写真公開サイト[YouPic]って知ってる?写真家を目指す人が写真の魅力を上げるサイト

Photograph

もしあなたが写真家を目指そうとしているなら、撮影した写真をインスタグラムに投稿してアピールするかもしれません。

だけどインスタグラムでは、写真家の魅力が伝わりきれないんですね。

なぜかというと、インヅタグラムは作品アピールより、人と人とをつなげるのに向いているツールだからです。

写真をアピールしたいのであれば、写真アピールに向いているツールを使う方が反応はもらえます。

そこで、写真のアピールに向いているツールとして、[YouPic](ユピック)をオススメします。

もともとは海外向けに自身の写真をアピールするツールとして使われていましたが、最近は、国内に向けて利用している写真家も多いということで、写真公開サイト[YouPic]を紹介したいと思います。

https://artryo.com/digitalart/wp-content/uploads/2023/04/artryo-hukidashi01.jpg
運営者リョウ

僕も[YouPic]を使っていますが、写真作品によっては海外からの反応も多くもらえるので、写真家にはオススメです。

はじめに

写真家として活動を続けていると、自分の写真技術に行き詰まることがあります。

とくに個人(フリーランス)で写真家の活動をしていると、自分の写真の悪い部分を自分で分析して改善していかなければいけません。

日本の写真家たちの作品を見ることも大切ですが、世界中の写真家たちの作品を見て、日本の写真との違いを勉強したり、新しいアイデアを探すことも必要です。

僕が以前「奈良のクリエイターイベント」に参加した時、お客様から、写真技術を高めるために活用できる海外の写真公開サイトについての話を聞きました。それが、[YouPic](ユピック)でした。

実際にアカウント登録をして、自分の写真を公開して反応が見れたことで、自分の写真の方向性を見直すことができ、今の『雨の日写真、シネマティック写真』が生まれました。

ぜひ本記事を読んで、自分らしい写真作品の参考にしてもらえたら嬉しいです。

[YouPic](ユピック)とは?

[YouPic](ユピック)とは、2012年に設立されたスウェーデンが発祥の写真投稿SNSといった感じで、自身で撮影した写真を世界に向けて公開できるサイトです。

現在[YouPic]は、日本ではごく一部の写真家が登録しているサイトのイメージですが、公開した写真が反応がされやすいと言うことで、日本の写真家の登録者も増えてきました。

[YouPic]に公開できる写真は、一眼レフで撮影したクオリティーの高い写真が多く、これから写真家を目指す人の写真技術を高めるために活用できて、学びになる写真公開サイトになるでしょう。

実際に僕も[YouPic]にユーザー登録をしていて、数枚の写真を公開していますが、海外からの反応率が高いので、写真活動のモチベーションが上がります。

写真家リョウの[YouPic]はこちら

いろいろな写真公開サイト

現在では、写真家が自身で撮影した写真を公開できるサイトとして、次のようなものがあります。

  • 誰もが使っている映え写真を公開する『Instagram
  • 色々なアイデアを集めたいのなら『Pinterest
  • プロの写真として反応を知りたいのなら『500px

まずは、それぞれの特徴を見ていくことにしましょう。

Instagram(インスタグラム)

今では誰でも知っているインスタグラム。

10代から20代を中心に、映える写真を投稿したり企業のマーケティングに使われたり、今ではブランディングにはかかせないツールになっています。


独自のセンスで映える写真を投稿するのが主流の使い方でしたが、最近では、情報を発信するのに効果があると言われています。


たとえば、フォトグラファーを目指すために一眼レフで撮影した写真を公開したり、ヘアーメイクの実績を投稿して依頼につなげたり。


一方では、企業ではなくても個人でも広告を出して売り込みができるため「フィードに広告が増えて邪魔」と言ように、広告を嫌がる人も多いです。


そんなインスタグラムですが、投稿の仕方を工夫すればとても強い集客効果を生むことができるため、個人で仕事をする人にとってはブランディングに必須なツールと言えるでしょう。


ちなみに僕は、写真の情報発信のために『Lemon8』を使っていますが、僕にはインスタよりLemon8との相性が良いみたいです。

Pinterest(ピンタレスト)

Pinterest(ピンタレスト)は、画像ブックマークシステムとして、2011年の3月頃にiPhone用アプリケーションとして始まったツールで、SNSというよりアイデア探しとして多く利用されています。


その後、ダウンロード数が予想よりも多かったため、iPadやWebでも利用できるようになりました。


Pinterestに登録しているユーザーは、アイデア探しのツールとして使われることが多く、たとえば、ポートレート撮影をする場合、Pinterestに公開されている他の写真家の作品を見て世界観をイメージすることで使う感じ。


部屋の模様替えをする場合にも、『インテリア』と検索して色々な部屋の画像を見て、自分なりのレイアウトのアイデアを考えたり。
つまり、世界中のアイデアをストックするためのツールとして使われています。

500px(ファイブハンドレッドピクセル)

500px(ファイブハンドレットピクセル)は、オンラインの写真コミュニティサイトという感じ。

500pxで写真を公開する人は、自身で撮影した写真の中で最もよく撮れたと感じた写真を公開して、世界の人たちの反応を見ながら撮影技術を磨いている人が多いように思います。


その他にも、写真家とのつながりをつくる場所として使われています。


そんな500pxは、世界に向けて写真作品を発信することを目的としているため、公開されている写真はどれもクオリティーが高く、ほとんどが中堅クラス以上の一眼レフで撮影した写真になっています。


[YouPic]の特徴

では[YouPic]にはどのような特徴があるかというと、写真を公開した後の反応率が高いというところだと僕は感じました。


[YouPic]を利用している人は、趣味で写真を撮る人が多いため、自分の気に入った写真が表示されると、気軽に『♡』を押してくれる印象があります。


なぜそう思うのかというと、写真を公開した後にの反応がどの写真公開サイトよりも早く、さらに、写真を見た海外のユーザーから写真の感想が送られてくることも多々あります。

もちろん中には「有料版にアップグレードしませんか」という勧誘コメントもありましたが、写真の感想を送ってくれる人もいます。

だから僕は返事をする場合は、しっかりメッセージを読んで内容を見極めた上で返事するようにしています。

[YouPic]のメリットとデメリット

では、[YouPic]に登録するメリットとデメリットについて話していきたいと思います。

[YouPic]で写真を公開するメリット

[YouPic]で写真を公開する一番のメリットと言えば、写真を公開した後の反応や評価がされやすいところでしょう。


僕も現在、数点の写真を公開していますが、公開した瞬間に『1000ビュー(見られた回数)』ついたり、高く評価がつくこともありました。


さらに、写真に魅力があると他のユーザーからシェア(Twitterで言うリツイートのようなもの)されやすく、[YouPic]のオススメ写真として表示されやすくなります。


もしシェアしてくれたユーザーが影響力のある人だったら、自分の写真が一瞬で多くの人に見られる可能性だってあります。

このように、写真を公開した後の反応率の良さが、[YouPic]のメリットだと言えるでしょう。

[YouPic]で写真を公開するデメリット

もちろん、[YouPic]にもデメリットはあります。

国内ターゲットには向いていない

[YouPic]は、海外向けの写真公開サイトと言うこともあり、日本の企業から反応をもらいたい人には向いていません。
どちらかと言うと、海外からの評価がほしい人向け。

自分の写真をとにかく世界の人に見てもらいたい人なら、利用するメリットを感じることができるでしょう。


基本は英語表記

[YouPic]は、設定すれば日本語表記にも対応していますが、コメントやDMは英語のメッセージがほとんどです。


海外向けの写真公開サイトのため、写真の説明は英語で書く必要があります。


僕は英語を話せませんが、写真を公開する時は翻訳精度の高いGoogle翻訳を使って、日本語を英語に変換して説明やタイトルを入力しています。


もちろん、Google翻訳の翻訳機能は100%ではありませんが、英語で伝えようとしている気持ちは、必ず海外の方に伝わります。


翻訳の文法が不自然でも、海外の方はニュアンスを読み取ってくれるので、怖がらずに翻訳機能を使ってどんどん海外へ向けて写真をアピールした方がいいでしょう。

[YouPic]で評価されやすい写真とは?

僕自身、[YouPic]でどんな写真が評価されやすいかテストしてみた結果、次のような写真の反応がよかったことがわかりました。

  • 人物を撮影した写真
  • コントラストが強い写真
  • 独自性のある写真

人物を撮影した写真は、ただポージングをしただけの写真ではなく、ストーリー性を感じるような写真。

僕はそれを『映画のワンシーンのようにストーリー性のあるシネマティック写真』と言っています。

詳しくは、僕が運営している写真家公式サイトの方で解説しています。

当たり前のようですが、どこにでもあるような写真、誰でも撮れるような写真は評価が低く、LightroomやPhotoshopで自分らしく独自性のある質感を作って公開する方が、海外からの反応は高いです。

人はストーリーを感じるものに惹かれる心理があり、インパクトのある写真よりもストーリーを感じる写真の方が興味をもってもらえます。

[YouPic]に写真を公開するなら、映画のワンシーンを切り抜いたような写真をイメージして撮影し、映画の質感のように加工して公開してみてください。

明るく綺麗な写真よりかは良い反応がもらえるかもしれませんよ。

最後に、写真はカメラで左右される

今回は[YouPic]について話してきましたが、いかがでしたか?

写真家を目指すなら、海外に向けて自身の写真を公開してみるのも撮影技術を磨く一つの方法です。

そして、魅力的な写真を撮るならアマチュアクラスの一眼レフではなく、プロ機種で撮るのも写真の魅力をあげる方法です。

最近では『一眼レフを所有するからレンタルする』方向に変化しいます。

もちろん機材だけで写真の魅力が左右されるわけではありませんが、背景のぼかし具合、画質の綺麗さ、質感の良さを追求するなら、一眼レフ自体のレベルも上げていく必要があります。

そんな時に、一眼レフのレンタルサービスで高性能の一眼レフを使って試しに撮る方法もあるでしょう。

高性能の機種は高額なため、なかなか購入するのは難しい場合が多いでしょう。

その点レンタルサービスなら、月3,000円〜高性能な機種を持つことができるので、作品撮りに活用する手はないでしょう。

一眼レフのレンタルサービスに興味をもったら、下記の記事を参考に読んでみましょう。

リョウ

リョウ

アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府でアート写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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リョウ

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アート写真家。1974年生まれ、大阪出身。現在は京都府で写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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