2024年になって初めてNFTアートを出品しました。
実は2年前にNFTが話題になったことで始めてはいたのですが、当時はNFTについてわかりやすく説明をしているサイトも本もなかったため放置状態でした。
だけどあることがキッカケで、2023年下旬からNFTに本気で取り組んで独学で勉強した結果、1ヶ月ほどでNFTを出品できるようになりました。
画像引用元 : デジタルアート作家リョウのOpenSeaより
本気でヤル気があれば、1ヶ月で達成できることもあるんですね。
僕の周りには「NFTに興味はあるけど、どのサイトを見ても説明が難しくて着いていけない」と言った人が多いんです。
なぜNFTの説明は難しく感じるのでしょうか?
僕もNFTを始めた当初は、色々なサイトを見まくっていましたが、どのサイトを見てもNFTの説明は聞きなれない言葉(専門用語)や漢字が多くてイメージしづらいんですね。
つまりNFTを説明しているサイトは、他のサイトを参考にしてブログを書いていることが多く、専門用語を単純な言い方で説明することができないんじゃないでしょうか。
しかも単純化することが難しい専門用語が多くて、その専門用語のまま説明をしてしまうのでしょう。
そこでNFT出品初心者の僕ですが、できるだけ専門用語や難しい言葉を使わずに、NFTについてシンプルで簡単にまとめてみました。
僕自身も「この説明なら単純でわかりやすい」と思う言葉をチョイスしています。
前置きが長かったですが、ここからできる限りNFTについて簡単に説明してみるので、最後まで読んでください。
目次
NFTとはデジタルデータを無断複製できない技術
かなり噛み砕いた見出しですが、これでもスッと入ってきませんよね。
もっとシンプルに言うと、パソコンやタブレットなどで作った「絵・写真・音楽・映像」などのデジタルデータを、作家以外の人が勝手に複製販売できないようにする技術。
例えば、僕がPhotoshopで作ったデジタルアートを、SNSやポートフォリオサイトに公開したとします。
オンラインに公開された僕のデジタルアートの画像は、右クリックや長押しするだけで簡単に保存できてしまいますよね。
正直なところ、僕は無名のデジタルアート作家です(ひがんでいるのではありません)。
その無名な僕のデジタルアートを、僕以外の人は無断で「この画像を2,000円で購入できますよ」と販売することができてしまいます。
たとえ僕がその販売者に「これは僕が作ったデジタルアートなので無断で販売しないでください。訴えますよ!」と言っても、そのデジタルアートの持ち主が僕だと言う証明書がない以上、勝つことができません。
僕が作ったデジタルアートには「持ち主証明書(※1)」のようなものが存在しないので、無断で複製販売されても文句が言えないんです。
※1、「持ち主証明書」という言葉は実際には使われていませんが、わかりやすくするためにここではそう呼びます。
NFTとは、その「持ち主証明書」のようなものを作って無断で複製販売できなくする技術です。そして、その「持ち主証明書」を売買することでデジタルアートの持ち主が変わります。
そこで「持ち主証明書が購入されたら著作権もその人のものになるの?」と疑問に思いますよね。だけど、NFTの価値はここからなんです。
「持ち主証明書」が購入されても、もとの持ち主(出品者)である僕には「オーナー権」が残ったままになります。
なので、新しい人が僕のデジタルアートの「持ち主証明書」を購入しても、もとの持ち主である僕には手数料が入ってくるという仕組みです。
これがNFTです。ここまでで理解できたでしょうか?
NFTをする上で知っておくといい5つの言葉
僕はNFTを始めてまだ経験が浅いですが、次の5つの言葉は知っておいた方がいいと感じました。と言うか、NFTを出品する頃には自然と頭の中に叩き込まれています。
その5つの言葉というのがこちら。
- OpenSea(オープンシー)
- ガス代(手数料)
- ETH(イーサリアム)
- bitFlyer(仮想通貨取引所)
- Metamask(ウォレット)
この5つの言葉以外にも専門用語はありますが、とりあえず上記の5つの言葉を覚えておけばNFTは理解できます。
OpenSea(オープンシー)
「OpenSea(オープンシー)」とは、NFT化したデジタルデータを出品(売買)するお店。
NFT化したデジタルデータを出品(売買)するお店のことを「NFTマーケットプレイス」と言い、OpenSeaはそのお店の名前と言うイメージです。
ネットで調べると「オンラインプラットフォーム」という言葉が出てきますが、初心者には難しい言葉で、僕もイメージできませんでした。
もし簡単に例えるとするなら「マーケットプレイス」はコンビニ、「OpenSea」はファミマやローソンと言った感じです。
ガス代(手数料)
ガス代とは手数料のことで、OpenSeaに出品をするときや購入するときなどに発生します。
手数料がどれくらいかかるのかと言うと、この次に説明する「ETH(イーサリアム)」の値動きによって違ってくるのでハッキリとは言えないんです。
ただ、僕が最初にNFTを出品した時は、NFT1作品「約2,000円」ほどで、3日後に2作品目を出品した時は「980円」で、時間帯によっても大きく違ってきます。
ガズ代が発生するタイミングについて書いた記事があるので、そちらを参考にしてください。
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ETH(イーサリアム)
ETH(イーサリアム)は、デジタルデータを出品(売買)するお店で使えるお金。
いわゆる仮想通貨というもので「1ETH = 316767.91円(2024年1月現在)」ですが時間によって変動するので、出品する時間帯や時期によって手数料が違ってきます。
使えるお金(仮想通貨)の種類もいろいろありますが、ETH(イーサリアム)は世界的に多く利用されているので、とりあえずETH(イーサリアム)を覚えておくといいでしょう。
bitFlyer(仮想通貨取引所)
bitFlyerは、日本のお金をETH(イーサリアム)に変えてくれるところ。
もちろんオンラインで両替ができるので、NFT用のオンライン口座を持っておくと便利です。
オススメのオンライン口座は「住信SBIネット銀行」で、他の銀行口座より早くETH(イーサリアム)に両替ができます。
両替した後は、この次に話す「ウォレット」に送金するのですが、送金する際には「送金手数料」がかかります。
ウォレット(Metamask)
ウォレットとは、NFTやETH(イーサリアム)を保管する場所。
NFTを始める時には「ウォレット」が必要になり、世界で利用されている「MetaMask(メタマスク)」が安心です。
MetaMaskはサイトというより、ネットを閲覧するのに使用するブラウザの拡張機能になります。
僕の場合は、ネットはGoogle Chromeを使っているので、Google Chromeの拡張機能として「MetaMask」を追加しました。
最後に
ということで、まずは上記の5つの言葉を覚えておくとNFTを運営することができます。
NFTについて簡単にまとめると次のようになります。
NFTとは、日本円を仮想通貨取引所で「ETH(イーサリアム)」と呼ばれる通貨に変えて、「OpenSea」と呼ばれる販売所で気に入ったNFTを購入し、購入したNFTを「ウォレット」という場所に入れておく。
NFTを運営する上で「ガス代(手数料)」がかかりますが、時間帯によって高くなったり安くなったりするので、出品や購入する時は値動きを見ながらの運営が大切です。
NFTは日本ではまだ不安に感じている人が多いため、NFTを出品するための戦略が必要不可欠です。
中には「NFTは詐欺だ」と思い込んでいる人もいますが、安心してもらえるような情報を発信することも同時進行しながら運営をすることが大切です。
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