芸術を好きになることで、日常生活に価値を感じることができる。

気になる話

「芸術に触れると人はどうなるの?」

僕は芸術を好きになって良かったと、しみじみ感じることがある。

芸術が好きになったことで、日常生活でも視野が広がってアイデアがどんどん浮かび、毎日が楽しく過ごせるようになったからである。

視野が広がると、なにげなく暮らしていた自分のまわりにあるいろいろなモノに興味を持つようになり、普段見ていたモノの見方が変わって価値を感じれるようになる。

こうやって日常生活に価値を感じれるようになれば、心にゆとりを持つことができる。

芸術を好きになったキッカケ

僕が芸術を好きになったキッカケは、『サルバドール・ダリ』という画家の作品を見たこと。

サルバドール・ダリは20世紀を代表する画家で、多くの才能をもったスペイン出身の天才画家と呼ばれている。

僕はそんな彼の描く絵に心が惹かれた。

そんなダリの作品を初めて見たのは、中学の時の美術の教科書である。

勉強があまり好きではない僕だったが、美術の教科書にはとても興味を持っていた。

なぜなら、不思議な絵が多く描かれていて、今でいうトリックアートのような、現実には存在できない世界が描かれていた作品も、美術の教科書にはたくさん載っていたからだ。

奇抜な画家サルバドール・ダリへの憧れ

見た目も独特で、上につりあがった髭が印象的だったサルバドール・ダリ。

上の写真を見れば「見たことある!」という人も多いだろう。

僕はダリの描く、幻想的で不思議な世界観がとても好きだ。

あなたも美術の教科書で、『木に引っかかったグニャリと溶けた柔らかい時計の絵』を見たことがあるはずだ。

その絵画の正式なタイトルは、『記憶の固執』と言う作品。

地球上には存在しない、非現実的で不思議な世界が描いている。

本当なら、このサイトで『記憶の固執』の作品を公開して見てもらいたいが、肖像権のこともあり、むやみに載せるのは避けたい。

なので『記憶の固執』の画像と解説しているサイトを見つけたので、そちらのサイトを参考に見てほしい。

Artpediaサイトより

僕はそんなサルバドール・ダリが描いた『記憶の固執』の絵画に心を惹かれたことがキッカケで、芸術の魅力に引き込まれていったのである。

自分らしさをアートで表現したい

僕はダリのような独特な世界観をもっていないが、自分の心の中に思い描いている幻想的で不思議な世界をカタチにしたいと思った。

こうして、幻想的な世界、不思議な世界、癒されそうな世界を、デジタルアートで表現することを決めた。

僕のアート作品は、手描きの芸術作品ではなく、グラフィックデザイナー時代に身につけたPhotoshopのスキルを活かしたアート作品。

僕の中でそれを『デジタルアート』と呼んでいるが、デジタル画という人もいれば、グラフィックアートと呼ぶ人もいる。

結論から言えば、パソコンでつくるアートになるので、動画でも静止画でも全てを含めて『デジタルアート』になる。

ダリの絵を見ていなかったら、僕には芸術の道というものはなかっただろう。

芸術を好きになることで日常生活が変わる

芸術を好きになると、日常生活の中で新しい発見ができるようになり、それに向かって行動することで今までにはなかった自分を発見することができる

今の時代はネット環境がどんどん進化して、いろいろな情報を簡単に見つけることができるが、一方では、偽の情報などに振り回されてストレスを抱える人が多い世界になっている。

そんな世界を状況に対応していくには、自分自身が見極めれるようになって、偽の情報に振り回されないようにするしかない。

それには、時代の背景を主張している芸術作品を見て、その作品を描いている画家は何を伝えたいのか、その画家がどんな人生を過ごしてきたのかをイメージすることである。

芸術作品を見て、自分なりにその作品の伝えたいことを想像すればいい。

芸術に触れるということは、作品の本当の意味を考えるのではなく、自分がその作品に描かれた背景をどうイメージするのか、そしてそれを今の自分にどう落とし込むのかを考えること

そういった意味でも、芸術に触れるということは、心を整えるために大切なことなのである。

芸術に触れると視野が広がる

気分転換をするために、何気なく入ったカフェ。

お店に芸術作品が飾られているのをよく見かけるが、その作品を意識して見てほしい。

「なぜこのお店はこの絵画を飾っているんだろう?」

「この絵画と店内に流れているBGMが合うのはなぜだろう?」

と普段では感じない疑問が湧いてきて、店のいろいろなものに興味が出てくる。

壁の色、店主の性格、スタッフの様子、お客さんの様子。

そこには、必ず絵を飾るためのアイデアがあるはず。

もしかしたら、

お店の壁に飾られている作品が生まれた場所と、店で流れている音楽が誕生した場所が同じで、お客さんにその場所の雰囲気を感じてほしいという想いから生まれたお店なのかもしれない。

その他にも、企業のビルには絵画が飾られている理由を知りたくなったり、病院に風景画が飾られるようになったストーリーを想像したり。

そう考えると、日本には身近なところに芸術があることに気づくはずだ。

そう、視野を広げるということは新しい発見につながって、それが自分のプラスになるということである。

僕が本格的に芸術を始めた理由は、

  • 自己表現ができる
  • 日常生活でも芸術に関わることは多く需要がある

ということに気づいたからである。

芸術が与える影響

芸術を好きにると、どのような影響があるかといえば、物事をいろいろな角度から見れるようになって、新しい発見をすることが多くなる

新しい発見をすることで、自分にも生きがいを感じれるようになるため、芸術に価値を感じてくるようになる。

僕が芸術を好きになったことで、『5つの価値』を感じれるようになった。

  • 『自分』に価値を感じれるようになる
  • 自分にとって重要なものを見極めれるようになる
  • ポジティブに過ごせる日が多くなる
  • 視野が広がってモチベーションが上がる
  • 自由な発想ができるようになる

『自分』に価値を感じれるようになる

僕が芸術を好きになって感じた価値は、自分自身で芸術作品をつくるようになってから、自分という人間に価値を感じれるようになった。

なぜかと言うと、自分の想いを表現した芸術作品をつくったことで、その作品に共感してくれる人がどんどん増えてきたからである。

芸術の世界に入るまでは、自分を表現することが苦手で、自分の想いを伝えることができなかった。

だけどアート×写真家として芸術活動をしていくうちに、自分の想いを伝える方法を見つけることができ、それに共感してくれる人が増えてきたからである。

自分にとって重要なものを見極めるようになる

芸術を好きになったことで、いろいろな物の価値に対して見極めれるようになった。

グラフィックデザイナーをしていた当時は、クライアント様からの無理難題な要求も大切な仕事だと思って受けていたことがある。

破格の費用にも対応したり、夜中でもデザインの修正を対応したり。

だけど『なんでも対応する』ということは、自分にとって心のゆとりと時間をなくしてしまう良くないこと。

いくらクライアント様のためだからといっても、質の低い仕事をしていては本末転倒。

とくに、フリーでグラフィックデザイナーの仕事をしている場合は、この『重要なものを見極める力』が必要になってくる。

フリーランスというものは決められたルールがないため、自分自身で『ルール』をつくり、そのルールに外れた物事は排除していかなければならない。

その『ルール』に共感してくれる人とつながりができるから、自分の価値を上げることができる。

物事をシンプルに考えて、自分のためにならない物事は思い切って断ることも大切である。

ポジティブに過ごせる日が多くなる

疲れやストレスが溜まると、どうしても気持ちが落ちてしまう。

そんな毎日を過ごしていても、楽しいことは一つもない。

そんな時には、個展を見に行ったり、ネットで『芸術作品』と検索をして、世界中にある作品を眺めてみてほしい。

不思議と、疲れやストレスがなくなっていることがわかるだろう。

芸術作品だけに限らず、音楽や運動、映画やドラマなど、自分の好きなもので良い。

なぜ、芸術作品を眺めると疲れやストレスが減るのだろうか?

芸術作品を眺めていると、その作品が何を伝えたくて描かれたものなのか、しかもその絵に興味を持つことで画家の人生にも興味が湧いて、創造力や集中力がアップする。

もちろん芸術をつくる側にとっても、自分の心の中にある感情や表現をカタチにすることができるため、ストレスを吐き出す効果もあります。

つまり、描かれた絵について考えたり、絵を制作することに集中することがるため、芸術に触れることでストレスを減らすことができるのである。

個展に行って芸術作品の説明を読んで見ると、画家自身の悩みを表現していたり、人生の中で失敗したことを説明していたり。

このように、その作品にはどん想いが込められているのかを意識しながら触れると、

「この画家は、今の自分と同じ経験をしているんだ」

と共感できて芸術に魅力を感じることができるだろう。

そして、今の自分の状況を客観的に見ることで、ネガティブな感情になっていたことにも気づく。

芸術を好きになるということは、心を整える効果もある。

視野が広がってモチベーションが上がる

芸術というものは、今の世界の状況に対して主張する作品が多く、その作品の絵や説明を見ることで、それまで自分にはなかった考え方や普段何気なく生活している世界が違って見えてくる。

こうやって視野を広げることで、新しい発見やアイデアが生まれて、毎日楽しく過ごせる事ができる。

芸術家というものは、自由に自分が感じている感情を、作品で表現するプロ。

そんな芸術家の作品をたくさん見ることで、自分にはないものを見つけれたり、身近な人へアドバイスする方法を知ることもできる。

芸術を好きになると言うことは、今までの自分の考えから、より視野を広げることができるのである。

自由な発想ができるようになる

芸術を好きになれば、想像する感覚や表現するチカラが育ち、自分らしさをもつことができる

たとえば、モデルをしている人にとって表現力はとても重要なもの。

オーディションに応募しても、表現力が足りないことが原因で受からないことが多い。

心の中の感情を表現するのは、思っているよりも難しいこと。

表現する練習をしていると、空回りしてイメージが浮かばなくなることもあるだろう。

そんなときは、気分転換に芸術作品を眺めてみてほしい。

モデルと芸術作品とは関係ないと思おうかもしれないが、絵を見れば「自分はこう表現したい!」という気持ちが強くなって、自分なりの表現が見つかるはずだ。

僕は写真家としても活動をしていて、モデルさんと一緒に作品撮りをすることもあり、時にはアートな表現力を持つモデルさんと出会うことも多い。

以前も、大阪のスタジオでモデルさんに協力をしてもらって作品撮りをしたことがあるが、この時のモデルさんの表現には引き込まれてしまった。

それは僕の中にはなく、そのモデルさんらしい静かに流れる時間の中で、ゆっくりと揺らぐ風のようなアートな表現だった。

その時に撮影した写真がこちらになる。


モデル : itoiさん(@live0120

その時の作品を僕の下記の写真家公式サイトの方でも話しているので、ぜひそちらも見てほしい。

カメラマンがモデル撮影で意識すること。モデルさんから作品撮りの想いに共感されていますか?
記事リンク元 : アート×写真家リョウの公式サイト『Creator Of Art』より

少し話が外れてしまったが、芸術に触れるということは、自分らしい表現力を身につけることもできる。

僕にとって芸術と写真とは?

僕にとって芸術と写真は、自分の想いを表現できるものであり、自分の生活や気持ちを安定させていくれるものである

芸術に触れるということは、心を整えることができるため、豊かな生活をすることができる。


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リョウ

リョウ

アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府でアート写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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