「画家に向いていないかも」と悩んだら、今の状況を分析して改善すればいい

芸術家

こんにちは、京都で写真家をしているリョウ(@ryo_creativephoto)です。

画家をしている人がよく陥ること、それは作品が購入されないことから「自分は画家に向いていないのかも」と思ってしまうことです。

そのようなネガティブな気持ちになってしまった時は、いったん画家活動を休んで今の状況を分析して改善すればいいんです。

どれだけ好きなことでも、それを続けていると疲れてくることはあります。

画家も同じで、うまくいかない時期というのは定期的に訪れるものなので、逆に『今の状況を客観的に見れるチャンス』だと思って、それを改善すればいいんです。

今回は「うまくいかい時期に遭遇した時はどうやってプラスに変えるのか」を話すことにします。

なんだかスピリチュアルのような話になりますが、芸術家やクリエイターをしているとこういった自己嫌悪に陥ることがあるので、本記事で心のゆとりを取りもどしてください。

「画家に向いていない」と感じてしまう理由

どんな仕事でも、ある日突然「自分には向いていない」と思ってしまうことがあります。

その理由は人によって色々あると思いますが、画家の場合は、主に作品が購入されないことが原因で自己嫌悪に陥ってしまいます。

絵が購入されない時期が続くと「唯一の収入源が断たれてしまう」と感じ、焦って売り込みをしてしまう。それがが逆効果となって、さらに絵が購入されない状況になる。

それが「画家に向いていない」と思ってしまう原因となります。

では、なぜ絵が購入されないのか。

絵が購入されない原因と改善方法

絵が購入されない主な原因は、ブランディングができていないことが考えられます。

絵が購入されない理由と購入につなげる方法について話している記事があるので、詳しくはそちらを読んでもらうとイメージできるでしょう。

現在は、画家も購入につなげるための知識が必要になってきている時代。

ではここで、有名な画家パブロ・ピカソの話を紹介します。

ピカソはマーケティングのプロ

あなたもご存知の「パブロ・ピカソ」。ピカソは、マーケティングの才能もあったことをご存知でしょうか?

ピカソは新しい作品ができると、その作品のストーリーを必ず添えていて、ピカソの作品を見た人は、そのストーリーに心を揺さぶられて作品を購入するという話があるので紹介しておきます。

ピカソは作品が完成すると、人を集めてその絵にまつわる物語を話していました。

絵の素晴らしさを語るわけでも絵の特徴をアピールするわけでもなく、ただただ、その絵にまつわるストーリーを語り、そのストーリーに興味を持たせて「あなたの絵が欲しい!」と思わせたのです。

こうしてピカソは、自分の描いた絵の価値を高めていきました。

僕はこの話を聞いて、ストーリーテイングというマーケティング方法を思い浮かびました。

人は作品自体に興味を持って購入するのではなく、その作品にまつわるストーリーに興味を持って購入するのです。

焦りがうまくいかない状況をつくっている

「画家に向いていない」と言う想いは、心の焦りから生まれてくるもの。だからまずは、あなた自身が『焦っている』ことに気づくことです。

この『焦り』は、表面的に出てくる焦りと、内面的に隠れている焦りがあって、それを自分で分析することで改善する方法を見つけることができ、「画家に向いていない」と言う想いをなくすことができます。

表面的な『焦り』

表面的な『焦り』は行動に出るもので、自分では気づかずに行動に出してしまっていることが多いため、周りの人に相談することで気づくことができます。

僕もデジタルアート作家になり始めた時に、活動をしていてもうまくいかない時期がありました。

その焦りから、やってはいけない行動をとってしまったのです。

その時のことを書いた記事があるので、ぜひ参考に読んでみてください。もしかすると、今のあなたも同じようなことをしているかもしれませんよ。

この表面的な『焦り』は、周りの意見を聞くことで初めて気づくこと。うまくいかない状況になった時は、信頼している人や親しい人へ相談してみるといいでしょう。

内面的な『焦り』

内面的な『焦り』が少し厄介なもので、内面的な焦りは周りの人からも気づかれないことが多いので、自分で気づいて改善するしかないのです。

内面的な焦りに気づく方法は、普段から「今の自分は焦っていないか?」と自問自答する意識を持っておくことが大切です。

万が一、それがうまくいかない状況だと思ったら、すぐにその原因について分析して改善策を見つけること。

そうすれば焦りがなくなって、だんだんゆとりを取り戻すことができるでしょう。

うまくいかない状況を回避する方法

うまくいかない状況を回避するためには、失敗してそれを改善した経験を活かして成功へとつなげること。

失敗は成功のもと」という言葉がありますが、その意味は、

失敗の原因を反省して改善することで、成功につながることを意味する言葉

で、失敗しないとわからないこともあるため、失敗しない人より、失敗を経験した人の方が知識があるし、改善する方法を知っています。

世の中の『プロ』と呼ばれている人は、少なからず『失敗』を経験しているので、いろいろな対処法を持っています。

なので、絵が売れずに焦って売り込みをしてしまうことが失敗だとしたら、それに気づくことが大切で、そこからどう改善していけばいいのかを考えて見つけた答えは、必ずあなたの強い力となります。

今こそ、うまくいかない状況をプラスに変えるチャンス

もし今、うまくいかない状況だと感じているなら、それはチャンスだと思ってくださいなぜなら、今の自分の状況には改善するところがあると気づけたからです。

その時は無理をせず、少し休んで絵を描くことから離れてみてください。

そうすれば、焦って見えてなかった世界がだんだん見えてきて、改善する方法や新しいアイデアが浮かんできます。

心のゆとりを取り戻すことができた時に絵を描くことを再開し、ピカソのように、その絵にまつわる話を添えて発信することで、興味を持ってくれる人が現れるでしょう。

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その余白を表現したアート作品です。

その本質を知るために、
『幻想生活』ページをご覧ください。

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リョウ(写真作家)

京都を拠点に活動をする写真作家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真やデジタルアートの活動をしながら理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。クリエイティブ事業RSD Proの事業者。

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リョウ(写真作家)

京都の写真作家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都を拠点に東京でも『幻想と日常の静けさ』をテーマに創作活動をしています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。クリエイティブ事業RSD Proの事業者。

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