美大を卒業しなければ、プロの芸術家になることができないのだろうか?
僕は現在、デジタルアート制作活動やシネマチック写真家として芸術活動をしている。
京都で作品展を開いたり、神奈川県で約100名の芸術家が集まるグループ展に参加したこともある。
ーグループ展に参加した時の記事ー
芸術家支援企業からのオファーを受けるか断るかの判断の見極め方。
さらに写真家として、1年で13名の表現力のあるフリーモデルの方を撮影をさせていただいた経験もある。
ーアート×写真家リョウの撮影実績ー
https://artphotoryo.myportfolio.com/
そんな僕だけど、美大を卒業したわけでも通っていたこともないが理想の芸術人生を歩いている。
もちろん「プロの芸術家になるためには美大を卒業しなければいけない」と思っていた時期がある。
そこで、現在プロの芸術家になった人に相談すると、美大を卒業しなくても芸術家になる道があることを知った。
美大を卒業していなくても芸術家になれる
「美大を卒業しなくても芸術家になる方法はある」
と言っているが、美大をディスっているわけではない。
美大に通えば、芸術に関する基礎になる、
- 美術に関する歴史
- 色彩の知識
- 画材を使うための知識
- 映像学
の知識を身につけることはできるだろう。
だけど、美大では芸術家としての価値を上げる方法を教えていないと言うことである。
芸術家としての価値とは
芸術家としての価値とは、自分が制作する作品に対する想いを発信し、そこに共感してくれる人を増やし、その作品の価値を上げると言うこと。
そもそもアート作品とは、それを制作する芸術家によって価値観が違うため、美大や専門学校で教わることができないもの。
自分自身が芸術活動をしながら、そのアート作品の価値観を発信していくしかない。
その想いに共感してくれる人が、その芸術家のファンになり、作品を購入してくれる。
それが、芸術家の価値である。
美大は学費が高く将来へ繋げにくい
美大に通い卒業するまでに掛かる費用は、約400万円ほど掛かると言われている。
美大を卒業した人に話を聞くと、その費用は授業料に掛かる費用で、授業で使用する画材については自分で購入しなければいけないと言うこと。
これだけ高い費用を掛けても、プロの芸術家になれる率は全体の『1〜3%』程度。
これではプロの芸術家を目指すために美大に通っても、芸術家になれないと諦めてしまうのもわかる。
だけど『美大卒』と言う肩書は決して悪くなく、芸術関係の企業に就職をする場合の基準として見られることは確かだ。
もし美大を卒業しない人が芸術関係の企業に就職をするなら、それなりに芸術活動で優れた経歴が必要になる。
絵を描いて賞をいくつかもらったとか、海外での個展経験者とか、地震の作品がメディアに取り上げられたとか。
だけど、プロの芸術家を目指しているのであれば、ブランディングやマーケティングの知識が必要になってくる。
美大では教えていないブランディング
プロの芸術家になるには、画力やセンスは基本になるが、それだけではプロの芸術家にはなれない。
画力があるからと言って、描いた絵が必ず購入に繋がるわけではない。
必要なことは、アート作品を効果的に販売に繋げる知識を身につけることである。
アート作品を購入に繋げるためには、自身のアート作品とそこに書かれているキャプションに共感されなければならない。
作品を見てもらう機会を作るために個展を開き、そこに見にきた人に、
「僕のファンになって」
と伝えても、ただの売り込みにしか思われず、二度と個展には訪れてもらえない。
そこで必要なことが、
- アート作品をつくっている芸術家がどんな人物なのか
- どんな想いでそのアート作品を制作しているのか
- 普段どんな活動をしているのか
をSNSやブログで発信して、共感してくれる人を増やしていくことである。
ただし、SNSで
「新作できました」
「今なら格安で購入できます」
のような売り込みはしない方が良い。
まとめ
今回は、『美大に通わなくてもプロの芸術家になることはできる』と言う話をしてきました。
実際に僕が美大に通ったて感じたことではないが、プロの芸術家や実際に美大に通った人からの話を聞くことで、その理由を知ることができる。
いろいろ教えていただいたプロの芸術家も、美大を卒業した人ではないが、絵画を販売して自由に画家生活を過ごせている。
僕もある『アート×写真家』として、自分らしく自由に理想の芸術人生を歩くことができている。
デジタルアートも独学で制作して、何件か作品展やアート制作のオファーをもらうこともできた。
もちろん美大に通って美術の勉強をすることは良いこと。
だけど、プロの芸術家を目指しているなら、『自分』というブランドの価値を上げてファンを増やす知識が必要になる。
少しでも早くプロの芸術家になりたいと思っているのなら美大に通わなくても、独学で収益につなげる知識を身につける方法はある。
美大は美術の歴史や画材の使い方、映像についての基本を学べるところ。
もし時間とお金にゆとりがあるのであれば、美大で美術の基礎を学び、卒業後はアート作品を収益につなげる方法をオンライン講座などで学ぶといい。
これはあくまでも独学で『アート×写真家』という、芸術活動をすることができた僕の考えである。
あなたにはあなたらしい、プロの芸術家になる方法を見つけて欲しいと思う。
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