【Fireflyと写真でAIアート】生成AIが可能にする新しい雨の日の雰囲気

デジタルアート
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こんにちは、京都の写真家リョウ(@ryo_creativephoto)です。

雨の日に撮り歩く写真家として、雨の日はリフレッシュできる世界でもありますが、特別な魅力をもつ瞬間でもあります。

雨粒が光を反射して輝き、地面に映り込む景色が独特の深みのある写真を撮ることができるんです。

だけど、その美しさをカメラで捉えたとしても、それだけでは完全には表現しきれないこともあります。

そこで独創的な表現をする一つの方法として、最新の生成AI技術を活用することもあります。

今回は、Adobeが提供する生成AIツール『Firefly』を使って、雨の日の写真をアート作品に進化させる方法をご紹介します。

写真編集とアート表現の新たな可能性を探ってみましょう。

Link : Adobe Firefly

【今回の記事に向いている人】
・写真を撮るだけでじゃなくアートな写真をつくりたい人
・デジタルアートに興味がある写真家

Adobe Fireflyで雨の日のAIアート制作

Firefly』とは、Adobeが開発した生成AIツールで、クリエイターに新しい表現方法を提供する画期的なAI生成ツールです。

写真やデザインをもとに、AIが自動でアート要素をくわえたり、全く新しい視覚芸術を生成したりすることができます。

とくに、雨の日写真においては『Firefly』を活用することで、次のような効果があります。

  • 雨粒や水面の反射をリアルに強調できる
  • 写真に幻想的な霧や光のエフェクトを追加できる
  • 写真をベースにしてファンタジー風の風景作品を生成できる

Fireflyは、簡単な操作で独創的な世界を実現することができるため、初心者から上級者まで幅広いクリエイターに支持されています。

手描きアートをつくっている人からすると受け入れにくいところもあると思いますが、過去にデジタルアート作家として活動をしていた僕は、AIアートは今の時代にあった新しいアートだと思います。

使い方次第では、AIアートの価値を上げることもできるのではないでしょうか。

雨の日のAIアート制作に必要なもの

Fireflyを使って雨の日写真をアートに変えるためには、以下のもが必要になります。

【雨の日AIアートに必要なもの】
・雨の日の写真
・Adobeアカウント
・インターネット環境

雨の日の写真

撮影した写真は、雨粒がはっきりと見えるものや、光の反射が美しいものが理想的です。

今回は、すりガラス越しに撮った雨粒の写真を活用しようと思います。

この雨粒がどのようなアートに進化するのか『Fireflyで雨の日の写真をアートに変えるステップ』で見れるので楽しみにしててください。

Adobeアカウント

Adobe『Firefly』を使用するには、Adobe IDが必要です。といっても、有料版のCreative Cloudに契約する必要はなく、現在は無料でも基本的な機能を利用することが可能です。

有料版もありますが、有料版は『月 / 680円(税込)』で、その違いは、

  • 無料版は、月/25回の生成
  • 有料版は、月/100回の生成

となっています。

インターネット環境

Fireflyは、Webブラウザ上で動作するため、インターネット接続が必要になり、主に、Google Chrome、Firefox、Safariなどのブラウザで使用可能です。

Fireflyで雨の日の写真をアートに変えるステップ

それでは実際に、Fireflyで雨の日の写真をAIアートにする流れを見ていきましょう。

Step 1 : 生成AIツール『Firefly』にログイン

まず、生成AIツールでよく利用されているAdobe Fireflyの公式サイトにアクセスし、Adobe IDでログインします。

Step 2 : 生成AIツール『Firefly』の基本操作

Fireflyの基本操作は、それほどむずかしいものではありません。

生成AIのメニュー窓に、イメージしているキーワードを入力して『生成』をクリック。

ちなみに、今回は生成AIのメニュー窓には『雨の日のスチームパンク風夜の街』と入力しました。

僕はスチームパンクの世界が好きなので、せっかくなら自分の好きな世界観と好きな雨の日を組み合わせてみようと思います。

『生成』をクリックすると、下記の4枚の作品が生成されました。

この時点では、雨の写真をまだ使用していません。なので、次の工程で、撮影した雨の日の写真を合成します。

Step 3 : 雨の日の写真を追加して合成

生成された4枚の作品の左のバーに、『合成』という項目があるので、そこへ、撮影した雨の写真をアップロードします。

すると、下記の雨の効果が追加された4点が生成されました。

写真家リョウがAIで作成した作品

僕的にはかなり好きな世界観です。スチーパンク風だし、雨の日だし、夜だし。その中でも、下記のAI生成アートは気に入っています。

写真家リョウがAIで作成した作品

よく見ると輪郭の荒さはありますが、それが絵画っぽくて芸術的です。

このように、簡単なキーワードを入力するだけで、AIが独自のアートを生成してくれます。

AIアートで完成した作品の活用法

こうして生成AIツール『Firefly』で完成させた作品は、さまざまな場面で活用できます。

SNSでのシェア

生成AIツールでつくった雨の日のアート作品は、独特な世界観でフォロワーを惹きつける写真になります。

日本でも芸術を身近に感じることができるようになってきました。それは、SNSの普及とスマホの進化のおかげかもしれません。

日常的にSNSを見るようになって、投稿に今回のような画像が流れてくると、インパクトがあって興味を持ってもらえるかもしれません。

インテリアアートとしてプリント

部屋のアクセントとして、生成AIアートを飾るのもクリエイティブでオシャレです。

理想的芸術生活 ブログ

今回のような、雨の日の写真を使ったAIアートは、雨音が頭の中でイメージできて心がリフレッシュできそうです。

実際に、雨には心をリフレッシュさせる効果があるのですが、そんな雨の魅力を感じてもらうために、個人ブランド『雨の雫(あめのしずく)』が誕生しました。

Link : 写真家リョウの個人ブランド『雨の雫』公式サイト

AIアートをクリエイティブプロジェクトへの応用

デザインや広告の素材としても、Adobe『Firefly』で生成したAIアートは大いに活用できます。

生成AIツールが誕生したことで、デザイン広告にも芸術を取り入れやすくなりました。もちろん、芸術とデザインには明確な違いはあります。

その違いについては、下記の記事で詳しく話しているので、読んでみてください。

生成AI『Firefly』活用のポイントと注意点

Adobe『Firefly』を活用するポイントをおさえれば、生成AIアートの価値を上げることができるでしょう。

いくらAIが自動で生成してくれるからといっても、魅力的な作品にするには使う人のスキルが重要となってきます。

生成AI『Firefly』活用のポイント

生成AIのプロンプトは、具体的かつ簡潔な内容を意識しましょう。

たとえば、「雨の夜景」と入力するよりも「都会の夜、濡れた路面に反射する街灯の光」のように、詳細な指示をだすことで、より理想的なデジタルアート作品が生成されます。

生成AI『Firefly』の注意点

商用利用の場合は、Adobe Fireflyの使用規約を必ず確認すること。とくに、生成したアートの著作権や使用範囲には注意が必要です。

生成AIツールは全てに共通していえますが、Fireflyが生成したAIアートに関していえば、他の人と似た作品になる可能性もあるため、商用利用することは避けたほうがいいと言えます。

詳しくは、下記のAdobeの記事を読めば、さらに詳しく、どのようなパターンが著作権侵害にあたるのかが説明されているので、そちらをご覧ください。

Link : 『Fireflyを適切に活用するための著作権との付き合い方

まとめ : 雨の日のAIアートは魅力的

AI技術が進化する中で、Adobe『Firefly』のような生成AIアート制作ツールは、写真を芸術的な作品へと変える力をもっています。とくに雨の日写真は、Fireflyの効果を最大限に活かせる素材です。

これまで憂鬱だと感じていた雨の日の過ごし方が変わって、雨の日が好きになれるかもしれません。

あなたもこの技術を使って、自分だけの「雨の日の世界」を描いてみませんか?

Link : Adobe『Firefly』

https://artryo.com/digitalart/wp-content/uploads/2023/04/artryo-hukidashi01.jpg
運営者リョウ

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リョウ(写真家)

京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在は東京でも写真活動を行う。

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リョウ(写真家)

京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在は東京でも写真活動を行う。

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