【アート制作vol,2】ソプラノ歌手とピアニストの音楽デュオ『かさねいろ』と作るデジタルアート

デジタルアート

アート作品をつくっている人がポートフォリオサイトで作品をアピールするメリットは、オーダーメイドのアート作品の依頼を受けやすくなるところにある。

僕もデジタルアートの作品をポートフォリオサイトで発信し続けていたことで、関西の音楽デュオ『かさねいろ』様からアート制作の依頼を受けることができた

今回の記事では、関西の音楽デュオ『かさねいろ』様と共にデジタルアートをつくった経緯や、その完成したデジタルアート作品について話そうと思う。

関西の音楽デュオ『かさねいろ』様の紹介


画像引用元 / 『かさねいろ』様のTwitterアカウントより

まずは『かさねいろ』様とは、関西で演奏活動をされているソプラノ歌手の十鳥可奈子様とピアニストの藤本さえ子様の音楽デュオ

ユニット名の『かさねいろ』と言う名前は、お二人のファーストネームから組み合わせた名前。

そんなお二人の奏でる音の色を合わせて、優しく時には力強いハーモニーが聞いてくれる人の心に響くようにと、願いを込めて付けられている。

現在でも定期的に、神戸コンチェルトの船上演奏やイタリアンレストランでの演奏会をされていて、優しい世界観を持つお二人である。

『かさねいろ』様の公式Twitterアカウントもあり、演奏会情報や演奏会の活動の様子について知ることができる。

『かさねいろ』様とデジタルアートの打合わせ

デジタルアート作品のための素材撮影をする前、僕が描いていた『かさねいろ』様の印象は、

「クラッシック音楽をされている方だけあって、自身の表現にこだわりを持っていてクラシカル調の世界観」

と言うイメージをもっていた。

だけど、デジタルアート作品のための撮影当日に会ってみたら『硬い』と言うイメージはなく、アットホームで話しやすく、イメージやポージングの提案もしやすいと言う印象が強かった。

正直に言うと、僕は初対面の人との打合わせはあまり得意ではない方だ。

外見では平常心を装っているけど心の中ではテンパっていることが多く、「話しが空回りしている」と自分で感じて一人で焦ってしまう。

だけど『かさねいろ』のお二人は、定期的に演奏会をしていて大勢の前で演奏することに慣れているせいか、僕よりもその場に馴染んでいる。

そこが、人前に出る人と裏方である僕の違いなのかもしれない。

そんな柔らかい世界観を持つ『かさねいろ』のお二人と話していると、僕の心も落ち着きデジタルアート制作の打合わせもスムーズに進めることができた。

デジタルアート作品の素材撮影

ある程度打合わせができたら、いよいよデジタルアート作品に使用するための素材を撮影する。

僕が作るデジタルアートは、Adobe社が販売しているPhotoshopを使って合成や加工を重ねて、幻想的な世界に仕上げていく現代アート

『かさねいろ』様のデジタルアート作品をつくるためには、お二人の写真を撮影する必要がある。

今回の場合はプロのカメラマンさんに、デジタルアートの素材として使用するために、お二人の写真を撮ってもらい、その中からデジタルアートに使用する写真を選定する。

いくつかのパターンを撮影して、その中から僕がイメージするお二人らしいデジタルアートの素材を決めていく。

この時に撮影をしてくれたカメラマンさんは、京都でブライダルの写真撮影をメインにされている『人見』カメラマンさん。

デジタルアート作品は1点のみだけど、お二人らしいアート作品にするためには、いろいろなシチュエーションやポージングを撮影してアート作品のイメージをつくる。

これが僕のデジタルアートの下準備になる。

デジタルアートの世界観を演出してくれる

撮影が始ると、最初の30分は『かさねいろ』のお二人も戸惑いながらポージングをしていた。

それも当然だろう、なんせデジタルアートの素材になるのは初めてだし、どんな作品になるのかイメージが浮かばないのだから。

例えば、ラフ画があればどんなポージングでどんな世界観なのかをイメージすることができるかもしれない

ラフ画とは、一般的には絵の構図や世界観、全体の雰囲気をつかむために簡単に描かれた手描きのスケッチのこと。

そこが今回の僕の反省点でもある。

今までは自分の心の中にある世界観を自由に表現していたが、オーダーメイドでアート作品の制作をする場合にはラフ画が必要になると言うこと

特に、僕のようにアート制作の素材として人物を入れる場合は、その人にアートの世界観をイメージしてもらいやすくしなければいけない。

だけど、『かさねいろ』のお二人は、演奏会で身につけてきた表現力を上手く使って、逆に僕のイメージを引き出してくれた。

完成したデジタルアート作品

こうして数パターンの写真を撮影して、デジタルアートを制作していく。

今回撮影した写真の中で、デジタルアート作品に使用した写真はこちら。

明るい赤系のドレスと薄紫のドレスが重なって、音楽デュオの名前である『かさねいろ』のイメージに合うと感じた。

そして、完成したデジタルアートがこちら。

『かさねいろ』のお二人の色を崩さず、優しい音を白い玉ボケとクリスタル調のエフェクトを使ってシンプルなデジタルアート作品へと完成した。

最後に

今回は、音楽デュオ『かさねいろ』のお二人からデジタルアート制作のご依頼をいただいたことで、オーダーメイドの流れについてさらにまとめることができた。

僕のデジタルアート作品は、自分の心の中にある幻想的な世界を画像編集アプリのPhotoshopで制作するもの。

だけど、芸術というものをもっと身近に感じてもらうためには、オーダーメイドのデジタルアート作品をつくることも大切ではないだろうか。

僕の幻想的な世界は、音楽家の方やモデルの方にはとくに喜ばれるものだと言うデータが出ている。

そういった統計は、ポートフォリオサイトでアート作品を公開したりモデル撮影をしている時に話を出すことで、興味を持ってくれる人がいると知ることができる。

もしかすると今の世の中の人たちは、非現実的な世界を体験したい人がたくさんいるのかもしれない。

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リョウ

リョウ

アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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アートマネージャー。1974年生まれ。大阪出身。現在は京都府でアート×写真家の活動をしながら芸術家を目指す人へ理想の芸術生活の過ごし方について提案しています。2018年に京都で個展を開催。2019年に横浜赤レンガ倉庫でのグループ展に参加。2021年に奈良のクリエイターイベントに参加。現在はAI生成NFTアートについても研究中。

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