複数サイト運営のメリットとデメリット

サイト運営

アーティストとして活動を続ける中で、収益の確保はいつの時代も生活をしていく上で『課題』になっています。

作品販売や教室運営だけでは限界を感じる芸術家が多い中、近年注目されているのが、複数サイトを運営して収益源を多角化する方法です。

だけど、ただサイトを増やせばいいというものではありません。サイトを増やせばそれなりに手間も費用もかかります。

そこで本記事では、複数サイト運営のメリットとデメリットについて解説しようと思います。

はじめに

僕は現在5つのサイトを運営していますが「複数サイト運営は疲れる」と思ったことはありません。

もちろん作業量は増えますが、複数サイト運営をするための『仕組み』をつくつているため、負担になるどころか複数サイト運営をしていることで生活も安定しています。

では、ザックリと現在僕が運営しているサイトの紹介をしましょう。


1、芸術家になるための情報を発信している、今あなたが読んいる『理想的芸術生活ブログ』。

2、写真家として写真に対する想いやコラムを発信している『写真家公式サイト』。

3、これまでに撮影した写真を公開している『ポートフォリオサイト

4、個人でクリエイティブ事業を営んでいる『事業紹介サイト』。

5、雨の日が好きすぎて立ち上げた『個人ブランドサイト』。


これらは全て別々で稼働しているわけではなく、全てが連携しあって1つの事業につながっているんです。

本記では、複数サイト運営をするメリットとデメリットについて解説し、どうやって効率よく複数サイト運営を続けているのかを『導入部分』だけでもお伝えできればと思います。

複数サイト運営をするメリット

そもそも「複数サイト運営は手間がかかるだけでメリットはないんじゃない?」と思っている人が多いようですが、複数サイト運営には、下記のようなメリットがあります。

・ターゲットを分散できる
収益ポイントの最大化
ブランドの多角化
リスクヘッジ

では、一つずつ解説していきます。

ターゲットを分散できる

複数サイト運営をすることで、 一つのサイトではカバーできない、違った層にアプローチする事で多方面からの集客効果を上げることができます。

例えば、『ポートフォリオサイトではアートコレクターを対象にしつつ、健康系ブログを発信してスピリチュアルに興味を持つ人をアートジャンルに誘導して作品購入につなげる』といった効果も期待できます。

さらに、別のジャンルのサイトを増やすことで、また違った方面からの集客も可能になります。

もちろん、収益のカバーをするためにアフィリエイトサイトを持っておくと、少ない報酬でも心にゆとりができるので、サイト運営に慣れてきたら『作品公開、情報発信、広告収入』と、3つのジャンルを掛け合わせることもできるでしょう。

収益ポイントの最大化

サイトを増やすことで、収益化のチャンスが広がるのも複数サイト運営のメリットだと言えます。

複数サイト運営では、不特定多数のアフィリエイト広告、オンライン講座、グッズ販売など、収益源を多様化できるのが強みになるので、サイト運営の知識が身につけばWebマーケティングの依頼を受けることもできます。

Webマーケティングは『月額10万〜50万円』が相場だと言われているので、5人から依頼がくるだけで相当稼ぐことができるでしょう。

ブランドの多角化

複数サイト運営をすることで、異なるジャンルやテーマを自由に展開できるのもメリットの一つ。

アートに特化したブログに加え、ライフスタイルやコラムを発信するサイトを運営することで、新たなファン層の獲得も期待できます。

認知度が上がってくるとファンが増えてくるため、『あなた』から紹介された商品は信頼できるため、購入されやすくなります。

少し高額な芸術作品でも「欲しい」と思ってもらうことができるので、複数サイト運営はファンを増やすのにも効果的です。

リスクヘッジする

『リスクヘッジ』とは、危険なことが発生するリスクを予測して、それを回避するために備えておくこと。

どれだけ成功しているサイトでも、検索アルゴリズムの変更やトレンドの移り変わりでアクセスが減少して、サイトの評価が落ちてしまうことはよくあること。

いくら正しい情報を発信していても、検索アルゴリズムの変更によって評価が真逆になることも。そそれを防ぐためには、定期的なサイトの見直しや記事のリライトは欠かせません。

1つのサイトだと、評価の落ちたサイトを修復するために焦ってしまい、さらに間違った情報を流してしまうかもしれません。

その点、複数サイト運営なら1つのサイトに問題が発生しても、他のサイトでカバーすることができるので、心にゆとりをもってサイトの改善ができます。

複数サイト運営のデメリット

一方で、複数サイト運営にはデメリットもあります。

・運営コストの増加
・時間管理の難しさ
・方向性のブレ

などがデメリットと言えます。

運営コストの増加

ドメイン代、サーバー代、デザイン費用など、運営には継続的なコストがかかり、さらに、サイトごとにSEO対策やコンテンツ更新が必要で手間も倍増します。

ただし、SEO対策やコンテンツの更新を効率化できるWordPressの有料テーマなら、ある程度の手間が省けるのでうまく活用すれば複数サイト運営も可能です。

WordPressの有料テーマについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

時間管理の難しさ

サイトを定期的に更新するのは簡単なことではありません。特に1人で運営している場合、スケジュール管理が大きな課題となります。

それを改善する方法は、複数のサイトを一気に更新するのではなく、月ごとに更新するサイトを決めればいいわけで、ある程度ブログの記事数が増えてきたら、多少は記事更新を休んでも検索順位は大幅には落ちません。

複数サイト運営に限らず、サイト運営をする上で一番大切なのは『無理なサイト運営スケジュールを組まないこと』です。

自分のペースで、できる範囲でサイト運営を楽しむことが大切です。

方向性のブレ

あれもこれもと手を広げるうちに、それぞれのサイトの方向性が曖昧になる危険性もあり、最終的に「何を目的としているサイトなのか」が分からなくなってしまうことも。

だけど焦らずに1ヶ月に1回でも3ヶ月に1回でも良いので、自身のサイトをじっくりと見る癖をつけておくことをオススメします。

一旦作業から離れると、おかしな部分や間違えている部分を見つけることができるので、その時に修正すればいいのです。

最後に

複数サイト運営はリスクヘッジと収益機会の拡大に大きく貢献しますが、それには計画的な運営が欠かせません。

まずはメインサイトで基盤を築き、それをもとに少しずつサイトを増やしことで、無理なくサイト運営をすることができます。

複数サイト運営のスキルを身につけることで、アーティストとしての認知度をどんどん広げることもできるし、マーケティングの講座を開くこともできるでしょう。

このように、アーティストと新しい何かを掛け合わせることで、理想の芸術生活を過ごすことができます。

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リョウ(写真家)

リョウ(写真家)

京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在は東京でも写真活動を行う。

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京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在は東京でも写真活動を行う。

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