母の日に感謝の気持ちを贈るのに、どんなプレゼントをすればいいか悩んでしまい、その結果いつものようにカーネーションをプレゼントするだけになってしまう。
もっと自分らしくて、特別感のあるプレゼントはないだろうか。
例えば、家族の思い出を形にしてプレゼントすれば、いつもと違った喜びを感じてもらえて長期間部屋に飾ってもらえるような価値のある母の日のプレゼントにするのはどうだろう。
僕で言えば、家族で出かけた時に撮影した写真を使ったデジタルアートをプレゼントすれば、ずっと部屋に飾ることもできる。
今回の記事は、母の日のプレゼントに特別だと感じてもらえるものについて話したいと思う。
目次
母の日が誕生した理由
母の日と言うのは、いつも家事や仕事をして家族を支えてくれている母親に、感謝の気持ちを込めてカーネーションを贈る日だと言うことはご存知だろう。
そもそも『母の日』が誕生した理由や、なぜ5月が母の日なのかを知っているだろうか?
母の日が誕生した背景には、とても悲しいストーリーがある。
母の死がきっかけで生まれた『母の日』
母の日は、アメリカから伝わったもの。
1905年の5月9日にアメリカに住む「アンナ・ジャービス」と言う少女が母の死をうけ、追悼したい想いから教会の参列者に白いカーネーションを配った。
そのアンナ・ジャービスの「母が生きている間に感謝の気持ちを贈ろう」と言う主張が広がって、1914年にアメリカの当時の大統領が5月の第2日曜日を『母の日』として国民の祝日に制定した日である。
日本では3月だった
もともと日本での母の日は3月で、今ほど日本全体に浸透していなかった。そこで1973年にお菓子メーカの森永製菓が、
「森永母の日大会」
と大々的にことを行ったことで母の日と言う認知が広がり、1949年にアメリカの制定された母の日と同じ5月の第2日曜日になったのである。
母の日にカーネーションを贈るのはなぜ?
「生きている間に母に感謝の気持ちを贈ろう」と主張していたアンナ・ジャービスの母は、戦争で夫を亡くし、さらに戦争や病気で8人の子供を亡くした。
それでも残った2人の子供を育てるとても強い母で社会貢献のための活動家でもあった。
そんな偉大な母が亡くなり、追悼式で大切な母を思う気持ちで母が大好きだった白いカーネーションを参列者に配ったことが始まりだった。
カーネーションの花言葉
そのアンナ・ジャービスの母が好きだった、白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」。こうして考えても、アンナがどれだけ母親を大切にしていたのかわかる。
ちなみに、
- 赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」
- ピンクのカーネーションの花言葉は「女性の愛」「美しい仕草」
- 黄色いカーネーションの花言葉は「軽蔑」
- 紫のカーネーションの花言葉は「誇り」「気品」
- 青いカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」
と言われていて、黄色いカーネーションの「軽蔑」を贈るのは避けたほうが良いだろう。花に詳しい人からすれば、失礼な贈り物になってしまう。
自分らしい贈り物
例えば僕の場合だと、せっかく芸術に関わっているのであれば、芸術作品の中に家族を取り入れて思い出のデジタルアート作品を贈ったこともある。
現在、僕の両親は大阪に住んでいるが、僕自身は仕事の関係や家庭の関係で京都へ住まいを移している。
月に1度は大阪へ帰り、両親の手伝いをしたり買い物へ一緒に行ったりしている。
だけど、京都へ戻る日になると見送る母の顔が寂しく見えてしまう。
そんな時に思いついたのが、部屋に飾れる家族の思い出の芸術作品。
少しでも懐かしい気持ちになって喜んでもらうために、家族で芝桜を見に行った時に撮影した写真を使って、デジタルアートをつくって贈った。
デジタルアートのタイトルは『家族の時間』。
家族で出かけた芝桜が広がる場所。
子供の頃から落ち着きのない性格の僕が好きなギター、僕を見守ってくれている母親、父親、姉をシルエットにしてつくった作品。
画像 : アート×写真家リョウのデジタルアート
その作品が実家に帰る度に部屋に大切に飾られているのを見ると、現代的なアート作品でも贈る価値があると思えて、芸術活動のモチベーションにも繋がる。
母の日の贈り物アイデア
その他にも母の日に贈るプレゼントのアイデアはある。
例えば、孫の成長を1冊のフォトブックにまとめて、感謝の気持ちを書いて贈ったり。
おしゃれな和装コーデで写真を撮って、写真たてに入れて飾李たくなるようなシャレな写真を贈ったり。
もちろんお花が好きなお母さんなら、カーネーションを贈るだけでも喜んでもらえるはずだ。
最近では、不在でもポストに届くお花の定期便と言って、母の日だけではなく気分に合わせて定期的にお花を届けてくれるサービスもある。
毎週、月一回など、お花を届けてくれる間隔もも選べるので、お花好きのお母さんなら喜んでもらえるだろう。
最後に
母の日が決まったストーリーや母の日にカーネションを贈る理由を知ると悲しくなってくるが、母の日に感謝を贈ろうと主張し続けたアンナ・ジャービスはすごいと思う。
なぜなら、自身が経験した悲しいストーリーを主張し続けたことで『母に感謝をする日』として共感され、国の記念日として全国に広がっている。
もちろんお母さんだけが大切というわけではなく、家族、恋人、友達、子供、動物、自然と大切にしなければいけないものはたくさんある。
僕のようにアート×写真家として芸術活動をしているなら、自分らしい感謝の気持ちを母の日にプレゼントしても、それはそれで価値があると思う。
カーネーションと一緒に、世界のどこにもない『たった1つの贈り物』にするために、家族との思い出を絵や写真にして贈る方法もあるので、芸術に関わっているのなら自身のアート作品を贈ってみるのも良いだろう。
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