ユニクロでオリジナルTシャツが作れる。実際に出品してみた感想を公開

オンラインショップ

こんにちは、理想的芸術生活ブログを執筆しているアート写真家リョウです。

ユニクロでオリジナルTシャツが作れるってご存知でしたか?

僕は普段、人物写真や風景写真を撮ってアート写真を制作する活動をしていますが、その中で自分の写真をどうやったら知ってもらえるか色々試すことがあります。

そんな中、ユニクロでオリジナルTシャツが作れる『UTme!』と言うサービスがあるのを知りました。

もちろん本気で取り組むわけではなく、ブランディングの1つとして「簡単にオリジナルTシャツがつくれて、出品まで全てオンラインでできたらいいな」くらいの考えで利用してみようと考えました。

そこで今回は、ユニクロが提供している『UTme!』を利用した感想をお届けしようと思います。

はじめに

ユニクロの新サービス『UTme!』は、スマホで簡単にオリジナルデザインTシャツが作れて、さらにそのまま出品もできます。

だけど、それだけで生活をしようと考えるならオススメはしません。

その理由は、利益率があまり良くないからです。

それに、90日間購入されない商品は自動的に非公開になってしまうので、本格的な仕事として利用するには向いていないと感じました。

UTme!は主に、次のような目的が合っているサービスです。

  • ただオリジナルTシャツを作るのが好き
  • 自分だけが着るTシャツを作るため
  • グループのTシャツを作ってそれぞれが購入できるようにしておく

今回は、僕自身が『UTme!』にアカウント登録をして、出品をしてみた感想になります。

ユニクロの『UTme!』とは


画像引用元 : UTme!のサイト

『UTme!』とは、ユニクロが提供するオリジナルTシャツが作れるサービス

専用のアプリをスマホに取り込んで、自分がデザインした作品をTシャツにプリントして購入したり出品することができるサービスです。

パソコンに詳しくなくても、スマホで簡単にオリジナルTシャツが作れるので、友達とワイワイしながらスマホでオリジナルTシャツを作りたいと思っている人にはオススメです。

しかもTシャツのデザインがよければサイトの『おすすめ』に表示されることもあって、とても話題になっています。

オリジナルTシャツを出品する場合は、デザイン費を設定すればそのデザイン費を報酬として受け取ることができます。

ちなみに設定できるデザイン費用は、300円〜2,000円(税込)の間で出品者が自由に設定できます。

副業というより、ちょっとしたお小遣い稼ぎに考えるなら利用する価値はあります。

当記事の後半でデザイン費用について解説をしているので、最後まで読んでみてください。

取り扱い可能なアイテム

ユニクロが提供しているサービスなので、現時点で取り扱いが可能なアイテムは、以下のようになっています。

  • Tシャツ
  • 長袖シャツ
  • パーカー
  • トートバッグ

種類は少なめですが、本気で取り組むわけではないので十分だと思います。

使い方はいろいろ

利用方法はいろいろあり、UTme!の中でTシャツを出品することもできますが、利益率を上げるならUTme!で仕入れて、自身のオンラインショップで利益率を上げて販売する方法もあります。

ユニクロ自体は有名ブランドですが、UTme!を知ってる人はまだ少なく集客するのは難しいと思います。

なので、知名度のある『BASE』や『STORES』で出品しているとアピールする方が集客につながりやすいのではないでしょうか。

実際に『UTme!』に出品した時の感想

ではここから、僕が実際にUTme!にアカウント登録してから出品するまでについて解説していきます。

ただ、2023年12月にUTmeを退会した為、現在僕のアカウントを見ることができません。

退会した理由は、本業に集中するために出品する時間が取れなくなったのと、利益率が低いからです。

僕の活動内では、「UTme!」に出品する時間と対価が合わなかったことが理由です。

ただ出品を経験した価値はあったのでその経験を元に言うと、どうしても「あなたのデザインが好きで購入したい」と言ってくれる人がある程度いる場合は、お小遣い程度に稼ぐことは可能でしょう。

まずこちらが、以前ユニクロのオンラインショップ「UTme!」に出品していた時のアカウントです。


※2023年12月に退会した為、現在は閲覧できません。

とにかく試験的に使うことを目的にしていたため、出品数は少な目です。

Photoshopを扱ったことがある人ならデザインの幅が広がると思いますが、その分、デザイン制作の手間が掛かるので「UTme!」をどう活用するのか考える必要があります。

例えば、ブランディングの1つとしてオリジナルTシャツを作って、活動用(仕事用)の制服にするとか、「UTme!」でオリジナルTシャツを作って、他のオンラインショップで少し高めに販売するとか。

アイデア次第では、効果的に利用できるでしょう。

出品までの流れ

僕の場合は、パソコンでデザインしてスマホで出品をしたので、少し手間が掛かりました。

その流れが、次のような感じです。

Photoshopでデザインを作成する

作成した画像を『.jpg』形式で書き出す

書き出したデータをスマホに保存する

スマホから「UTme!」のサイトに画像をアップロードする

サンプル画像をチェックする(修正が必要な場合は、またPhotoshopで修正して書き出す必要があります)

サンプル画像が問題なければ出品の申請をする

下記のオリジナルTシャツは、数年前にグラフィックデザイナーをしていたときに作った、トライバル風にデザインしたヨガをイメージしたデザイン。



※2023年12月に退会した為、現在は閲覧できません。

【アイテムタイトル】
YOGAをモチーフにしたトライバルなTシャツでクールに着こなす

【デザインが生まれたストーリー】

当時の僕は、ロゴ制作を得意としていて、企業のロゴや飲食店などのロゴを制作していました。

そんな会社のロゴは、ただ自分が作りたいロゴを作ればいいと言うものではなく、会社のコンセプトや想いに合ったロゴを作らなければいけません。

このヨガのシンボルは、ロゴ制作の依頼を受けるためにサンプルで作成したもので、ヨガをイメージしたときに僕の中では座禅を組んで瞑想している姿が印象にありました。

実際に、座禅を組んで呼吸を整えている写真をよく見ますが、なぜかその空間に元気玉のような力強い光が僕の頭の中に浮かんできたんです。

そこでヨガのロゴを僕が作るとしたら、このようなロゴになると言うことをアピールしたデザインです。


先日自分でデザインしたTシャツを購入してみましたが、花をライン風に表現したデザイン。

これが結構自分でも気に入っています。


【アイテム】
シンプルでクールに花のイラストをアート調にデザインしたTシャツでクリエイティブに着こなすことができます。


そして次のデザインは、デジタルアートのスキルを使って、森と羽根をモチーフに『癒し』をイメージしたデザインです。



※2023年12月に退会した為、現在は閲覧できません。

【アイテムタイトル】
artryo自ら制作したデジタルアート作品をプリントしたTシャツ


そしてこちらが写真撮影のスキルを活かして、雨の日に滋賀の琵琶湖沿いで撮影した木を加工したデザインで、雨の日の憂鬱な感情を表現したデザインです。



※2023年12月に退会した為、現在は閲覧できません。

【アイテムタイトル】
artryo自ら撮影したクールでアートなTシャツ


このように僕は「デザイン」「アート」「写真」を活かして、オリジナルTシャツを出品することにしました。

僕のユニクロの『UTme!』アカウントに移動すると、左下に『♡』マークがあるので、どのデザインが好みか『いいね』で、どのデザインが好きか教えてくれると嬉しいです。

こうやって統計を取って、どんなデザインが好まれやすく購入されやすいのかを共有したいと思います。

ユニクロの『UTme!』に出品する方法

ユニクロの『UTme!』にオリジナルデザインTシャツを出品するには、UTme!への「ユーザー登録」と「クリエイター登録」が必要です。

ユーザー登録はパソコンでもスマホでも可能ですが、クリエイター登録はスマホからのみです。

ではここで、出品までの流れをまとめてみると、

  1. UTme!にユーザー登録をする(PC / スマホ)
  2. UTme!のアプリをスマホに取り込む
  3. デザイン部分を制作する(PC / スマホ)
  4. UTme!へクリエイター登録をする(スマホのみ)
  5. 出品申請をする(スマホのみ)
  6. 出品申請が承認されたら出品スタート

ですが、「1」と「4」の項目は最初だけで、出品する場合は「3」「5」「6」をスマホで操作する必要があります。

ユニクロの『UTme!』へユーザー登録をする

ユニクロの『UTme!』のユーザー登録をすると、アイテムの購入や出品さらに作ったアイテムの保存など便利な機能が使えるようになるので、そのままユーザー登録をします。

PCから新規ユーザー登録をする場合は、下記のユニクロの『UTme!』サイトからできるので、パソコンでUTme!のサイトの画面を見ながら進めていくことにしましょう。

ユニクロの『UTme!』サイトはこちら

PCの場合は、上部にある「新規登録/ログイン」のをクリックしてすれば「新規登録」に進むための画面が出てきます。

あとは必要項目を入力して「登録」すれば新規登録は完了です。

意外と簡単でわかりやすくユーザー登録ができたので、スマホのアプリからユーザー登録をするのも難しくはないでしょう。

下記のアプリをスマホにインストールすれば、PCサイトのようにユーザー登録ができます。

App Store『UTme!』

僕が使っているスマホの機種はiPhoneなので、上記のアプリをインストールしました。

ちなみにアンドロイドなどの機種にも対応しています。

Google Play『UTme!』

では、iPhoneの画面で見てみみましょう。

UTme!のアプリを立ち上げると、このような画面が出てきます。

その画面の最下部にある「マイページ」をタップすると、新規ユーザー登録をするための画面に行くことができます。

新規登録画面が出てきたら「新規登録する」をタップすれば、PCと同様にユーザー情報を入力する画面になって、必要項目を入力して登録する。

出品はスマホのみ

ただ、出品する方法についてユニクロの『UTme!』サイト内を調べてみましたが、なかなか出てこず、少し迷ってしまいました。

そこで色々調べてみると、オリジナルTシャツを出品するにはスマホに『UTme!』アプリを入れるかスマホの『UTme!サイト』からしか出品ができないとのことでした。

PCサイトでは出品ができないのが少し面倒な気もしますが、デザイナー目線ではなく一般の人も出品しやすいように工夫されているのかもしれません。

出品についてのFAQも、ユニクロの『UTme!』サイトで見ることができて参考になるでしょう。

FAQ -UTme!マーケットへの出品について-

クリエイター登録について

クリエイター登録をするには先に出品するためのデザインを制作する必要があり、クリエイター登録をするのは初めて出品するときだけです

一度クリエイター登録をすれば、あとは出品する作業だけと言うことになります。

初めての出品とクリエイター登録の流れをまとめると下記のようになります。

  1. 素材やデザインをつくる
  2. エフェクトを選ぶ
  3. デザイン完成
  4. クリエイター登録(初回出品時のみ)
  5. 出品の申請
  6. 審査
  7. 販売完了

項目「3」まではスムーズにできましたが、「4」に少し時間が掛かってしまいました。

その理由は、PCでもクリエイター登録ができると思い込んでいたことで、ユニクロの『UTme!』サイト内を探しまくったからです。

だけどネットで調べていくうちに、スマホでしか出品やクリエイター登録ができないことがわかったので、その後はスムーズに出品できました。

クリエイター登録をする方法は、上記の項目のように出品までを進めていけば自然とクリエイター登録画面が出てきます。

オリジナルデザインを制作する場合は、UTme!アプリの「つくる」のメニューから出品までの流れを進めることができます。

思ったよりも簡単にオリジナルTシャツが作れるので、オンラインショップに慣れていない人でも簡単に出品できる印象があります。

通常のオンラインショップの場合、開設まで店舗情報や商品登録などの手間が掛かってしまいますが、ユニクロの『UTme!』なら気軽に始めれそうです。

デザイン費の設定

ユニクロの『UTme!』にオリジナルTシャツを出品する場合、デザイン費を設定することができて、そのデザイン費が出品者の売上げになります。

デザイン費の設定は、出品準備を進めていくとデザイン費を設定する項目が出てきて、300円〜2,000円の間で100円単位で設定することが可能です。

例えば、僕が出品している下記のオリジナルTシャツ(ベーシックTシャツ)の内訳を紹介しておくと、このような感じになります。



※2023年12月に退会した為、現在は閲覧できません。

・アイテム料金 → 1,990円
・カラー(黒)→ +1,000円
・デザイン費 → +800円
販売価格 3,790円(送料別)


この内のデザイン費「800円」が売上げになります。

僕的には少し厳しい価格ですが、ショップを利用するユーザーのことを考えると、これくらいの価格設定が妥当ではないでしょうか。

僕がつくるアート作品の販売には向いていませんが、収益の一部として考えればユニクロの『UTme!』に、シンプルなオリジナルTシャツを制作して出品する価値は十分にあるでしょう。

最後に

今回、ユニクロが提供するサービス『UTme!』で、オリジナルTシャツを出品してみて感じたことをまとめると次のようになります。

デザイン制作時間と利益を考えると、空いた時間にサクッと作れるようにして、本気で取り組むと少ししんどいかなって思います。

気軽にオリジナルTシャツを作ってちょっと出品してみよう程度なら使う価値はあると思います。

そこで購入されたら「ラッキー」と思うようにしないと、制作時間が無駄と感じて悪い印象をもってしまうので、気をつけてください。

アイデア次第では、ユニクロの『UTme!』のスタッフにお気に入りデザインとして、ランキングに入れてもらえる可能性もあります。

ユニクロスタッフのランキングに入れば、より多くの人にも見てもらえるし購入されやすくなるでしょう。

僕はまだユニクロの『UTme!』を始めたばかりですが、デザインランキングを参考にしながらグラフィックデザインで身につけたスキルを活用させようと思います。

もしかすると新たな道が開けて、どんどん自分らしいブランドの価値をつくることができるかもしれません。

まずはユニクロの『UTme!』のサイトをどのように使うか、これから試行錯誤しながら決めていこうと思います。

僕はエスニックファッションが好きなので、エスニック調の模様をデザインするのも良いかも知れませんね。

エスニックな模様は、芸術に通じる部分があるので『画家×写真家×アパレル』の仕組みができるかも…。

\ 写真家リョウの額装写真作品 /
最高品質のジークレー印刷対応

リョウ

リョウ

アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府でアート写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

リョウ

リョウ

アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

人気のある記事

  1. 1

    一眼レフの修理 | カメラのキタムラに修理に出したら丁寧に対応してくれた

  2. 2

    ユニクロでオリジナルTシャツが作れる。実際に出品してみた感想を公開

  3. 3

    【Lemon8厳選クリエイターになる方法】僕が新時代のSNSで厳選クリエイターになれた理由

  4. 4

    無名作家が絵画を売るのにオススメのサイト7選!無料で開設できるからテスト販売に向いている

  5. 5

    クリップオンストロボの使い方 | 夜の屋外でポートレート撮影をする方法を解説

  6. 6

    芸術家支援企業からのオファー | 断るか受けるかの判断はどこでする?

  7. 7

    500pxとは? | 世界ハイレベルな写真が集まる写真公開サイトで写真の技術を身につける。

  8. 8

    優れた作品を生み出す芸術家が孤独だと言う本当の理由。

最近の記事

  1. 【一眼レフのレンタルサービス】コストを抑えて安心できるおすすめの一眼レフレンタルサービス

  2. 【クリエイティブな作品とは?】完成された作品よりも未完で独自性のある作品

  3. Lightroomとは?基本的なレタッチの方法と機能について解説

TOP
CLOSE