【リョウのアートな物語 vol.8】アート×写真家がアクリル絵の具にチャレンジしてみた

リョウの人生

長年デジタルアートを制作していると、手描きの絵にも挑戦したくなることもある。

SNSやYouTubeを見ていても、手描きでとても素晴らしい絵を描いているのを見ると、自分も手描きのアートを作りたくなってくる。

そこで僕はアクリル絵の具にチャレンジすることにした。

なぜ『アクリル絵の具』を選んだかと言うと、アクリル絵の具は薄めずにそのまま使えば油絵のようになり、水を混ぜれば水彩画のように透明感のある質感を出すこともできるからだ。

手描きアートはデジタルでは表現できない部分がある

僕はこれまでに、パソコンの画像編集ソフト『Photoshop』を使ったデジタルアートをつくってきたが、手描きのアートに憧れている部分もある。

自分の中では絵心はある方だと思っているが、手描きの絵を描くのは苦手で自信がないことで逃げていた部分もある。

そんな僕がなぜ、アクリル絵の具にチャレンジしようと思ったのかと言うと、手描きアートは、デジタルアートでは表現できない細かな部分を自由自在に表現することができる

そもそも僕が制作している『デジタルアート』は、自分が撮影した写真を使って、切り取り、合成、加工を重ねていって仕上げるアート作品になるため、手描きのように素材を1から描いていくことは少ない。

もちろん、デジタルアートでも細かい部分はあるので、それなりに時間もかかる。

これから芸術活動を始めようと考える人は、現代アートとして『デジタルアート』を始める方法もある。

芸術活動をするなら手描きアートも経験しておく

「どうして手描きで絵を描かないの?」

と言われることも多い。

その理由は、グラフィックデザイナーをしていた時のグラフィックのスキルを活かして、自分らしいアート作品をつくりたいと思ったことが一番の理由である。

そして、デジタルアートだから表現できる『光の魅力』を、日常生活の中で感じてもらいたいと思ったことも理由の一つ。

だけど僕自身画家として活動をするのなら、手描きのアートの魅力にも触れておかなければ、芸術業界の魅力を伝えていくことはできないと思ったからだ

アクリルアートでも、デジタルアートのような質感で絵を描いている画家もいる。

デジタルアートの弱い部分は、小さいサイズのキャンバスに印刷したときに、細かい部分が潰れたり埋もれてしまってその魅力が下がってしまうこと。

デジタルアートを現物で仕上げるなら、最低でもA2サイズ(420x594mm)は必要になってくる。

その点、手描きのアートで絵が描けるようになれば、細かい筆を使って少しずつ焦らずに描いていくことで、よりリアリティーのある世界を表現できる。

そういったことを踏まえて、アクリルアートにチャレンジすることにした。

初めてのアクリルアート

早速、地元の画材屋さんに行って、アクリルアートに必要な画材を買いにいく。

僕がよく行く画材屋さんは『ARC OASIS』というお店。

そこで、アクリルアート初心者用のアクリル絵の具と筆を買う。

まず最初に練習したのが、アクリルアートの基本となるグラデーションの描き方。

こちらの画家さんのYouTubeチャンネルを見て、グラデーションを描いてみるが思うようにできないのが手描きのむ難しいところ。

とくに僕はアクリルアートの基本も知らないので、簡単なグラデーションでも苦戦をする。

一番重要なポイントとして、グラデーションの境界の馴染ませ方のコツが掴めない。

画家さんが言うには、綺麗なグラデーションを描くコツはチカラを入れずに焦らず何度も練習すること



YouTubeを見ながらグラデーションを描いてみるが、いくら描いても境界線の馴染み方が上手くないかない。

何度もグラデーションにチャレンジして、始めてアクリル絵の具で描いた作品がこちら。
↓↓↓

まだ焦って描いていると自分でもわかる。

始めてアクリル絵の具を描いたけど、僕は過去に水彩画を描いたことがあるので、絵の具を使うならアクリル絵の具を始めて正解だと思った。

そして、アクリル絵の具を描いてみた感想が、

  • 油絵のような感じで絵の具がにじまないので描きやすい
  • 上達すれば絵の自由度が高くなりそう
  • 絵の具が乾けば何度も重ね塗りができるから思いっきり描きやすい

と、こんな感じだった。

今回僕がアクリル絵の具を始めたのは、ただ画家の経験のためにというような単純な気持ちだけではなく、アクリルアートのスキルを身につけて、デジタルアートに取り入れる部分はないかを探すためでもある。

もしかすると、アクリル絵の具の描き方をマスターすれば、さらにアート作品の幅が広がるかもしれない。

それだけじゃなく、逆にデジタルアートでつくった作品を、アクリル絵の具で描けばまた違ったアートになるかもしれない。

『二足の草鞋』というわけではないが、『アクリルアート×デジタルアートを描く画家』と言うジャンルがあっても良いのではないだろうか。


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リョウ

リョウ

アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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