって水滴をふき取るのをおこたって、メンテナンスを後回しにしてしまうだろう。

本来は、撮影したその日に一眼レフのメンテナンスをして、湿度が『40%〜50%』くらいの場所でかわかすのが基本

汚れをカメラクロスでふいたり、レンズについたホコリをブロアーで吹き飛ばしたり。

そうやって普段から一眼レフのメンテナンスをすることで、故障にもならず長期的に使うことができる。

一眼レフはカメラボックスで保管するのが基本

いつもカメラバッグの中に一眼レフやレンズを入れたままにしていないだろうか?

いくらカメラ専用のバッグだからといっても、湿気がたまりやすい部屋の中では、サビてしまうこともある。

その点、カメラボックス(防湿庫)で一眼レフを保管すれば、確実に一眼レフを湿気からまもることができる

それが20〜30万円も費用をかけて購入した一眼レフを長く使い続ける秘訣である。

カメラボックス(防湿庫)は当記事の最下部で紹介しています

撮影中もこまめに水滴をふき取る

雨の日のポートレート撮影には、一眼レフの本体についた水滴を拭き取るための布をもっていた方がいい。

それぞれのシーンを撮影したあと、こまめに一眼レフについた水滴を拭き取ることで、中まで水が入るのを防ぐことができる

あくまでも、一眼レフ本体の外観やレンズの周りを拭く程度にしておくこと。

同じ布で一眼レフのセンサーや、レンズのガラス部分を拭いてしまうと、レンズを傷をつけてしまったりホコリが中に入ってしまう。

本体のセンサー部分やレンズのガラス部分は、自宅に帰ってから丁寧にメンテナンスをした方がいい。

レンズのお手入れについては、Nikonのサイトがとても参考になる。

普段から一眼レフのメンテナンスをすることで、雨の日に写真を撮ることも楽しくなってくる。

普段から一眼レフのメンテナンスは必要

雨の日のポートレート撮影で、一眼レフカメラが濡れて、故障しないか気になるのは当然のこと。

写真家からすれば、仕事道具でもある一眼レフカメラが濡れるのはさけたいもの。

いくら防水対策をしているからといっても、一眼レフが濡れてしまうとポートレート撮影に集中できなくなる。

湿気でレンズに結露ができたり、自分の息でファインダーが曇って、モデルさんが見えなくなってしまったり。

だけど、雨の日の撮影後のメンテナンスの仕方によって故障をふせぐことができる。

とくに一眼レフの場合は、普段からメンテナンスをすることが大切で、カメラバッグにいれたままにせず、カメラボックスで保管する方がいい

それ以外にも一眼レフの本体についた手アカが少しずつ付着して、その手アカのよごれで滑りやすくなったりもする。

どんな状況でカメラが故障するのか予測できない。

僕が先日経験したことで言えば、撮影当日にカメラの準備をしていて、本体とレンズがはずれなくなったことがある。

僕はいつも、慎重にレンズの取りつけをおこなっているが、それでも一眼レフが故障することもある。

そんな、突然のトラブルに合わないためにも、普段から一眼レフカメラのメンテナンスと撮影チェックをしておいた方がいい

ここまでは一眼レフのメンテナンスについて話してきたが、せっかくなので、雨の日のポートレート撮影の魅力や雨の日の撮影で気をつけることについて話しておこうと思う。

雨の日のポートレート撮影は魅力的

雨の日は周りが薄暗く憂鬱な世界を表現しやすいため、とてもドラマチックな写真になる

モデルさんに透明傘を持ってもらうと、雨粒のついた透明傘ごしにモデルさんを撮ることができて、とてもドラマチックな写真になる。

たとえば、僕が撮影したこちらの写真。

雨の日 ポートレート
モデル : 葵まりあ(@maria010____n)さん / 撮影 : リョウ

僕はデジタルアート作家をしているが、写真家としても活動をしているため、このように雨の日のポートレート撮影をすることもある。

と言うか、僕は雨の日が好きなこともあって、撮影当日が雨でもそのまま撮影をするようにしている。

こちらが写真家としての作品をまとめたポートフォリオサイトだが、カテゴリーには雨の日の写真『Rainy day』があるので参考に見てほしい。

撮影当日が雨でも決行する理由

もし撮影当日が雨だった場合、ポートレート撮影を延期にするのか、予定どおり撮影するのか悩むこともあるだろう。

だけど僕からすれば、撮影当日が雨でもポートレート撮影をするほうが良いと思っている。

その理由は2つある。

  • 直前で撮影のキャンセルはモデルさんが困る
  • 雨の日にしか撮れないドラマチックな表情がある

もちろん雨の量が多かったり、風がとても強い場合(台風など)は撮影を延期する方がいい。

ここで話している雨の日は、傘をさせば体が濡れない程度だったり風が弱い場合。

直前で撮影のキャンセルはモデルさんが困る

撮影前日に天気予報を見たらほぼ雨だったとしても、一方的に撮影をキャンセルするのはモデルさんから信頼をなくしてしまう。

なぜなら、モデルさんからすれば忙しい時間の中、撮影のためにスケジュールを空けてくれているからだ。

もし撮影をそのまま続けていいのかわからない場合は、キャンセルする前にモデルさんにも相談して決めるようにしよう。

間違っても、モデルさんに相談もせず一方的にキャンセルをするのは、信頼をなくしてしまうことになる。

撮影ができそうな雨だったら、雨の日にしか撮れないシネマティックな写真を撮ること説明して、あらためて撮影させてもらえるのかを確認しよう。

雨の日にしか撮れないシネマティックな世界がある

雨の日のポートレート撮影は、晴れに日には撮れない憂鬱でシネマティックな写真を撮ることができる

雨の日のポートレート撮影は、心が揺さぶられるエモい写真になる。

たとえば、こちらの写真。

この写真は撮影のポイントに向かう、モデルさんの後ろ姿を撮影したもの(※ 無断で撮影せずに事前に声をかけてから撮るようにしよう)。

一緒に撮影するポイントに向かっていたときに、モデルさんの後ろ姿がドラマチックに見えたので撮影させてもらった。

この時は、モデルさんと話しながら撮影するポイントに向かっていた時だった。

新型コロナウイルスの発生で、自粛生活が続き「最近は外出するのに気を使ってしまう」と話しながら歩くモデルさんの後ろ姿が少し寂しそうに見えた。

もちろんモデルさんは、ポートレート撮影が久しぶりということもあって、この日のポートレート撮影をとても楽しんでくれていた。


次にこちらの写真。子供の頃を思い出して、雨の中で傘で遊んでもらった。

この場合もモデルさんにイメージを伝えてみて、OKが出た場合にそのイメージで撮影をすること。

雨で濡れるのが嫌いなモデルさんもいるので。


撮影する場所によっては、このような高架下で雨宿りができる場所もある。

高架下の壁はレトロな雰囲気が出せるので、アートな写真を撮ることができる。

どんな場所でも、アイデア次第で魅力のある写真を撮ることができる。

このように、雨の日だから撮れるドラマティックな写真がある。

雨の日のポートレート撮影で魅力的な写真をつくる

雨の日にポートレート撮影をするのは、一眼レフにとってはあまりよくない環境だけど、僕は撮影当日が雨ならとてもラッキーだと思っている。

その理由はこれまで話してきたように、雨の日の撮影は晴れの日には撮れない憂鬱な感情でドラマチックな写真が撮れるからだ。

周りの環境が薄暗く、雨の水滴が感情を揺さぶるのに、とても効果的につかえる。

僕は『デジタル画家×写真家』として活動しているが、雨の日のシネマティック写真も僕の芸術活動のテーマの1つである。

そんな、心を揺さぶる魅力的な写真が撮れる、雨の日をテーマにした写真家はまだ少ないだろう。

最後に

今回の、『雨の日のポートレート撮影をするために気をつけること』をまとめると、

  • 普段から一眼レフカメラのメンテナンスをすることでポートレート撮影に集中することができる
  • モデルさんのためにも多少の雨ならポートレート撮影をする
  • 雨の日にしか撮れない魅力的な写真もある

雨の日のポートレート撮影をする場合は、モデルさんに相談することで、

「しっかり作品のことを考えている写真家なんだ」

と信頼してもらうことができて、その後も前向きにポートレート撮影を受けてもらえるだろう。

信頼を得るのはとても難しいことだけど、その信頼はちょっとしたことで簡単に崩れてしまう。

写真家にとって、いかにモデルさんに安心して撮影を受けてもらえるかがとても重要になってくる。

そして一眼レフを持つということは、メンテナンスを怠ってはいけない。

少しの水滴や手垢汚れが故障につながるケースは多いので、毎日ではなくても1週間に1回は綺麗な布で一眼レフを拭く癖とつけておこう。

さらにカメラボックス(防湿庫)で保管しておくことで、一眼レフに最適な湿度を保つことができて、長期に使うことができる。

カメラボックス(防湿庫)


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リョウ

リョウ

アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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