芸術はストレス解消に効果的!今の感情を絵にすることで心が楽になる

気になる話

仕事で抱えてしまったストレス。

言葉にして吐き出したくても、その場の環境や性格によって吐き出せない人もいる。

だけどストレスを解消する方法は、言葉で吐き出すだけではない。

芸術で感情を表現することもストレス解消の効果がある。

今回は「仕事で抱えたストレスをどうやって吐き出せばいいの?」と悩むあなたへ、芸術に触れる価値について話したいと思う。

はじめに

当記事では「芸術でストレス解消をすることができる」という話をしているが、ストレス解消をする前に「どうしてストレスを抱えてしまうのか?」を知ることが大切だ。

僕は精神科医でも心理学者ではないが、自分の経験から、芸術がストレス解消に効果があることを知った。

当記事では「ストレスを抱えてしまう原因」から始まり、「ストレス解消する方法」「芸術はストレス解消になる」「芸術に触れる」といった構成で書かれているので、ぜひ参考にしてほしい。

ストレスを抱える3つの原因

ここでは、ストレスを抱えてしまう主な3つの原因についてお話しするとしよう。

  1. 忍耐力の低下
  2. 体を動かす時間が減る
  3. 回避能力の低下

上記の項目は僕自身が感じたことなので、個人によって違うかも知れないが、ぜひ参考にしてほしい。

それでは1つずつお話ししよう。

忍耐力の低下

ストレスを抱える主な原因として「忍耐力の低下が大きいのではないだろうか。

「忍耐力」とは、辛い・怒り・苦しいと感じる感情をおさえて耐えること。

この忍耐力が低下してしまうと、苛立ちが行動に表れて人や物に危害を加えてしまう。

この「忍耐力」を鍛えれば、辛い感情や怒りの感情をコントロールすることができで、ストレスを抱えることが少なくなる。

では、忍耐力を鍛える方法にはどのような方法があるのか。

目標と目的を明確にする

仕事、恋愛、生活の全てに関係することだと思うが、目標と目的を明確にし、それに向かって行動することで、自分のやらなければいけないことが決まって、それに集中できるため「辛い」「苦しい」というマイナスな感情がなくなる。

マイナスな部分がなくなると、多少辛くても頑張ろうとプラス思考になって忍耐力が向上する。

言い訳をしない

仕事に失敗したとき、恋人に怒られたとき、親に怒られたとき。

言い訳をしてしまうと自分自身に「甘え」が出て、何をするときも「どうせ悪い結果しにしかならないし」と考えてしまって、忍耐力の低下につながる。

体調管理をしっかりする

体調が優れない日が続くと、少し疲れただけで休む癖がついてしまう。

日頃から体調管理をしておくことで、多少の疲れでも仕事に集中することができる。

この後の項目「体を動かす時間が減る」でも話しているが、体を動かすと忍耐力の向上につながる。

とくにデスクワークが多い仕事をしている場合は、定期的に散歩したりストレッチしたり、机から離れてベランダで軽く体を動かすようにしよう。

体を動かす時間が減る

体を動かして汗を流す時間が減ると、新陳代謝が悪くなって疲れやすくなったり体調を崩しやすくなる。

そうなると、健康的なストレスを抱えてしまうことになる。

なので、運動の時間が減るのもストレスを抱えてしまう原因の1つである。

人は子供の頃にボール遊びをしたり、公園でかくれんぼをして走り回ったりしたことがあるはず。

子供の頃は、とにかく体を動かすことが多かった。

だけど、大人になると子供のように遊んでいる時間がなくなる。

仕事をすると、自分の好きな時間に仲間と遊んだり、旅行に出かけることが少なくなり、仕事が夜までかかることもある。

これではどう考えても楽しく遊ぶ時間も体を動かす時間をつくることができない。

だから運動する時間が減ると、ストレスを抱える原因になるのである。

回避能力の低下

回避能力が低下してしまうと、「忍耐力の低下」にもつながってしまう。

何かトラブルを起きた場合、焦りもあれば落ち込んでしまうこともある。

それは、人間である以上どうしても避けることはできない。

だけど、それを自分自身で回避できるようにしなければいけない。

僕が過去に美容師をしていた話になるが、美容室の店長の知り合いで東京の芸能プロダクション関係者がいた。

当時の僕はバンドを組んでいて、ミュージシャンを目指していた。

そんなこともあって、美容室の店長を通じて芸能プロダクションの関係者に直接楽曲を聞いてもらう機会があった。

だけど返事は「音楽を舐めるな!」と怒られた経験がある。

僕は芸能プロダクションの人から言われてことに、とてもショックを受けた。

自分が苦労して作った曲が、なぜ認められないのかと悩むが、苛立ちだけがどんどん強くなっていく。

しかしそこで僕は、なぜ認められなかったのかを考えることにした。

それは必ず「未来の自分のための勉強になるはずだ」と気持ちを切り替えることにした。

そうやって考え方を変えることで、間違いに気づくことができたのである。

間違いに気づくことができれば、あとはそこを改善して新たに挑戦すればいい。

このようにトラブルの原因を分析して改善することで、あらゆるトラブルを回避することができるのである。

そうすれば、ストレスを抱えずに毎日を過ごすことができる。

ではここから、ストレスをどうやって発散すればいいのかを考えてみよう。

芸術はストレス解消につながる

ストレスを解消する方法はいくつかある。

  • ジョギングをする
  • ヨガをする
  • ボクシングをする
  • 歌をうたう
  • 映画を見る
  • 旅をする

まだまだあるが「芸術に触れる」ことも、ストレス解消につながる。

絵は言葉以上に自分を表現できるもの」とも言われている。

絵を描くことでプラス思考になる

絵は気持ちをプラス思考にさせる効果がある。

子供の頃を思い出してみてほしい。

男の子ならヒーローの絵を描き、女の子ならオシャレな服を着ている可愛い絵を描いて「すごいね」って言われると嬉しかったはず。

このように自分の好きなものを好きなように描いて、その絵を見た人が喜んでくれるというれしさから「明日も絵を描いて喜んでもらいたい」とモチベーションが上がる。

だから「絵を描く=人の役に立つ」というプラスな感情をもつことができて、ストレスがなくなる。

最近では、子どもの頃からオンラインでイラスト教室を習わせるご家庭も増えてきている。

子どもの頃から芸術に触れさせることで、表現力が育ったりグループで行動する価値を知ることができる。

下記にくわしく書いた記事があるので、あわせて読んでみてほしい。

絵は感情を表現するのも

絵を描くというのは言葉と同じで、心の中の感情を外に吐き出すことができるためストレス発散にもいいと言われている。

たとえば、日本のゴッホと言われていた『山下清』という画家。

彼は小さい頃からイジメにあっていたらしく、それががトラウマとなり「人に会えばまたイジメられる」と思ったことで放浪するようになった。

彼は全国をめぐり、印象に残った風景を写真を撮らずに作品にしていた。

絵のベースはその風景だが、アレンジを加えて自分の思いのままに描いていった。

こうして彼は、心の中の感情を自分なりに表現した芸術を使って、イジメと言うトラウマをおさえていたのである。

それほど、絵には感情をコントロールする力がある。

芸術に触れる

なぜ芸術に関わることで、ストレスを発散させることができるのだろう。

その理由は、今までの自分の心の中になかったものを受け入れることで、心の変化を感じることができるからである。

芸術に関わると言ってもいろいろあるが、例えば次のような芸術作品が思い浮かぶ。

  • 映画を見る
  • 個展に行って画家の作品を見たり聞いたりする
  • 音楽を聴く
  • 舞台を見る
  • SNSを見ていて気になる写真を見る

このように、見るだけでもストレス発散の効果にもなる。

自身でアート作品をつくる

自分でアート作品をつくることで、ストレスを発散させることもできる。

なぜかと言うと、今感じている感情をアート作品で表現することで、外部へストレスを放出することができるからである。

なにも「上手く絵を描かなければ」と気を張る必要はない。

絵を描く知識がなくても、あなたらが感じた世界を、あなたなりに表現して、あなた自身が納得できればそれでいい。

もちろん絵を描くだけではなく、お花で表現してもいいだろう。

形にしなくても、文を書くことも心の中のストレスを発散させることができる。

手紙と同じで、普段言えないことを文に書くだけでも気分が変わる。

自分自身でアート作品をつくることは、感情を吐き出すにはとても良い効果がある。

「6秒」は心に和らぎを与える

人は「イラっ」としたときに「6秒間我慢」すると、その苛立ちが治(おさま)ることがある。

映画やドラマなどで、危険が訪れたときや問題が起こったときに、

「まずは深呼吸してから次の行動へ」
「焦らずに少し落ち着かせてから行動へ」

と言った場面を見ることはないだろうか?

実はこれが苛立ちを抑える方法として、最も効果的だと言われている。

「カッ!」

となったり、

「イラッ!」

としたら何もせず、6秒間の深呼吸をすることで気分が落ち着く。

実際やってみると、この「6秒」がとても長く感じる。

僕も実際にやってみたが、「カッ!」となったり「イラっ」とした時、この6秒の間に怒りがなくなっていることが多い。

この「6秒の効果」と言うものは、精神医学的にも効果があるとされている方法。

怒りと言うものは、突発的に感情として出てくるもので「6秒経てば怒りが半減し、深呼吸することで感情が抑えられる」という、感情をコントロールする技術である。

感情をコントロールする方法

これまでに話してきたことを、ただ読むだけでは何も変わらない。

まずは今の自分に何が足りないのか考えて、実際に感情をコントロールしてみることが大切である。

忍耐力が低下しているのなら、格闘技を体験したり、ヨガを習ったり

絵を描いたり、写真を撮るのも感情をコントロールするために効果的な方法である。

仕事でなかなかできないことにを、休みの日に挑戦してみたり。

体を動かすことが減っていると感じたら、手軽に自宅でできるストレッチをするのも効果的だろう。

他にどんな方法があるのか知りたい場合は、下記の記事を参考にしてもらうといいだろう。

イメージトレーニングも効果がある

回避能力が弱ってきている場合は、イメージトレーニングをするのも効果的である。

ストレスを発散させる方法を知るだけで、感情をコントロールすることができるようになる。

感情をコントロールするには、『6秒の効果』を試してみてほしい。

そう考えれば世界のアート作品を見ることも、人々の心の苛立ちやストレスを発散するためにメンタルをケアしてくれる1つの方法になる。

抽象的なアートは思考力がアップする

抽象的とは、

「あいまい」
「具体的なものではない」

という意味があるが、この抽象的なアート作品には思考力をアップさせる効果がある。

人の気持ちには「感情」というものがあり、「嬉しい、楽しい、悲しい、辛い、怒り」のように、その時の状況によって心の浮き沈みや表面的な部分へと現れてくる。

喜びは、大切な人から心がこもったプレゼントをもらうと、「ありがとう」という言葉で相手に感謝する気持ちとして表現するもの。

怒りは、嫌なことがあったり相手から理不尽なことを言われると、心の底から苛立ちや怒りが湧き上がり、最終的には行動に出てしまって人や物を傷つけてしまう場合がある。

その感情をコントロールするキッカケをつくるために、抽象的な世界を表現したアート作品を見てほしい。

現代アートで客観的に自分の姿を見る

僕はその時の気分を画像編集アプリPhotoshopで制作するデジタルアートで表現することもある。それが、僕のストレスの発散法でもある。

そのために僕のデジタルアートは、全体的に暗い世界観になってしまうことが多い。

しかしただ暗いイメージを見てもらうだけでは、ただストレスを増やしてしまうマイナスのアートになってしまうだろう。

そのデジタルアートには「今の自分の姿を映し出して客観的に今の自分を見てほしい」というメッセージも込めている。

ではここでいくつか僕のデジタルアートを、タイトルと説明つきで紹介したい。


青い世界「水の音」

『水の音』をテーマにしたデジタルアートである。

僕の名前にも使われている『水』をモチーフにしたデジタルアート。

その作品の説明は、

私は静かに過ごせる癒しの青い世界を想像し、そんな世界を目指しているのかもしれません。あなたにも私が想像する『青い世界』をお届けしたいと思います。

アート×写真家リョウ


360°Clouds.

この作品の説明は、

永遠に続く雲のトンネル。この雲のトンネルは私の頭の中で芸術のアイデアです。私はその気持ちを永遠に決して忘れません。

アート×写真家リョウ


3」が持っている神秘的なチカラ

この作品の説明は、

私たちは「3」という数字が持つ不思議な力を知らずに使っていることがある。仕事で課題をまとめる時や、物語の世界で出てくる「三兄弟」や「三銃士」など。その理由は「3」と言う数字には「創造の安定」があるからです。私たちは創造の安定を求めるために「3」と言う数字に最大の力を発揮できると感覚的に知っているのかもしれない。

アート×写真家リョウ


そこに存在する、主の肖像画

この作品の説明は、

そこの椅子にあなたが座っているのを想像してください。あなた今何を始めようとしていますか?そこにあるリンゴは今のあなたの姿を現したリンゴです。丸くて綺麗に育ったリンゴのように、あなたも堂々とした存在感のある世界を目指しますか?それとも床に落とされた傷のついたリンゴのように、誰にも気付かれずにどんどん老いていくのを待ちますか?あなたの存在を必要としている人は必ずいるはずです。

アート×写真家リョウ


最後に

芸術に触れることで、抱えたストレスを発散させることができたり、怒りや苛立ちをコントロールすることができる。

さらに、視野を広げることができるため、新しいアイデアを浮かばせる効果もある。

絵画を見るだけではなく、音楽や映画、ダンスやヨガなど、ストレス発散には効果的だ。

注意しなければいけないことは、『感情のままに行動すると傷つけてしまうものもある』と言うこと。

『カッ!』となって物を壊したり、人を傷つけてしまうことで、自分の人生自体が崩れてしまうこともある。

ストレスを抱えていると感じたなら、まずは絵画を見に行ってみよう。

苛立ちがおさまり、ストレスも減る、そして視野が広がって、良い仕事や活動につなげることができる。

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リョウ

リョウ

アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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