これから画家になる人は絵の価値を上げる知識を身につけた方がいい

ブランディング

絵を描いて理想の芸術生活を過ごすことを目標にしている人にとって、今から何を始めればいいのか悩んでしまうこともあるだろう。

僕が理想とする芸術生活は、お気に入りの一眼レフカメラで撮影した写真を使って、自分の好きな時にデジタルアートをつくること。

そんなことを話していると、

「芸術で生活していくことなんてできるはずがない」

と言われることが多いが、失敗してもあきらめずに継続していく力があれば、必ずその夢や目標が現実にすることはできる

絵で生活をしていくために必要な知識

これからの画家を始めようと考えている人や、絵が売れないと悩んでいる人もいるだろう。

そういった人のために、僕がプロの画家から学んだ知識の1つをここで話していこう。

絵で生活をしていくために必要な知識とは、『絵の価値を上げる』知識である。

絵の価値を上げる知識とは、

  • 画力・表現力
  • セルフブランディング
  • ライティング(文章力)
  • 人の心理についての知識
  • 効果的に絵を販売する知識
  • 効果的なSNSの使い方

などの知識になる。

現在の画家活動について見直してみる

画家を始めたばかりの時は、この絵の価値を上げる知識について学ぶ方法もなければ、まず『価値を上げる』という言葉にたどり着くことが難しいのかもしれない。

当時の僕は、デジタルアートの作品数がどんどん増えていったことで、何の知識もないまま作品販売を始めていた。

販売する場所は、個展やオンラインショップ、そしてSNSに販売開始の投稿など。

今思えば、行き当たりばったりの画家活動でとても危ない行動である。

もちろん、絵の価値を上げる知識も販売する知識もないため、作品が売れることはなかった。

しかしあることがキッカケで、それまで行動してきたことが間違いだと気づくことができたのである。

絵が売れないことに悩んでいた僕は、絵が購入されるために必要なことについて調べてみることにした。

その時に、たまたま見た画家のサイトで『自分分析』について書かれているブログを見たのである。

それは、今の自分に足りない知識について教えてくれているかのような内容だった。

これから画家を目指す人、絵が売れずに悩んでいる人にとって、絵の価値を上げることは大切なことである。

しかし、それ以前に今の自分の状況を『分析』することが重要なのである。

こうして僕は、焦ってつくったオンラインショップを一旦辞めることにし、画家に必要な知識を学ぶことに集中することにした。

努力と焦らずに続けていくこと

これからの画家に必要とされている要素とは、

  • 自分分析する知識
  • 自分自身で調べる力
  • 努力する
  • 継続していく力
  • 絵の価値を上げる知識
  • 画家の信頼を作る方法
  • 効率的に絵を販売する知識
  • どこにいても収益を作る知識

このような要素は、これから絵を描いて理想の芸術人生を目指している人には必要になってくるだろう。

「努力と焦らずに続けていくことが、絵を描く人にとってどうして必要なの?」

と思われるかもしれないが、簡単に説明しておこう。

先ほど話した『自分分析』をするというこの項目は最初に一度だけすればいいものではなく、今後、活動をしていく中で新たな間違いや失敗をすることもある。

しかも、何度か『自分分析』したから無くなるというものではなく、画家活動をしながら並行して付き合っていかなければいけない。

今後も間違いや失敗をして、悩むこともあるだろう。

それに負けずに活動を続けていくためには、いつでも自分分析ができなければならない。

いつまでも悩んでいても、理想の芸術人生を歩くことはできない。

そのためには、どんな時でも『自分分析』する努力とそれを続けていくことが大切なのである。

絵を描く人が持つべき『こだわり』

絵が売れないと悩んでいる多くの人が持っていないものが、自身が描く絵の『こだわり』である。

先ほども話したが、僕はデジタルアートが増えてきたことでオンライン販売や、SNSで売り込み投稿ばかりを続けていた。

まず、オンライン販売を続けていた時に間違えてやってしまったこと。それは、

  • 作品の値段を下げて販売していた。
  • あらゆるグッズに作品をプリントして販売していた。
  • オンラインの商品をSNSで売り込んでいた

僕はグラフィックデザイナーをしていた経験もあり、商品の価値についてわかっていたつもりだった。

しかし、デジタル画家になって個展を開いても絵が売れないことで焦りを感じ、どうにかして自分のアート作品を購入してもらいたくて必死になっていた。

絵のこだわりを捨てて、A2サイズの作品ポスターを900円〜1,500円の範囲でオンラインショップに出品する。

さらに、マグカップ、クッション、エコバッグ、スマホケース、ポストカード、アクリルブロック、作品データダウンロード販売など。

自分のアート作品をプリントした、各アイテムを全て900円〜1,500円で販売していた。

それでも購入されることはなかった。

たまに届くメッセージと言えば、

「私たちの主催するグループ展に参加しませんか(有料で)」

「あなたが作品を安く販売しているせいで、芸術界の価値が下がってしまう」

という営業メールや、芸術に対してのクレームばかりだった。

そんな間違った芸術活動をしていた僕は、プロの芸術家と出会うことで本当の芸術活動について学ぶことができた。

この時に学んだことは、

  • 絵を安くすると言うことは、自分自身の価値を下げてしまうこと
  • 絵を安くすると言うことは、芸術界全体の価値を下げてしまうこと
  • 絵を安くすると言うことは、人が離れてしまうと言うこと

と言うことだった。

それを意識しながらデジタルアートにこだわっていることで、不思議とそこに共感してくれる人が集まってくれる。

芸術作品は格安通販商品ではない

こんな経験をしたことはないだろうか。

通販番組を見ていて、

「通常なら¥40,000のところ、¥10,000でご提供します」

と言う大幅値下げのコーナーを見て、

「本当にちゃんとした商品なの?」

と不安になって、商品を買うのを辞めたこと。

芸術作品は格安通販番組の商品と一緒ではない、誰でも手に入るものではないからその価値が上がるのである。

絵を描いて購入されないからと言って値段を下げるのではなく、なぜ自身がその絵を描いたのかと言うことを伝えていくことが大切だ。

それを伝え続けていくことで、そこに共感してくれる人が集まり、

「その絵を買いたい」

と言ってくれるのである。

絵の値段をどう決める?

そして絵の値段設定も悩んでしまう部分だろう。

シンプルに考えれば、絵を販売する値段というものは、画家自身が決めればいい。

「この絵は安すぎる!」

「この絵がこんな高い値段するの?」

と他の人から言われたとしても、画家自身が制作時間や掛かった費用などを考えて設定した値段。

こだわって描いた絵の値段を、他人が決めるものではないだろう。

僕の場合、デジタルアートの値段は、

  • 素材を撮影するために掛かった交通費やアイテムの購入費用
  • カメラマンさんへ依頼した時に掛かった費用やモデルさんを依頼した費用
  • デジタルアート制作に掛かった電気代
  • ジークレー版画印刷費用
  • デジタルアート制作時間給

このような費用によって料金を設定している。

とくに、こだわりのあるデジタルアートにはプラスする場合もある。

その理由は、僕自身が撮影した写真を使うこともあれば、プロのカメラマンさんに依頼してデジタルアートの資材を撮影することがあるからだ。

たとえ、

「作品の値段が少し高い」

と言われても、僕は下げることはない。

こだわって制作した、デジタルアートの『絵の価値』を感じてもらえる人に購入してもらいたいと思っている。

このように絵にこだわると言うことは、自分の作品の値段設定にもこだわりを持つことで、絵の価値を上げることができる

僕のデジタルアートの一部を紹介しよう

僕がグラフィックデザイナーをしていた時に身につけた、グラフィックのスキルを活かしたデジタルアートの一部を、ここで紹介したい。

ちなみにデジタルアートの制作環境は、

  • iMac – バージョン10.13 –
  • Macbook Air – バージョン10.15 – (外で制作する場合)
  • Photoshop 2020(フォトショップ)
  • Wacomのペンタブレット
  • iPhone(主に小物素材撮影用)
  • 一眼レフカメラ Canon EOS 7D(主に背景や人物素材撮影用)

それを使用して、抽象的で不思議な世界をイメージしてデジタルアートを描いている。

デジタル画のこだわり

絵の価値

デジタル絵画

最初は手書きの絵を描いていこうとも考えたのだが僕のイメージする世界は、自然界にあるような眩しくても心地よい光を作品の中で表現したいと思っている。

そのために『光の三原色(RGB)』を操ることができる、グラフィックソフトを使ってアート作品をつくりたいと考えたのである。

そう言ったデジタルアートの技法を使っている画家は、日本ではまだ数が少ない。

もしグラフィックデザイナーの経験があるのなら、芸術作品の1つの技法として、デジタルアートを取り入れてもいいだろう。

もしかすると、手描きの絵とデジタルアートを組み合わせることで、新しいアート作品をつくることもできるかもしれない。

そして、ジークレー版画印刷でデジタルアートを仕上げることで、よりデジタルアートの価値を上げることができる。

ジークレー版画とは、インクジェットプリンターのように、キャンバスにインクを吹きかけて印刷する最高品質の印刷技術。

デジタルデータでも、手描きキャンバスでも再現性の高い版画を作ることができる印刷技術である。

このようにして自分自身でアート作品のこだわりを持つことで、絵の価値を上げることができるのである。

理想の芸術生活を過ごすためには苦労もある

理想の芸術生活を過ごすためには、何度も失敗や間違いをすることもある。

しかし、その失敗や間違いから学ぶことで、正しい道について調べることができたり成長していけるのである。

これは、どんな仕事をしていても経験すること。

とくに個人で仕事をしていこうと考えている人は、自分分析して軌道修正をしていく力が必要になる。

これから失敗して、落ち込んでしまうこともあるかもしれない。

大きな間違いを犯してしまうこともあるかもしれない。

どんな時でも、その時の状況を分析することが必要が。

そして焦った時は、無理せずに心を休めて気分転換をすること。

心が落ち着いてから、自分分析をして軌道修正すればいい。

どうしても焦ってしまう人は、以前に僕が『今の状況を帰る方法』について書いた記事を参考にしてもらうといいだろう。

僕は今でも失敗や間違いをすることがある。

それでも落ち込むことがなく、焦ることもなく自分が思い描いている『絵を描きながら自由に理想的な画家生活を過ごす』ことに少しずつ近づいている。

好きな時に好きな場所へ行って好きなカメラを使って、デジタルアートの素材写真を撮影しながら生活ができている。

これも失敗を経験して学び、その失敗を軌道修正ことで成長するができている。

最後に、自分の理想の生活をイメージしてみよう

ここまで絵の価値を上げる知識について話してきたが、自分が理想としている生活をイメージすることで、自分分析したりモチベーションを下げずに続けていくことができる。

もし自分が描いた絵の価値が上がれば、画家としてあなたのファンになる人も増えてくる。

そうなると絵もどんどん購入され、個展に招待した時には喜んで見にきてもらえる。

そこで、ファンと直接交流することで画家としての信頼もされ絵の価値もどんどん上がる。

絵の価値が上がると言うことは、絵を購入したい人が増えてくる。

ここまでくれば、絵で稼ぐことも可能になるだろう。

  • 絵で稼げるようになると、世界を旅しながら絵を描くこともできる
  • 絵で稼げるようになると、あなたを育ててくれた両親に少し奮発してプレゼントすることも可能になる
  • 絵で稼げるようになると、どこにいても自由な時間を過ごすことも可能になる

さらに、どこにいても仕事ができる環境を構築することで、自由に理想的な生活を過ごすこともできる。

その方法については、またお話ししていくことにしよう。

まずは、自分なりに絵の価値を上げる方法を考えることが大切である。


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リョウ

リョウ

アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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