【芸術家になる方法】とにかく「ブランディング」を身につけること

ブランディング

こんにちは、京都のアート写真家リョウです。

芸術家を目指すために必要なこと、それは「ブランディング力」です。

ブランディングとは、相手にとって他の誰でもなく『自分(芸術家)』という人物に共感と信頼をつくり『自分(芸術家)』の価値を高めること。

この『ブランディング力』があるだけで、作品の価値をどんどん高めることができます。

そこで今回は、芸術家に必要な「ブランディングの知識」について話したいと思います。

芸術家はブランディングの知識が必要

芸術家になるには芸術的センスを磨くのと同じように、ブランディングの知識を身につけることも大切です。

「芸術的センスがなければ芸術家になれない」

確かに芸術的センスがあれば、オリジナリティーのあるアート作品をつくることはできるかもしれません。

ですが優れた作品をつくったとしても、その作品に興味をもってもらわなければ購入につなげることはできません。

作品に興味をもってもらうためには、芸術家の想いに共感できたり、なぜその作品をつくったのかなど、作品の背景が想像できなければ興味をもってもらえません。

芸術家にとって作品に興味をもってもらう知識、それが「ブランディング」なのです。

絵が上手だけで購入したくなりますか?

では少し、想像してみてください。

今あなたの目の前には1つの絵画があります。

画家の名前を見ても聞いたこともなく、ネットで検索してもその画家について紹介しているサイトも出てきません。

いわゆる「無名の画家」が描いた絵ですがそれなりに画力はあり、販売価格は50万と書かれています。

そこで、2つの質問をします。

ー質問①ー
「あなたはその場でその絵を50万円で購入しますか?」

おそらく購入しないでしょう。

なぜなら、どんな画家がどんな想いで描いた絵なのか想像できないからです。

絵が上手と言うだけでは、絵がどんなに上手でも「この画家を応援したい!」「この画家の思いに共感できる!」という気持ちにはなりませんよね。

では、次の質問ならどうでしょう。

ー質問②ー
「貧困な暮らしをしていた20代の無名画家が、自分の人生を変えたくて、子供の頃に母親に買ってもらった水彩絵の具を取り出して床の上にキャンバスを置いて描いた、明るくて不思議な幻想的な絵」

質問①に比べると「購入しよう」と思ったのではないでしょうか。

質問②は、無名画家のこれまでの人生を想像してその絵を描いている背景が見えたからなんです。

その無名の画家の人生に共感し、身近な人だと感じて興味をもったからです。

このように、見えない背景を想像させて共感してもらい興味をもってもらう。これが「ブランディング」なのです。

理想の芸術生活を過ごす3つの要素

芸術家になって理想の芸術生活を過ごすには、芸術家としての「あなた」というブランドの価値を高める必要があります。

それには、次の3つの要素を意識することが大切です。

  1. 共感』できる要素をつくる
  2. 信頼』できる理由をつくる
  3. 交流』できる場所をつくる

『共感』できる要素をつくる

共感できる要素をつくることで、芸術家への興味をもってもらうことができます。

たとえば、あなたが幼い頃に遭遇した嫌な思い出だったり、芸術家を目指そうとして失敗した経験をどんどん発信します。

どんなに優れた人でも、失敗や嫌な出来事は経験しているはずです。

内容は違っても、そのストーリーは似たようなものなので、それを聞くと「共感」が生まれるんです。

共感できる相手には「興味」をもつようになります。

興味をもってもらうことができれば、無名な画家でも、絵が上手ではなくても、「購入したい」と思ってもらうことができるんです。

だってその絵を見ると、当時の自分を思い出したり「どんな人でも失敗している」と思えて、意欲が湧いてくるからです。

そう言った意味でも「共感」できる要素をつくることは大切です。

『信頼』できる理由をつくる

『信頼』されると言うことは、多少、絵を売り込んでも購入してもらいやすくなります

無名の芸術家が作品を買ってもらおうと必死になって「新作出ました!」とSNSやサイトで売り込んでも、そこに信頼関係ができていないので購入率は低くなります。

SNSで焦って売り込みをする前に、まずは『信頼関係』を築くことが大切です。

『交流』できる場所をつくる

共感されて興味をもってもらい信頼関係ができたら、あなたと相手が直接『交流』できる場所をつくる必要があります。

交流できる場所には、次のようなものが思い浮かぶでしょう。

  • 限定のFacebookグループ
  • オンラインサロン
  • メルマガ登録
  • LINEお友だち登録
  • 個展
  • オフ会

直接会うのが難しい場合は、オンライン(ZOOMなど)で直接話をする企画をしてもいいかもしれません。

このように『交流』できる場所があれば、ファンに特別感を味わってもらうことができるので効果的です。

『あなた』というブランドを高める方法

『あなた』と言うブランドを高めるために、最初に決めなければいけないことが「キャラ設定」です。

キャラ設定と聞くと遊びのように思うかもしれませんが、このキャラ設定はブランディングをする上でとても重要な部分になります。

ホームページ、ブログ、SNSなどを使って、「あなた」と言う人物を認知してもらいやすくするためです。

キャラ設定の参考例

キャラ設定の参考として、みんな大嫌いのお笑い芸人「ノンスタイル井上さん」を思い浮かべてください。

誰が見てもカッコいい容姿ではありませんが、自分で自分を『イケメンでナルシストな芸人キャラ』を設定して成功しています。

当然そう言った人を嫌がる人は多いですが、SNSでの誹謗中傷もポジティブに変える程の強いメンタルを持っています。

ネガティブなコメントをポジティブに変えてリツイートしたり、カッコつけている自撮り写真を公開したり。

それを続けていることで『ブサ男芸人=ノンスタイル井上さん』と認知されるようになりました。

当然ファンも多く、SNSのポジティブ発信がスーパーポジティブ発言すぎて「かっこいい」と言われることもあります。

こうしてキャラを設定し、とことんそのキャラを貫き通すことで、『ノンスタイル井上』というブランドの価値を高めています。

芸術家のファンを増やす方法

芸術家として、ファンを増やすことは簡単なことではありません。

先程の「キャラ設定」をした上で、あなたがどんな想いで芸術活動をしているのか、これまでにどんな人生を歩んできたのか。

そのような、芸術活動の背景(過程)をブログやSNSで発信して『あなた』への関心を集めることで、ファンへと繋がります。

共感してくれる人がどんどん集まれば、商品やサービスを購入に繋げることもできるでしょう。

共感してもらうためには、作品に対する想いや制作風景を発信したり、共感してくれる人と直接交流できるイベントを開催するなどして、信頼関係を深めていくことが大切です。

作品購入につなげる方法

SNSで作品を購入につなげるためによく見る、

「今ならこちらの作品を割引で販売します」
「新作ができました作品購入はこちら」

と言うような売り込み投稿

ある程度の知名度があって信頼関係ができている芸術家なら、購入してもらえるかもしれません。

だけど、無名の芸術家がSNSで売り込をみをしてしまうと、その投稿が相手へのストレスになってフォロー解除される恐れがあります。

なぜなら、現在のSNSを見ていると広告が流れてくることが多く、SNSの利用者は流れてくる広告にウンザリしているからです。

そこへあなたが「作品を購入してください」と投稿したら、あなたを知らない人は「なんだ作品の売り込みか」とスルーしてしまいます。

なので、作品購入に繋げる一番の近道は、あなたのファンを増やしてその中でセールスをする方が購入率は上がります。

ファンになると言うことは、あなたの進める商品にも興味があるため、購入見込みがある人と言うことになります。

売り込みの失敗例

僕も以前は何の知識もなく、以下のようにただ自分のデジタルアートをSNSで売り込んでいました。

だけど購入につなげることはできず、それどころかフォロワーが減っていったんです。

この時の僕の状況を分析してみると、以下のようなことが原因だと考えられます。

  • デジタル作家リョウとしての知名度がない
  • デジタルアートが認知されてない
  • なぜデジタルアートを作っているのか発信していない
  • 何をしている人なのかわからない

僕のSNSを見たユーザーからすれば「誰が何のために何の作品をつくっているのか知らないから別に興味がない」と言うことです。

SNSの投稿は、興味をもってもらうために使う方が効果がある。

「なぜ自分がその作品を制作しているのか」
「これまでにどんな人生を歩んできたのか」
「これからどんな芸術人生を目指しているのか」

それを発信して興味をもってもらい「あなたの作品を購入したい!」と思ってもらえるような仕組みをつくることが重要です。

この仕組みをつくるためには『マーケティングの知識』が必要になります。

芸術人生を歩いている人の考え方

僕の周りにはクリエイティブな仕事をしている人が多く、その人たちと話をしていると、芸術活動の参考になることがあります。

その中には、作品が高く評価されて新作を出すたびに購入されている芸術家もいて、その方に芸術活動の秘訣を聞いてみると、次のような答えが返ってきました。

「優れた作品をつくるからその作品の価値が上がるわけじゃなく、作品の見えない部分のストーリーに興味をもつから、その作品の価値が上がるんだよ

つまり「ブランディングをしなければいけない」と言うことです。

成功した人を参考にする

あなたも知っている有名人で言うと、キングコングの西野亮廣さんが成功者として参考になるでしょう。

僕は本人とは知り合いでもなければ繋がりもありませんが、彼がクリエーターになってから、テレビで聞く言葉や芸術活動について話している内容にはとても共感できます。

たまには「それはあなただから言えることだ!」と思う時もありますが、大半は共感できるんです。

彼には、人の心を動かせるほどのブランディング力があると思います。

自分のこれまでの人生について話したり、自分のもっている価値観について、わかりやすくメディアで発信しています。

こうして考えるとプロの芸術家を目指すなら、あなたの価値観を発信していくことも重要だと僕は思います。

そこに共感できる人が増えれば、あなたがつくるアート作品も高く評価されるでしょう。

本気でやりたいなら努力はできる

自分が本気で「芸術家になりたい!」と思うなら、どんなことも我慢できるし努力ができます。

だけど、どんな夢でもそこに向かうためには、それなりに時間は掛かるもの。

焦らずに少しずつ進めていくことが、理想の芸術生活を過ごす一番の近道です。

本気で芸術家を目指すなら、周りの意見を受け入れずに、あなた自身で努力をすれば「共感」してくれる人は必ず集まってきます。

失敗は当たり前

もちろん失敗することもあるでしょう。

だけど、その失敗は決して恥ずかしいことではありません。

失敗をしたから学べたことがあって、もしその失敗をしなかったら新しい知識を身につけることはできなかったでしょう。

本当にやりたいことなら、努力して失敗して改善しながら目標へ向かうことが大切です。

このような話をすると、

「今の年齢を考えるともう失敗なんてできない!」
「自分には時間が無いんだ!」

と、言ってくる人がいます。

家族がいて、家族のことを考えなくてはいけないこともわかります。

恋人が不安そうで「この人は大丈夫かなぁ」と思われていないかと考えてしまうでしょう。

もし「安定」を求めるなら芸術家を辞めて、今すぐ企業へ就職することをオススメします。

だけど芸術家やフリーランスになって自由な時間を手に入れたいのなら、周りの目を気にしていては成長しません。

失敗してもポジティブに考えて改善すればよく、諦めずに続けていくことが個人の強さになって、そこからどんどん成長していきます。

最後に

芸術家の道だけではありませんが、どんな仕事も一流を目指そうと思うのなら、険しい道を通る覚悟が必要です。

センスがあるのに、アート作品が評価や認知されないことはよくあることです。

アート作品の評価を高めたいなら、芸術家としてどんな想いでアート作品をつくっているのかを発信してみてください。

そのためには、必ず次のような知識は必要です。

  • セルフブランディングの知識
  • 文章ライティングのスキル
  • Web構築のスキル
  • 人の心理についての知識

これらを身につける時間は、40歳過ぎても50歳過ぎても努力次第で身につけることができます。

ちなみに僕は、40歳すぎてブログやブランディングなどの知識を学びました。

焦らずに少しずつ身につけていけば、必ず理想の芸術生活を過ごすことはできます。

「芸術家になるには美大を卒業する必要がある」と思い込んでいる人もいますが、独学でも芸術家になる道はあります。

下記で詳しく話しているので、参考に読んでみてください。


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リョウ

リョウ

アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府でアート写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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