2024年に向けて準備を進めてきたNFTアート。
今回は、NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」に、NFTアートを出品した感想とガス代が発生したタイミングについて共有したいと思います。
ちなみに「これからNFTを始めようと考えてるけど安全性はどうなの?」と悩んでいるなら、こちらの記事を読んでみてください。
2024.01.06
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目次
NFTを簡単に説明
今回メインで話す内容は、「NFT初心者の僕がOpenSeaに出品した感想とガス代が発生するタイミング」について。
なのでここで長々と説明をしても意味がないので、さらっとNFTとは何かを説明します。
NFTとは、日本円を仮想通貨取引所で「ETH(イーサリアム)」と呼ばれる通貨に変えて、「OpenSea」と呼ばれる販売所で気に入ったNFTを購入し、購入したNFTを「ウォレット」という場所に入れておく。
とりあえず、このようにイメージしてくといいでしょう。
世界で利用者が多い「OpenSea」に登録
僕がNFTアートを出品するのに利用しているマーケットプレイスは「OpenSea(オープンシー)」。
こちらが僕の「OpenSea Collection」ページです。
Collection(コレクション)とは、NFT化した作品を収納したり出品する場所というイメージで、NFTを制作する場合に必要になります。
コレクション名は自由に付けることができ、僕の場合は「Mysterious clock(ミステリアス・クロック)」というコレクション名で「不思議な時計」という意味があります。
コレクション名「ミステリアス・クロック」の由来
コレクション名「Mysterious clock(ミステリアス・クロック)」の由来は、僕の好きな映画「ヒューゴの不思議な発明」から生まれました。
レトロで懐かしさを感じる時代感、不思議でスチームパンク風で心が揺さぶられる世界、映画の舞台となった駅構内の風景。
そもそも僕は「非現実的な世界観」が好きで、子供の頃から『サルバドール・ダリ』や『エッシャー』の絵に興味をもっていました。
実現することができない建物、地球の理論を無視した風景など、そのような不思議な世界が本当に創ることができたらという夢を表現するために、時計をモチーフにしたデジタルアートを始めました。
2018年には時間をテーマにした個展を開き、進み続ける時間の未来の世界を想像するデジタルアート制作に集中。
そんな時間を刻み続ける「時計」の存在を、僕が想像する不思議な時計の姿として届けるために「Mysterious clock=不思議な時計シリーズ」が誕生しました。
上記のデジタルアートは、インスタグラムでも公開しているので、興味があれば覗いてみてください。
常に未来に向かって進み続ける時間の魅力
僕は「時間」というものは過去に戻ることはなく、常に未来に向かって進み続ける存在に魅力を感じています。
人は何か失敗をしたときに「あの時こうすれば良かった」と、過去を振り返って反省をします。だけど、過去に戻ることはできません。
過去をやり直すことはできない、現在の自分の状況を変えることもできない。
だから、未来の「自分がこうなりたい」という姿を想像して、そこに向かって進み続けなければいけません。
やり直せるのは「過去」でななく「未来」です。
時計は針を指で戻せば時間は戻りますが、この世界は指では戻らない、いや、物理的に戻ることはできません。
今の自分の姿は過去が作った自分の姿。それを変えたいなら、未来の自分がなりたい姿を想像してそれに向けて今を変えるしかないんです。
時間の「チクタク」という音は時間を刻む音ですが、未来の姿を組み立てる積み木の音なのかもしれません。
そう思っていると、だんだん「進み続ける時間」に魅力を感じるようになり、その魅力をNFTにして共有しようと思いました。
画像引用元 : OpenSea Collection「Mysterious Clock」より
僕のデジタルアートのテーマは「スチームパンク、レトロ、不思議な時計」で、PhotoshopとAI生成技術を取り入れたデジタルアートです。
ガス代が発生するタイミング
NFTマーケットプレイス「OpenSea」はNFTを出品するまでに、あるタイミングで「ガス代(手数料)」が発生します。
今回「Mysterious clock#1」を出品したとき、ガス代が発生したタイミングを共有するので、ゆとりを持って「ETH(イーサリアム)」を送金しておくことをオススメします。
「Mysterious clock#1」を出品した際に、ガス代が発生したタイミングはこちらの2回。
② デジタルアートをNFT化した時(2作目以降も必要)
Collection(コレクション)を新規作成した時
新規でCollection(コレクション)を作成する際には、ガス代が発生します。
コレクションとは、NFT作品を入れる場所(部屋)のようなイメージで、NFTを作成する場合に必要になります。
下記のようなイメージで、「ART」のデジタルデータからNFT化する場合に必要となる場所。
ガス代(手数料)はその時の価格の値動きによって高くなったり安くなったりするので、ハッキリしたことは言えませんが、2023年12月の末に僕が新規でコレクションを作成した時は「0.0062ETH=約2,000円」でした。
僕は現在、3つのコレクションをもっていて、1つはNFTが日本にきた当時に作ったもので、当時は新規作成は無料でした。
そのコレクションを再開させようとしんですけど、いろいろ設定をし直さないといけなかったということ、すでに無料でNFT化した作品があり、削除できない理由で放置することにしました。
その理由から、新たにデジタルアート出品用に「Mysterious clock」というコレクションを作成し、そこへNFTを作り出品しています。
新規でコレクションを作成する際にガス代が必要になりますが、そのコレクションにガス代が発生するのはコレクションの新規作成時の1回のみです。
デジタルアートをNFT化した時
コレクションの場合は、新規作成時の1回のみですが、NFTを作成する場合はその都度ガス代が発生します。
NFT化する場合のガス代も、その時期によって変動しますが、僕がNFT化した時は「0.0031ETH(約1,000円)〜0.0062ETH(約2,000円)」と幅がありました。
僕は仮想通貨に詳しくないので、NFTとして登録を確定する前に表示されるETH(イーサリアム)の価格を確認して、確定かキャンセルをしています。
Photoshop×AI生成NFTアート
僕が出品しているNFTアートは、PhotoshopとAI生成技術を組み合わせたデジタルアートです。
「AI生成技術を使っているなんて芸術じゃない」
と言われるかもしれませんが、新しい芸術を作る上で最新技術を使うのは大切なこと。
もともと僕は、手描きの絵が苦手ということもありましたが、グラフィックデザイナーで身につけたPhotosopのスキルを使ったアート制作がしたかったんです。
時計をモチーフにした作品もありましたが、デジタルアートを始めた当初は「椅子」を使った作品が多かったんです。
そこからグラフィックの技術はどんどん進化し、AI生成技術が高くなってきたことで、誰でも簡単にイラストや3Dアートが作れるようになりました。
Photoshopでデジタルアートを作っている僕にとって「AI生成」は野蛮な存在でした。
だけど使い方次第で、時間短縮にもなりアイデアを広げる効果的なツールになることを知りました。
もちろん「AI」に依存してしまうと、これまで身につけたPhotoshopのスキルが落ちてしまいます。
なので僕は、自分がイメージしている世界を明確にするために「AI生成技術」を取り入れることにしました。
NFTを出品している作家の中には、AIで作られた作品を出品している作家もいて、デジタルならではのアート作品の価値を高めてくれています。
手描きの画家には手描きの作品の価値を高める方法があるように、デジタルアートだからできる価値を高める方法もあります。
AI生成技術はデジタルアート作家にとって、アイデアを無限に広げてくれる大切なツールなんですね。
最後に、NFTに出品した感想
最後に、NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」に出品した感想をまとめると、次のようになります。
- NFTを出品するなら世界最大のマーケットプレイス「OpenSea」から始めるのが安心
- なんだかんだでガス代はかかるがデジタルアートの価値を高めるための投資になる
- 世界中に作品をアピールするために活用することができる
- 使い方次第では資金調達のツールとして使えそう(研究中)
というような感じです。
NFTアートは今の時代の進化に合っていて、まだ日本では未知な世界ですが、経験している人が少ない今だから始める価値はあります。
時間が過ぎるのは早いもので「知識を学んでから」ではもう遅いかもしれません。
僕もNFTを始めたばかりで、まだ知識が足りないですが、時間の魅力を届けたくてNFTアートを出品してみました。
どんな作品が好まれるのかなんて考えていたら、どんどん参加者に追い越されてしまいます。
過去ではなく現在でもなく、未来の自分の姿を想像して「時間」と共に新しい世界を広げていってください。
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