芸術家が作品購入につなげるための『Web戦略』

作品の見せ方・発信

「SNSで作品を投稿しても購入につながらない」
「オンラインショップの購入率が悪い」

そう言ったことが原因で「自分は芸術家に向いていないんじゃないか」と悩む芸術家はたくさんいます。

かくいう僕も、その一人でした。

だけど、今はそういった悩みを解消することができています。

なぜなら、これからの時代に対応できる『Web戦略の仕組み』を構築しているからです。

これまでは「作品を購入してもらうためには」という考え方をしていたのですが、それが間違えていたんです。

まずは「どうやって認知されるか」を考えなければいけないんですね。

今回は、作品を購入につなげるための、正しい道の作り方について話そうと思います。

【本記事のポイント】
・作品が購入されない理由を知る
・売り込み感なく作品を“自然にアピール”する方法
・作品アピールに必要なもの

上記の3つのポイントは、僕が実際にやってみて効果があった方法で、それを共有しておきます。

ぜひ、今後の芸術活動の参考にしてください。

まずは作品が購入されない理由を探る

まず、作品が購入されないのには必ず、“何か”が間違えているはずです。

その『何か』ですが、考えられるのは次の4つ。

・作品点数が少ない
・世の中に公開していない
・ギャラリーサイトがない
・作品展をしていない

つまり簡単にまとめると、ブランディングができていないことが大きな原因なんです。

ブランディングとは、

「この芸術家じゃないといけない」
「〇〇の作品といえばこの芸術家」

というように、相手にとって価値のある作品だと感じてもらうこと。

例えば、僕はデジタル作家をしていますが、写真が好きで、自分が撮った写真を素材にしてデジタルアートをつくっています。

そんな僕が憧れている人は、ニューヨークが生んだ伝説の写真家ソール・ライターです。

ソール・ライターは有名な写真家で、

「ソール・ライターといえば絵画的な構図を使った写真家」
「雨の日の写真=ソール・ライター」

と結びつくくらい、認知されてる写真家です。

写真家ソール・ライター

このように『〇〇といえばこの芸術家』と認知されることが、作品購入につながる近道です。

なのでまずは、認知度を高めることに集中する必要があります。

では、どうすれば認知度を高められるのか。それは、ブランディングする仕組みを構築すること。

そうすることで芸術活動に共感してくれる人が増え、作品の価値を感じて購入してもらいやすくなります。

これが『戦略』で、個人サイトやSNSなどをつなげて効果的にブランディングする方法が『Web戦略』です。

作品をアピールする方法

では、具体的にどうやって作品をアピールすればいいのか。

いや「作品をアピールする」というより、「ブランディングする」と言ったほうが正しいのかもしれません。

近年、個人でもブランディングをする人が多くなってきました。

コロナ時代を経験したことで「個人でも収益につなげる力をもたなければ」と考えるクリエイターが増えたからだと思います。

自分らしい世界観をアピールし、企業に雇われずに自分らしく自由に活動をする。

個人で収益につなげることができれば、時間を自由に使えるし、うまくいけば雇われていた以上に稼ぐことも可能になります。

だけど、ただSNSで作品を公開しているだけでは収益にはつながりません。

すぐに投稿が埋もれてしまうSNSは、ブランディングには向いていないんですね。

ブランディングするのに効果的なのが、“Webサイト”です。

Webサイトをひとつ持っているだけで、拡散率や認知向上のスピードが大きく違ってきます。

なぜかというと、Webサイトは、24時間365日休まずに営業をしてくれているのと同じ効果があるからです。

それに、短時間で世界中に作品をアピールすることもできます。

SNSとは違うアピールができる

僕は最初、「サイト運営は大変だし、SNSでアピールすればよくない?」と思っていました。

だけど、WebサイトとSNSでは発信する内容が違うので、SNSではフォロワーが少なくても、Webサイトだとファンを獲得することができるんです。

そこで僕は『Webサイト × SNS』の組み合わせをうまく使い分ければ、ブランディング強化できると考えました。

つまり、つぎのような使い分けをイメージしました。

  • Webサイト → 情報発信で人を集める
  • SNS → 活動状況を発信してつながりを構築

結果は、そこそこ効果はありました。

ここで問題が出てきました。

その問題とは、『手間がかかる』ということ。

ブログも書かなければいけないし、SNS投稿のための画像の編集もしなければいけない。

そこで僕が次に取り組んだのが、『複数サイト運営』でした。

僕的には、これが自分にあっているアピール方法でした。

SNSでは伝えきれない長文は、ブログで発信することでGoogleから評価されるので、Webサイトの検索も、どんどん上がります。

この効果は、SNSでは感じることができません。

アピールするために必要なもの

では、アピール(ブランディング)に必要なものは何かというと、次のようなものです。

【アピールするのに必要なもの】
1、Webサイト
2、ブログ記事
3、ギャラリーサイト
4、オンラインストア

準備1、Webサイト

最近は、個人でもWebサイトをもつ時代。

WebサイトはSNSとは違って、長文でアピールすることができるため、集客率が上がるんです。

最初は費用を抑えるために、無料で利用できるサイト制作ツール(WixやJimdo)を使っていました。

だけど、オリジナルドメインを取得してレンタルサーバーに契約し、WordPressを使ってサイトを運営する方が集客効果が上がることを知りました。

オリジナルドメインという信頼性、サービスに依存しないデザインの自由度など、それらがGoogleからの評価を受けやすいんです。

こういった、オリジナルのWebサイトを構築することが、集客率を上げる方法でもあるんですね。

オリジナルのWebサイトを立ち上げる費用は、

・初期費用で1万〜2万円(初回のみ)
・月額更新で『2,000円〜』

なので、個人でもWebサイトをもちやすくなっています。

ある程度、費用をかけて作った個人のWebサイトはオリジナリティーがあって、“自分らしさ”を表現することができます。

そう言ったサイトは、企業からもお声がかかりやすく、仕事にもつながります。

実際に僕は4つのサイトを運営していて、各サイトから記事執筆のオファーや相互リンクのお誘いを受けることが増えてきました。

WordPressのテーマを活用

「Web制作の知識がないから自分には無理」と思っても、最近のWordPressには、格安で高品質なテーマ(テンプレート)も多いんです。

例えば、今あなたがみているこのブログ。

実は、株式会社デザインプラスという企業が提供している『TCDテーマ』を、ほぼデフォルトまま利用しています。

Web制作の知識がなくても、ここまで綺麗なサイトを作ることができるので、僕は満足しています。

TCDテーマについてまとめた記事もあるので、詳しくはそちらをご覧ください。

準備2、ブログ記事

Webサイトにとって必要なページが『ブログ記事』のページです。

記事をどんどん更新していくことで、Webサイトが動いている状態にすることができます。

お分かりのように、Webサイトは更新頻度がとても重要なんです。

放置サイトは無いものと同じ

Webサイトを立ち上げると「これで営業ツールが整った」と思って、その安心感から、つい放置してしまいます。

僕もある程度、Webサイトの勉強して知ったことなんですけど、放置されたサイトは持っていないのと同じ扱いをされてしまいます。

つまり、長期間更新されていないサイトは、Googleから低品質のサイトと見なされて、検索順位をどんどん落とされてしまうんです。

Googleも、高品質のサイトを上位に表示させないと、利用者からの信頼を失ってしまいますからね。

常に更新して芸術活動をしていることをアピールしたり、ユーザーの悩みを解決する記事を発信することも大切です。もちろん、作家の想いを届けることも必要です。

サイトを立ち上げて、定期的にブログを更新することで、芸術活動のアピールとして発信することができます。

こちらの記事で、より詳しく話しているので、ぜひご覧ください。

準備3、ギャラリーサイト

次に、ギャラリーサイトもアピール(ブランディング)する上で、とても重要なものになります。

ギャラリーサイトとは、これまでに制作した作品を集めたギャラリーサイトです。

その作品を制作した想い、制作にかかった期間などを公開し、それを見た企業や個人に、

「この作家の世界観を迎えたい」

と思ってもらえるように、“仕事につながる導線”を作っておくことも大切です。

例えば、僕は、デジタル作家としての世界観をアピールするために、デジタルアートを額装で観てもらえる作品ギャラリーがあります。

この作品ギャラリーサイトは、オンラインプラットフォーム『Artgene(アートジーン)』の中で公開しています。

Artgeneを使っている理由は、作品画像をアップするだけで額装された画像として生成されるので、観る人からすればギャラリーの感覚で作品を観てもらえるからです。

準備4、オンラインストア

オンラインストアも、アピール(ブランディング)に活用できます。

例えば、“オープンエディション作品”専用と、“リミテッドエディション作品”専用に使い分けることで、作品の価値を保つことができます。

オープンエディションとは、出品点数に制限がない作品で、価格設定も低めの作品。つまり、無制限で 購入できる作品。

リミテッドエディションとは、出品点数に制限を設けた作品で、価格設定も高め。つまり、世界で数点しか出品されていない作品。

ちなみに、オンラインストアでオススメなのが、『Squareオンラインストア』です。

Squareオンラインストアは、キャッシュレス決済をメインに提供している企業なので、オンラインストアと決済システムを連携することができます。

それに、売上が『最短翌日に入金』されるところも、Squareオンラインストアの魅力です。

 

Squareについてまとめた記事があるので、詳しくはそちらをご覧ください。

まとめ : 芸術家のアピールはWebサイトが効果的

これからの芸術家も、個人でWebサイトを使ってアピール(ブランディング)することが必要だと感じました。

その理由は、人に会うたびに「作品が見れるサイトはある?」と聞かれることが多いからです。

そんな時に「SNSならあります」と答えると、先方さんは少し不安そうな表情を浮かべていたのが印象に残っています。

だから僕は、Webサイトを立ち上げて、すぐにスマホでも見てもらえうようにしています。

そうすると、話もスムーズに進むし、仕事にもつながりやすくなりました。

個人でWebサイトをもつメリットは、

24時間365日オンライン上で休まずに営業をしてくれているので、思わぬところから仕事の依頼がくることがあるところ。

作品を購入につなげるための集客ツールとして効果的に使えるので、認知度を上げるためにWebサイトは必須だと感じています。

ぜひ、Webサイトで芸術家のアピール(ブランディング)をしてくださいね。

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その本質を知るために、
『幻想生活』ページをご覧ください。

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デジタル作家 R.i.

デジタル作家 / R.I. デジタルアートを中心に、PhotoshopやFireflyを使った制作を続けている。 表現を続ける中で、「才能」よりも「環境」と「道具」の重要性を強く感じるようになり、制作を支えるツールや考え方を記録する場として、理想的芸術生活ブログを運営。このブログでは、作品そのものよりも、作家として制作を続けるための思考や制作環境について発信している。

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