アート×写真家としての活動を始めたことで、日本の伝統芸術を広げる活動をしているプロジェクトグループと、コラボでのデジタルアート制作。
そのグループの名前は『おもてなしJAPAN』。おもてなしJAPANは、モデルや写真家など、芸術活動をしている人たちが集まって、日本の素晴らしい芸術を世界に広げるために活動しているグループ。
2020年にあることがキッカケで、僕も『おもてなしJAPAN』の活動に参加させてもらうことができた。
最近の活動でいえば、2021年の4月に奈良で開催されたクライアントとクリエイターをつなぐイベントへの参加。
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そんな活動をしているグループと一緒に参加したことで、新しい芸術の世界を広げることができたと言ってもいいだろう。
今回の記事では、クリエイターグループ『おもてなしJAPAN』とコラボでデジタルアート制作をしたことで、芸術活動の幅が広がったという話をしようと思う。
目次
クリエイターグループ『おもてなしJAPAN』との出会い
クリエイターグループ『おもてなしJAPAN』との出会いは、アート×写真家として活動を広げるために作品撮りのモデルになってくれる方を募集していたことがキッカケだった。
そこに応募してくれたのが、『おもてなしJAPAN』の代表をしている「福満香織さん(以下、福満さんと記載)」だった。
福満さんは、モデル活動をしたりインスタグラムで伝統芸術の情報を発信していて、フォロワー数も約1万人いるインフルエンサーでもある。
最初は僕の作品撮りのモデルをしてもらっていたが、お互いの芸術活動の想いに共感できたことで、一緒に活動する機会が増えていった。
福満さんと共に活動をしていくうちに、どんどん他のクリエイターとのつながりも増え、奈良でクリエイターとクライアントをつなぐイベントにも参加することができた。
福満さんはとても行動的なタイプで、年は僕よりも下になるが、すごく頼りになるモデルさんである。
『おもてなしJAPAN』のインスタグラムがあるので、興味があればぜひそちらを見てほしい。
初めてグループでつくる芸術作品
このデジタルアート制作の目的は、『おもてなしJAPAN×デジタルアート』として新しいものを掛け合わせた芸術を広げていくこと。
この企画は、いろいろなジャンルのアーティストが集まってつくるアート作品。
- モデル
- カメラマン
- 芸術家
- 着付け師
- ヘアメイクアーティスト
など。
だけど、この企画を成功させるために一番大切なことは、参加アーティストとの情報共有である。
まず最初にデジタルアートのイメージやテーマについて、メンバーと入念に打ち合わせをし、デジタルアートの素材を撮影してくれるカメラマンにポージングや画角のイメージを伝えなければならない。
モデルにも、どんな芸術作品をイメージしているのか、言葉でわかりやすく伝えることも必要になってくる。
何度か打ち合わせをしてまとまったイメージをもとに、デジタルアートに必要な人物の写真素材を撮影していく。
いろいろな課題を乗り越える
デジタルアートの写真素材を撮影するまでに、たくさんの課題を乗り越えていく必要がある。
課題① デジタルアートがどんな芸術作品なのかを知ってもらう
アート×写真家として芸術活動をしている僕の芸術作品は、まだそれほど浸透していないもの。
参加しているメンバーの中には、僕のデジタルアートを知っている人もいれば、全く想像できない人もいる。
まずは、デジタルアートについて認知してもらう必要がある。
課題② 衣装とヘアメイクについての課題
デジタルアートとは、画像編集アプリの「Photoshop」を使って、合成したり加工で仕上げる芸術作品。
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極端にいえば、ヘアメイクをしなくても、合成でメイクっぽくすることはできる。だけど僕はデジタルアートの中に人物を入れる場合、撮影時からヘアメイクをするようにしている。
なぜなら、プロのヘアメイクアーティストに参加してもらうことで、その作品の価値を高めることができるからである。それは、衣装をレンタル、着付け師に参加してもらうのも同じである。
今回のデジタルアート制作企画は、日本らしいデジタルアートをテーマにしたもの。そのため、着物をアレンジしてモデルに着てもらうことにした。
課題③ 撮影場所についての課題
この課題が、とくにメンバーで話し合った部分。
僕のデジタルアートは、作品に使う素材を撮影して、Photoshopで切り抜いてパソコンのなかのキャンバスに配置して制作するもの。
今回のモデルは3名。その3名のモデルを撮影した写真から切り抜きやすくするために、模様がない真っ白の背景が必要だった。
カメラマンやモデルの提案で、良い撮影場所を見つけることができたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、その場所が使えなくなるというトラブルも。
そんな時に大阪に条件に合う撮影スタジオがあることを知り、そのスタジオで撮影をすることが決まった。
こうした課題を参加メンバーと共に解決していくことで、デジタルアートに使う人物の撮影を終えることができた。
作品制作とスランプの回避
撮影も無事に終わり、次は僕がデジタルアートをつくっていくことになる。素材の切り抜きや、背景をつくって約1ヶ月。どんどん幻想的な世界が組み立てられていくが、最初にイメージしていた日本らしいデジタルアートにならないことで、スランプ状態になってしまった。
頭の中では組み立てれていたのに、実際にパソコンの中に配置していくと、バランスが気に入らない。
何度も配置を修正しても思い通りのイメージにならず、1日、2日、、、、10日が過ぎていく。こうなってしまうと、スランプから抜け出せなくなって、1年経過することになるだろう。
そこに気づくことができれば出口が見えてくる。
「まずは気分転換をしよう」
僕はパソコンの電源を切り、好きな一眼レフを持って滋賀県の広い湖の畔へ向かい、のんびりと撮り歩きをすることにした。
スランプ状態になった時は、思いきってその状況から離れることも大切なこと。
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スランプになったら少しずつ抜けだせばいい
何度も何度もスランプを抜け出しながら、少しずつデジタルアートを仕上げていく。
背景をつくっていて、違和感を感じたり、イメージ通りにいかなければデータを削除する。新しい背景をつくっては消し、また新しい背景をつくる。
そんなことをくり返しながら、自分が納得できるデジタルアートに組み立てていく。スランプ状態になっても焦ることはない。少しずつ状況を変えていけばいい。
この大変さを知らない人は「パソコンでつくるからいつでも修正できるし時間はかからないだろう」と思うかもしれないが、僕は自分のデジタルアートにはこだわりがある。
イメージ通りの世界にならなければ、データを削除して1からつくり直すことは日常茶飯事。もちろん、1日で完成する作品もあるが、デジタルアートの制作期間の平均は2〜3週間。
今回の作品に関していえば、プロジェクトグループの作品になるため、予想以上に時間がかかった。
そして完成したデジタルアートがこちら。
こうやって、グループでイメージを出し合ってデジタルアートをつくることも時には必要なことである。
以前に『芸術家が孤独じゃなければいけない本当の理由を知ってる?』と言う記事を書いたことがあるが、芸術家が孤独というのは、あながち間違いではない。
孤独という状況が必要なのは、質の高い作品をつくるために集中できる環境が必要だからである。
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だからといって、グループでつくる作品に価値がないわけではない。時にはアーティスト同士でアイデアを出し合って1つの作品をつくることも大切だ。
今回のデジタルアート制作企画は、孤独では感じることができない、グループの大切さを教えてくれた。
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