芸術家なら、少しでも購入者の元に作品を届けたいと思うのは当然のこと。
通常なら、作品を梱包して発送し額装についてのアドバイスをして部屋に飾ってもらうのに、相当な手間がかかります。
そういった手間をかけずに、少しでも早く購入者の元へ作品を届けることができるプラットフォームがあるのをご存知でしょうか?
作品画像をアップロードするだけで作品を出品できて、ジークレー印刷や額装をして発送までしてくれる魅力的なプラットフォーム、それが『Artgene(アートジーン)』です。
とくに「デジタルアートや写真作品を出品する人にとってオススメ」と聞いたので、気になって僕自身も会員登録をして作品を出品をしてみました。
その結果、次のような人に向いていることがわかりました。
・作品画像をアップするだけで出品できるサービスを探している人
・自分の作品を額装にしたイメージ画像を簡単に作れたらと思う人
・作品画像だけでジークレーやキャンバスに印刷できてそのまま出品したい人
・作品の販売を効率化したい人
ちなみに、僕が出品しているArtgene(アートジーン)のアカウントはこちら。
今回の記事では、Artgene様と提携して投稿してる記事でPRを含む記事となっております。
興味があれば記事内に出てくる 「Artgene」のリンクから、どのようなサービスをされているのかを覗いてみてください。
Artgene(アートジーン)とは
『Artgene(アートジーン)』とは、自身で制作したデジタルアートのデータや写真のデータをアップロードするだけで出品したり購入できる額装作品販売サイト。
しかも、ジークレー印刷にも対応していて、さらに額装とセットで購入者の元へ届けてくれる、芸術家にとってはすごく便利なプラットフォームです。
とくに、デジタルアート作家、写真家には嬉しい作品販売サービスです。
Artgene(アートジーン)のメリット
僕自身『Artgene(アートジーン)』を使って、次のようなメリットを感じることができました。
・キャンバスに印刷して出品することもできる
・出品までの流れが簡単
・出品に手間が掛からない
・ジークレー印刷に対応している
・販売数の設定もできる
額装したサンプル画像が自動で生成される
Artgene(アートジーン)は、自身で制作した作品の画像データをアップロードするだけで、額装したサンプル画像が作れて、そのまま出品することができます。
下記の僕が出品しているページを見ていただくとわかりますが、作品の画像データをアップロードすると、作品の額装アップ、リビング、ダイニング、寝室に部屋に飾られた4パターンのサンプル画像が自動で生成されます。
上記は作品を出品した場合のみの機能で、画像をアップロードして下書きした場合には生成されませんが、作品を探している人にしてみれば、作品を飾った時のイメージがしやすいので出品者として助かります。
通常ネットショップに出品する場合、サンプル画像用に商品を自分で購入して、部屋に飾った写真を数枚撮影するのが一般的です。
だけど、Artgene(アートジーン)の場合は、画像データ「.jpg」を販売時と同じサイズのデータをサイトにアップロードすれば、部屋に飾ったイメージ画像が作られます。
アップロードできる画像のファイル形式は『.jpg』のみ。『300dpi以上』を推奨しれていて、カラーモードはRGBでもCMYKでもOK。カラースペースは『sRGB』または『AdobeRGB』が推奨となっています。
【出品のガイドラインはこちら】
https://www.artgene.net/guidelines.php
キャンバスに印刷することもできる
『Artgene(アートジーン)』は、14種類の額装と4種類のパネル加工ができるので、作品に合うフレームを選びながら作品を出品することができるので、出品作業がとても楽しくなります。
たとえば、僕が出品している作品で、写真家として撮影した写真を出品する時に使っているフレームがこちら。
シンプルな写真作品には、黒いフレームと黒いマットを組み合わせると、お店のレトロな壁や、ビルのコンクリートの壁にも合わせることができます。
【フレームラインナップはこちら】
https://www.artgene.net/price-list.php
出品までの流れがわかりやすい
後ほど、会員登録、出品者登録、出品するまでの流れも紹介しますが『Artgene(アートジーン)』は、出品者登録が承認されてから出品するまでそれほど時間は掛かりませんでした。
そこで、出品までの流れをまとめると以下のようになります。
2、作品画像をアップロードする
3、画像加工(額装を選択、マットを選択)をして保存する
4、出品内容を設定する
5、出品する
作品の出品をスムーズにするポイントは、作品情報のテンプレートを作っておくとスムーズに出品できます。
そして出品情報がまとまったら、作品画像をアップロードします。アップロードする画像制作には、Adobeの『Photoshop』が使いやすくて効率よく出品できます。
出品に手間が掛からない
『Artgene(アートジーン)』は、出品までの手間が掛からないというのも特徴の1つだと思います。
有名なネットショップサービスは、サンプル画像用に1点だけ自分で購入し、商品撮影をしてサンプル画像を作って商品ページにアップロードします。
納品時間、撮影時間、画像を編集する時間、出品内容を記載したり、出品が完了するまでとても時間が掛かります。
Artgene(アートジーン)の場合は、作品画像をアップロードするだけで自動でサンプル画像が生成されるので、大幅に作業工程を減らすことができます。
たとえば、サンプル画像に使用されている背景は4パターンですが、どれも魅力的です。
【パターン①】壁や単色、グラデーションを背景にしたパターン。
【パターン②】リビングを背景にしたパターン
【パターン③】ダイニングを背景にしたパターン
【パターン④】寝室を背景にしたパターン
もし自分で、このようなイメージ画像を作ろうと思うと、撮影場所を確保をしたり、撮影機材が必要になりますが、Artgene(アートジーン)だと、このようなサンプル画像を自動で生成してくれるので、とても楽です。
ジークレー印刷に対応している
ジークレー印刷とは、RGBのインクで吹き付けて印刷する、デジタルデータの色調を再現した最高品質の印刷技術です。
デジタルアートを制作する僕にとって、ジークレー印刷はとても重要な印刷方法なので「Artgene(アートジーン)」を利用する価値があると感じました。
限定販売数の設定もできる
「Artgene(アートジーン)」では、エディション(限定販売数)の設定ができます。
「限定感を感じてもらうために少部数だけ販売したい」場合は、エディションを「10点」に設定したり、
「この世に1点しか存在しない作品にしたい」場合は、エディションを「1点」にしたり。
もちろん、できるだけ多くの人に作品を購入してもらいたい場合はエディションを設定せず、無制限にすることもできます。
Artgene(アートジーン)のデメリット
Artgene(アートジーン)は、誰でも気軽に利用できるアートプラットフォームですが、もちろんデメリットを感じる部分もあります。
- 作品購入の際は会員登録が必要になる
- サンプル画像を外部で使うことができない
- 作品のリアルさが伝わりにくい
- まだサイトの知名度が低く集客には弱い
作品購入の際は会員登録が必要になる
もし、あなたの作品を購入したい人がいた場合、Artgeneに会員登録をしてもらう必要があります。もちろん購入者も会員登録は無料ですが、登録の手間がかかってしまうので、最初は手間がかかってしまいます。
だけど一度会員登録をしてもらえば、あとは、Artgene上で新作の購入も簡単にできます。
初めてでも、購入者がArtgeneで作品をスムーズに購入してもらえるように、Artgeneの会員登録方法の資料を事前にメールで送ると安心して購入につなげることができます。
サンプル画像を外部で使うことができない
Artgeneでは、作品出品時にサンプル画像を自動で作成してくれます。だけどその画像は無断で外部に使用することはできません。
ちなみに本記事では、Artgeneに出品した際のサンプル画像を使っていますが、Artgene(アートジーン)の紹介をするためにスクリーンショットで使用させていただいています。
作品のリアルさが伝わりにくい
作品が飾られたサンプル画像が決まっているので、作品の質感が細部まで確認できなかったり、こだわった部分をアピールするこができません。
ただ、このデメリットをカバーする方法はあります。
たとえば、出品している作品をブログやサイトで公開するために1点だけ購入しておけば、オンラインだけではなく、身近に感じてもらうことができます。
自分で作品を購入する場合は、印刷費用、額装費用、発送料のみで購入できます。
サイトの知名度がまだ低い
Artgene(アートジーン)は、2021年の1月にリリースしたばかりのアートプラットフォームです。
少しずつ知名度は上がってきていますが、Artgene(アートジーン)という名前を知る人はまだ少ないでしょう。
だけどプラスに考えれば、他のサイトよりコアなファンを獲得できるチャンスでもあります。
なぜかと言うと、競合が少ないArtgene(アートジーン)に関係する情報はまだ少なく、そこを集中して発信し続ければ認知されやすいからです。
マーケティングの基本は、コアな人へ情報を届けること、デメリットをメリットに変える情報を発信すること、問題点を見つけてあげてそれを解決する方法を提案すること。
それを発信し続けて、コアなファンを増やしていくことです。
コアなファンとは、流行りに関係なく、いつでも自分に情熱を注ぎ続けてくれるファンのことです。
競合が少ない今、テスト運営でも良いのであなた自身が実際に利用してみて感じたことを、SNSやブログで発信してみてください。
それは、ごく一部の人にしか届けることができない情報かもしれませんが、自分の作品を効率的に販売するサイトを探している人はいます。
有名なネットショップについての情報は、企業なども発信しているため個人では勝つことができず、すぐに検索は埋もれてしまいます。
検索を上げるには、コアな情報を届けることが効果的です。
販売手数料
少し話が外れてしまいましたが、次に、Artgene(アートジーン)の販売手数料について紹介します。
Artgene(アートジーン)の販売手数料は以下ようになっています。
画像引用元 : Artgeneサイト『出品者の報酬について』より
出品者が設定した作品料金の70%が報酬で、30%がArtgene(アートジーン)に差し引かれる手数料になります。
印刷代金、フレーム加工代金、送料は作品料金にプラスされるため、作品料金の70%のみが報酬になります。
出品者自身で購入することもできて、その場合は先ほども話したように、「印刷代金、額装費用、送料」のみが支払い金額になります。
「購入するのに会員登録がめんどくさい」と言った購入者様には、購入費用を出品者の口座へ振り込んでもらい、入金確認後に出品者が購入を代行してあげると言った対応もできます。
Artgeneの会員登録方法
『Artgene(アートジーン)』への新規会員登録はとても簡単で、時間も数分で登録が完了します。
会員登録の流れは次のような感じです。
・出品者陽徳申請をする
・本人確認資料を提出する
ではご説明します。
新規会員登録
まずは『Artgene(アートジーン)』へアクセスし、右上にある『会員登録』をクリック。
会員登録情報を入力するページに移動したら、画面の指示にしたがって情報を入力して、最後に、最下部にある『登録する(無料)』をクリック。
ここで入力した情報は、念のためにメモにも控えておきましょう。
デジタルだけじゃなくアナログでも控えておくことで登録情報を紛失することを防げます。
すると登録したメールアドレス宛に『会員登録のご案内』というメールが届きます。
僕の場合は下記のような内容でメールが届きました。
メール本文に記載されているURLをタップすると登録が完了します。
この時点ではまだ作品を出品することはできませんが、他の作家さんの作品を見たり購入することができます。
それでは次に、作品を出品するための『出品者登録』を申請します。
出品者登録申請をする
まずは 『Artgene(アートジーン)』へアクセスして、今度は会員登録の左にある『ログイン』をクリックしてください。
ログインしたら、今度は左上にあるハンバーガーメニュー(3つの線)をクリック。
すると左側に下記のようなメニューが表示されます。
ちなみに下記の画像は、出品者登録をした後のメニューなので、項目名が『出品者情報』に変わっていますが、最初は『出品者登録』という項目になっています。
あとは画面の指示に従って、出品者に関する情報を入力して申請してください。
本人確認資料を提出する
出品者登録を申請する際には、下記のいずれかの本人確認資料の提出(アップロード)する必要があります。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 住基カード
- 外国籍を持つ方は在留カード
出品者登録の申請が承認されるか不可かの結果は、出品者登録を申請してから「1時間〜24時間」以内が目安のようです。
僕の場合は、運転免許証の表と裏をアップロードして出品者登録を申請し、約11時間後に「承認」の連絡が届きました。
審査といっても何かを質問されることはなく、どういった基準で承認されるのかわかりません。
なので本名なども含めて、出品者情報は嘘偽りなく入力することをオススメします。
まとめ
ここまで、アートプラットフォーム『Artgene(アートジーン)』について話してきましたが、なんとなくイメージできましたか?
僕の場合はデジタルアートや写真活動がメインになるので、画像をアップするだけで額装やジークレー印刷ができてそのまま出品できるのに魅力を感じます。
有名な無料ネットショップサービスで開業しようと思うと、それなりに手間が掛かるし、出品するためのサンプル画像作成にも時間が掛かります。
Artgene(アートジーン)だと、画像をアップロードするだけで、額装したイメージ画像が作れるので、活用する価値はありますよ。
出品する場合は、Artgen(アートジーン)のサイトに準備されている『出品ガイドライン』をよく読んでくださいね。
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