絵が購入されない!オンラインショップで効果的に販売する方法とは?

オンラインショップ

絵を描く人にとって一番の理想は、自分が描いた絵を購入してもらうこと。

だけど、絵を購入してもらうためには、画力も必要だが、オンラインショップで効果的に絵を販売する方法を知っておく必要がある。

僕はこれまでに色々なオンラインショップに登録して、デジタルアートの販売をしてきたが、その中でも自然に販売につながりやすい方法を見つけた。

そのオンラインショップを効果的に運営していく方法について話していこうと思う。

オンラインショップの基本その1『運営に手を抜かない』

まずは初歩的なことなのだが、オンラインショップに初めて登録する場合、自分が運営するオンラインショップの情報をしっかりと公開することが大切である。

例えば、

  • ショップ名
  • ショップの紹介
  • ショップオーナーのプロフィール
  • 配送設定(送料に関する項目)
  • 対応可能な支払い方法
  • 特定商取引法に基づく表記
  • 商品のオプションについて
  • 購入に関する注意事項

など、これらの情報はオンラインショップを見に来るお客さんにとって、安心できるショップなのか判断する情報になる。

この基本的な項目は手を抜かずにしっかりと記載するようにした方がいい。

これらの情報を考えるにはとても時間が掛かることになる。

できることなら、オンラインショップに登録して上記の項目が完成するまではショップ自体を非公開のままにしておいて、じっくり考えてみよう。

上記以外にも設定項目の中に、

  • 商品が売れた時の入金先口座情報
  • SNSとの連携

も設定しておこう。

オンラインショップの基本その2『アクセス解析』

最近のオンラインショップ登録サイトには、無料で『アクセス解析』機能が付いているサイトもある。

この『アクセス解析』を見ることで、どの商品がいつどれくらい見られているのかを知ることができる。

もちろん細かくアクセス解析を見たい場合は、Googleアナリティクスにオンラインショップを連動しておけば知ることもできる。

Googleアナリティクスについてわかりやすく説明しているサイトがあったので、そちらを参考に見てほしい。

どちらを使うにしても、自分のアート作品を使った商品を販売するのであれば定期的に『アクセス分析』を見ながら、商品名や商品の説明などを修正していくことが必要になる。

アート作品を使った商品を公開したからといって、後は購入されるまで放置して終わりというわけではない。

もしも公開した商品の中でアクセス数が低いものがあれば、それがオンラインショップの評価を下げてしまうことになっているかもしれない。

そうなる前に『アクセス解析』を見て、アクセスの低いアート作品を使った商品を削除して新しいものと差し替えることも考えなくてはいけない。

このように、定期的にアクセスの状況を見ながら分析して修正していくということも、オンラインショップを運営していく上で重要なことなのである。

オンラインショップの基本その3『商品写真にこだわる』

オンラインショップで商品を見たことがある人ならわかると思うが、オンラインショップに商品を公開するためにはその商品のサンプルの写真を数枚アップする必要がある。

たまに見かけるが商品のサンプル写真に、メインの写真を1枚だけしか公開せずにオンラインショップを運営している人がいる。

ネットで買い物をする場合、実際に手にとって見れる一般のお店とは違って、イメージしにくいものである。

それを回避する方法は、

  • 質感
  • 色味
  • サイズ
  • 角度
  • 実際の使用例

などをわかりやすくする為に、商品のサンプル写真が重要になってくる。

しかし、サンプル写真の画像が荒かったりPhotoshopなどで大幅に加工したりしてしまうと、購入されなかったり購入後のクレームの原因となってしまう。

その為には、できる限り実際のアート作品(商品)に近い状態で見てもらえるように工夫しないといけない。

そこで商品のサンプルに使う写真を自分で撮影する場合は、次のようなことに気を付けよう。

  • メインの商品にピントが合っていない。
  • 明るすぎて白飛びしている。
  • 商品が小さすぎて見にくい。
  • 背景が多すぎて商品が目立っていない。
  • 商品が画角から切れている。
  • どれが商品かわかりにくい写真。
  • 商品の上にショップのロゴが重なってしまっている。
  • 全部同じ角度の写真しかない。

このような写真になってしまうと購入につなげることは難しくなる。

できる限り商品を購入する人にもわかりやすいような商品写真を撮影するようにしよう。

商品にこだわっている人は、プロのカメラマンに依頼してクオリティーの高いサンプル写真を公開している人もいるが、もちろん依頼するのには費用は掛かる。

自分のアート作品の評価を上げたいのなら、そのくらいの費用を掛ける価値はある。

しかし、最近のスマホのカメラ機能はとても良くなってきているので、オンラインショップの商品サンプル写真のサイズならスマホでも十分だ。

いろいろ試して自分のこだわりに合った方法で、商品のサンプル写真を撮影してみよう。

ちなみに『Photoshop』とは、写真加工やデザイン制作などでよく使われる代表的なグラフィックソフトである。

オンラインショップの基本その4『商品説明の書き方』

もちろん、商品説明の書き方も購入されるためには必要になってくる。

オンラインショップでは商品の説明を長々と説明してしまうと、見る人にとっても大変なことになってしまう。

できることなら最大でも700文字以内でまとめて説明するといいかもしれない。

この文字数は、僕が今までに色々な作家さんの商品説明を見て読みやすいと感じた文字数なので絶対の文字数ではないが、商品説明や購入方法について簡単で伝わりやすい方がいい。

その為にオンラインショップを運営するのであれば、ライティング(文章力)のスキルも身に付けておいた方がいいだろう。

さらに、読みやすくするために適度に改行を入れたり、場合によっては箇条書きを入れたり、記号を入れて段落を区別したり。

そして商品説明の中で重要なことは、『注意事項』についても記載しておくことである。

商品についての注意事項とは、

  • 商品のサンプル写真と実際の色味が少し違う点
  • 発送に関するトラブルについての記載
  • キャンセルについての項目
  • 返品対応の期間についての項目

など、あらゆるトラブルを想定して事前にどんな対応ができるのかを記載しておくこと。

この『商品に関する注意事項』を記載しておくことで、事前にトラブルを防ぐことができる。

さらにオンラインショップを見にきてくれたお客さんが、安心して商品が購入できるような項目も記載しておくと、より購入率も上がるかもしれない。

例えば、

「写真で見た商品とかなり違うと思った場合は、納品後1週間以内であれば返金します。」

「商品購入前でもメッセージ機能よりご質問ください。」

などのようなコメントも入れておくといいかもしれない。

オンラインショップは焦って登録しないこと

僕も以前、なんとかして自分のアート作品を購入してもらおうと焦って複数のオンラインショップに登録したことがある。

公開する商品のイメージ写真について何の知識も無く、ただスマホで商品だけを撮影して1枚だけしか公開していなかった。

当時は、できるだけ時間を掛けずにオンラインショップを運営する方法を考えていたが、運営していく中で手を抜いていたせいで自分の作るデジタルアートの評価まで下がってしまった。

今だからわかるが、オンラインショップの運営は普通のお店と一緒である。

もちろん良い意味だが、無料で登録できるオンラインショップであっても、商品を販売する以上は『安心して購入できるお店』として認知されなくてはいけない。

「自分1人だからダメなら辞めればいい」

では、アート作品そのものの評価も下がり、画家としての信頼も無くなってしまう。

もし現時点で、

「オンラインショップを何となく始めてみよう」

と考えているのなら、アート作品の価値が下がるだけになるので、オンラインショップを始めない方があなたの為だと言っておこう。

たとえ無料で登録できるオンラインショップでも、商品が販売できた時には『販売手数料』をそのサイトに支払うことになる。

そう、オンラインショップの運営は無料ではできないと言うことである。

そして、作家の評価はそのオンラインショップの評価にもつながるので、

「ここのオンラインショップに登録している作家は、評価が低い作家ばかりだ」

と思われてしまう。

オンラインショップを運営するのなら、あなた自身の評価を下げないような運営の仕方を身に付けていく必要がある。

商品の販売のスキルを身に付けたら理想的な生活が過ごせる

ここまで自分が作ったアート作品をオンラインショップで効果的に販売する内容について話してきたが、絵を描いて生活していく為には絵を販売することが前提となるだろう。

これまでに話してきた内容を意識して、無料オンラインショップで効果的にアート作品を販売する方法を身に付ければ、あなたのアート作品の評価も上がっていきファンも増える。

そうなると各地で個展を開けば、その地域であなたのアート作品を購入したいと言う人も出てくるだろう。

そこまで到達する為には、絵の価値を上げる知識も身に付けなければいけないが、努力して身に付けた知識はあなたの資産になる。

例えば、

絵を描いてアート作品を販売するだけではなく、今のあなたと同じようにオンラインショップでアート作品を販売しようと考えている人に向けて、『オンラインショップの始め方講座』を月額で講習することもできる。

画家の仕事は絵を描くだけではい。

  • アート作品の販売
  • オンラインショップ講座を開く
  • 個展を開く
  • ギャラリーをレンタルする
  • 世界を飛び回りながら絵の描き方を教える

画家の仕事にも幅が広がって、自由な時間を過ごすことも夢ではない。

好きなこととアートをかけ合わせる活動

そして僕が最近始めたオンラインショップを参考にしてもらってもいい。

僕自身これまでのオンラインショップを全て辞めて、1つに絞ったオンラインショップがminne(ミンネ)である。

僕はminneで公開しているアート作品の商品サンプル写真は、全て自分で撮影するようにしている。

自分で制作した商品なので、サンプル写真にもこだわりたいということもあるが、僕は写真を撮るのが好きなのでアート作品の商品サンプル写真の撮影をすることで、気分転換になるということが一番の理由だ。

minneでは主にデジタルアートのジークレー版画を販売しているが、今後の『アクセス状況』を見ながら効果のあるグッズを販売していこうと思う。

まとめ

オンラインショップの運営に必要な基本的なこととは、

  • 運営に手を抜かない
  • アクセス解析
  • 商品写真にこだわる
  • 商品説明の書き方

の4つであるが、この基本を身に付ければ無料オンラインショップを使わなくても、販売する方法がイメージできるのではないだろうか。

無料オンラインショップは販売手数料が掛かるので、それが

「もったいない」

と感じるのなら、自分のサイトで販売する方法もあるだろう。

どちらにしても、販売の知識を身につけることで、絵を描きながら自由に理想的な画家生活を過ごすことも夢ではない。

僕のように、写真が好きならお気に入りの一眼レフを持って各地を撮り歩きながら、デジタルアートに使用する写真を撮影することもできる。

オンラインショップで使用する写真にこだわって、自分で納得がいくまで撮影することもできる。

自分がこだわって撮影した商品が購入されれば、アート作品だけではなく写真の撮り方などを教えることもできるだろう。

それを解決することができたら、次は初心者にもオススメのオンラインショップで販売を試してみよう。


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リョウ

リョウ

アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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