【Pinterest(ピンタレスト)】作品のアイデア探しに必要なツールとして活用する

SNS

「無からアイデアは生まれない」

と言われているが、良い芸術作品や写真を制作するためにはアイデアを集めることが重要なこと。

そんな、アイデアを浮かばせるのにたくさんの人が使用しているツールを知っているだろうか?

Web上にある画像をブックマークして集めておくことができるツール、

それが、無料のWebサービス『Pinterest(ピンタレスト)』である。

Pinterest(ピンタレスト)を利用すれば、自分にはなかった発想で作品のアイデアや写真のアイデアが浮かんでくるので、新しい発見につながって作品の質を上げることもできる

今回の記事では、僕もアイデアを浮かばせるために使っているPinterest(ピンタレスト)の活用法について話そうと思う。

Pinterest(ピンタレスト)とは

Pinterest(ピンタレスト)とは、アメリカ合衆国を拠点に置くPinterest,Incが運営している、Web上の画像をブックマークして集めることができる無料Webサービス

CNET Japanの記事』によると、世界でのPinterest(ピンタレスト)の利用者数は4億5000万人以上。

コロナ渦で自宅にいることが多くなったことで、アイデア探しで利用する人が急激に増えたと言う。

急激に増えた日本国内利用者数

ちなみに、日本国内でのPinterest(ピンタレスト)利用者数は870万人以上。

インスタグラムが約3300万人、Twitterが約4500万人、この2つのSNSと比べると利用者数はまだ低い。

そもそもSNSとPinterestとは使用用途の違いがあり、Pinterest(ピンタレスト)は主に、クリエイティブなアイデア探しのツールになる。

例えば、部屋の模様替えのアイデアを探すときに、Pinterest(ピンタレスト)で検索して、部屋に合うレイアウトアイデアを探したり。

デザイン制作をする時の、参考になるデザインを探したり。

写真撮影をする時の、ポージングのアイデアを探したり。

使い方によってはビジネスに欠かせないツールにもなるため、SNSに比べて活用シーンが広いのが特徴である。

利用するには無料アカウント登録が必要

Pinterest(ピンタレスト)を利用するためには無料アカウント登録が必要だが、登録自体は難しいものではない。

後途で、アカウント登録の仕方についてまとめているので、そちらを参考にしてもらうと良いだろう。

他のSNSとの違い

Pinterest(ピンタレスト)はビジュアルがメインの投稿になるため、インスタグラムに似ていると思われがちだ。

だけど、全くの別物だと考えておいた方がいい。

インスタグラムは、自身が撮影した写真を公開して友達などと共有したり。

有名人の投稿を見たりがメインの使い方で、年齢層も10〜20代を中心に利用されているSNS。

一方のPinterest(ピンタレスト)は、20〜30代をメインに利用されており、リンクを貼ったPin(ピン)を制作して、ブログやサイトへの誘導に使われている

Pinterest(ピンタレスト)の国内利用者数は、870万人ほど。

知名度はまだ低いものの、ビジネスにつなげるツールとしてはインスタグラムよりも集客率は高い

実際にGoogleアナリティクスで分析したところ、この理想的芸術生活ブログへの誘導率の上位はPinterest(ピンタレスト)である。

SNS全体の、36.36%がPinterestからの流入である。

個人ビジネスや企業が、どんどんPinterest(ピンタレスト)を取り入れ始めている。

Pinterestは集客に向いている

個人ビジネスで大切なことといえば『集客』。

「SNSで拡散すれば集客はできる」という人もいるが、ごく稀なケースである。

ある程度の知名度がある人かインフルエンサーでない限り、SNSで集客するのには限界がある。

Web集客を目指しているなら、SEOを意識した良質なコンテンツ制作が必要不可欠だ

そういった意味でいえば、Pinterestを正しく使えば、SNSよりも集客率は高いものだと言える。

Pinterest(ピンタレスト)の使い方

Pinterest(ピンタレスト)を使うには、無料アカウント登録が必要である。

アカウント登録は難しいものではないので、一緒に見ておこう。

無料アカウント登録の仕方

Pinterest(ピンタレスト)の無料アカウント登録について。

Pinterest  Japanが、YouTubeで公開している「【2 分でわかる】Pinterest(ピンタレスト)の登録 〜 基本操作ガイド」の動画を見ながらならの方が、アカウント登録がわかりやすいだろう。



Pinterest(ピンタレスト)の使い方

まず、前途で作成した自分のPinterest(ピンタレスト)アカウント内に、ボードを作成する。

そこに、お気に入りの画像やアイデアを保存していくという使い方が基本になる。

ボードの役割

ボードの役割は、ブログで言うカテゴリー的な存在。

例えば、「インテリア」だとか「料理レシピ」のように、お気に入りのPinをわかりやすく、ボードでまとめておくことができる。



Pinterest(ピンタレスト)の活用法

僕のPinterestの活用法は、

  • ブログ記事の紹介(芸術系と写真系のブログ)
  • 撮影のアイデア探し

をメインにしている。

アート×写真家リョウのPinterestはこちら

ブログ記事の紹介

先ほども話したように、Googleアナリティクスで分析したところ、サイトへの誘導率が高いSNSがPinterest。

僕が運営しているブログは、

  • 芸術家を目指すための情報を発信している『理想的芸術生活
  • 魅力のある写真を撮る写真家のためのサイト『COAフォト

の2つ。

理想の芸術生活の過ごし方』のボードでは、理想的芸術生活ブログで公開しているそれぞれの記事へリンクしたPin。


画像引用元 : Pinterestのリョウの『理想の芸術人生の歩き方』ボード

写真のある暮らし / Photo life』のボードでは、魅力的な写真についての情報を発信しているCOAフォトブログの、それぞれの記事へリンクしたPin。


画像引用元 : Pinterestのリョウの『シネマチック写真で物語を感じる』ボード

この2つのボードをつか分けることで、僕のPinterestアカウントのテーマを崩さずにアピールすることができる。

こうして投稿画像から直接サイトへ誘導できるのも、Pinterestの特徴である。

正確に言うと、作成したPinからサイトへ誘導するためのリンクを貼ることができると言うこと。

Pinからサイトへリンクする

Pinterest(ピンタレスト)を使う人は、何かのアイデアを探すために始める人が多く、気になる画像があるとPinをしてサイトへ訪れる

特にECサイトを運営している人にとっては、商品をおしゃれにアピールできて集客しやすい。

下記は僕のPinの編集画面だが、このようにタイトルや説明、サイトへのリンクを貼って自分のボードにPinすることができる。

Pinterest(ピンタレスト)は誘導率が高い

Pinterest(ピンタレスト)は、Pinにサイトのリンクを貼ることができて、どのSNSよりも誘導率が高い

そのため、ビジュアル(画像)がメインになるので、オリジナルPinを作成するときは、

  • 綺麗な画像
  • 引き込まれるデザイン
  • Pinしたくなるテキスト

を意識して優れたPinを作る必要がある。

ビジュアルとテキストの誘導率の差

Pinterest(ピンタレスト)の大きな特徴と言えば、ビジュアル(視覚)を使ってユーザーに訴えかけることができるところ。

ビジュアルはテキストと比べて心に響きやすく、人間の五感の中で9割が目で見る情報を受け入れて行動に移すと言われている。

ビジュアルはコンセプトが一目でわかるし、タイトルに合う写真を使うことで視覚的に引き込まれてしまうからである。

一方でテキストは、文章を読んでイメージしなければいけないため、コンセプトを理解するまでに時間が掛かってしまう。

インスタグラムとの違い

インスタグラムにはシェア機能がなく、拡散する使い方というよりフォロワーさんとのコミュニケーションに使うツールになる。

同じビジュアルで発信するPinterestとインスタグラムとでは何が違うのか。

まず、Pinterest(ピンタレスト)には『リピン』と言う機能があるため長期的に拡散されやすい


例えば、Aさんが作成したPinを見たBさんが、お気に入りとしてBさん自身のボードにPinをする。

そこからさらに、Bさんのボードを見たCさんが、自身のボードにAさんのPinをお気に入りとしてPinする。

このBさんとCさんがAさんのPinをお気に入りとして、それぞれ自分のボードにPinすることを『リピン』と言う。

と言うように、リピンされるほど拡散されるため、サイトへの誘導率もどんどん上がる。

フィールドに表示される寿命の違い

Pinterest(ピンタレスト)の「リピン」は、長期的にPinがフィールドに表示される仕組みになっている。

他のSNSのようにどんどん情報が流れていくように寿命が短いものではなく、アカウント登録をした人のオススメとして表示される。

Twitterで言うと、フィールドに表示される寿命は「15〜20分」と言われている。

Pinterest(ピンタレスト)のフィールドに表示される寿命は「3ヶ月」と言う長期的なもの。

自分が忘れた頃にリピンされていることもあって、サイトのPV数が一気に上がいることも少なくはない。

ちなみにインスタグラムの場合、フィールドに表示される寿命は「48時間」ほど。

そう考えると、Pinterest(ピンタレスト)を使う価値は十分にある。

Pinterest(ピンタレスト)は画像が大事

Pinterest(ピンタレスト)で他のPinを見ていると、画像を魅力的に伝えようとして凝っていることがわかる。

他のSNSのようにスマホで撮影した画像をフィルターで、ただ加工したものではない。

おしゃれだったり画質が綺麗だったりデザインがまとまっていたり。

中には、商品の仕様イメージがわかりやすく工夫されている画像もある。

このような画像をどうやって作っているのか僕が調べたところ、

  • Adobeの画像編集ソフトのPhotoshop
  • SNS画像制作に特化したアプリのCanva

で制作されている人が多いことがわかった。

ちなみに僕は、Pin制作をデジタルアートで使い慣れている、Adobeの画像編集ソフトPhotoshopを使うことが多い。

Photoshopについて解説している記事もあるので、そちらを参考に読んでほしい。

ただ、気分転換に外出した時にもPinが制作できるように、スマホに『Canva』のアプリを入れて制作することもある。


画像引用元 : Canvaサイトより

Canvaは無料でも、クオリティーの高い画像を作成できるデザインツール。

Canvaのサイトはこちら

色々なSNS用のテンプレートもあり、Canvaを使用してデザインするだけで、おしゃれなSNS投稿画像を作ることができる。

最後に

今回はPinterest(ピンタレスト)について話してきたが、僕は正直サイトへの誘導にはPinterest(ピンタレスト)だけで十分だと思っている。

その理由は他のSNSからの誘導率はとても低く、インスタグラム、Twitter、Facebookはフォロワーさんとの交流に使うことに集中した方が効果的だとわかったからだ。

もう一度こちらの画像を貼っておくので、参考にしてSNSの使い方を考えてみよう。

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その理由を解説している記事があるので、そちらを読んでもらうと「Lemon8(レモンエイト)」の価値を感じてもらえるだろう。

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リョウ

リョウ

京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在は東京でも写真活動を行う。

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京都の写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方についてのブログを発信しています。2018年にプロの芸術家からブランディングやマーケティングの知識を学び、2018年に京都でデジタルアート展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在は東京でも写真活動を行う。

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