大げさな記事タイトルだと思うかもしれませんが、アート×写真家として芸術活動をしていいく上でビジネス本を読むことも大切だと知りました。
今回の記事は、個人でビジネスをする上で必ず役に立つ本の中でも、とくに重要な知識について書かれている4冊のビジネス本を紹介いたします。
個人(フリーランス)として芸術活動の参考にもなるビジネス本になるので、ぜひ一度読んでみてください。
「作品が購入されない理由を知りたい」
「知名度を上げるために何が必要なの?」
と悩んでいる人にとっては「ここが知りたかった」と思える本になるはずです。
はじめに
本題に入る前に、なぜ芸術活動をするのにビジネス本が必要なのかを少しご説明させていただきます。
作品販売、芸術イベントの開催、グループでの活動など、芸術と収益をつなげることを考えているのであれば、それは立派な「ビジネス」だと僕は考えています。
ユーザーにとって価値のある芸術家になるためには、ユーザーのためになる情報を発信することも重要です。
それには「ブログを書く」「SNSを使ってブランデンングをする」「収益につながるマーケティングの知識」が必要です。
これから紹介する「4冊のビジネス本」は、ユーザーと信頼関係を築き上げるために役に立つ本になります。そして本を読んだ後は、その取り込んだ知識を発信することが大切です。
人は「インプット3割 : アウトプット7割」のバランスをとることで成長するといわれています。
本を読んだら(インプット)、その内容を「話す、ブログに書く、SNSで発信」(アウトプット)することで成長するんです。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
悩みがあるのは成長している証拠
アート×写真家として活動をしていると、活動について定期的に「悩み(壁)」が訪れることがあります。
実はその「悩み(壁)」は、ちゃんと成長できている証拠なんですね。
なぜかというと、経験していない知識を取り入れた(インプットした)時、自分の知識として発信する(アウトプットする)ことができ、その知識が自分の強みにつながるからなんです。
たとえば、初めて一眼レフカメラを買ったことを想像してみてください。
初めて一眼レフで撮影しようと思っても、説明書や解説書を見ずに操作するのは大変ですよね?
もちろん、シャッターを押せば写真が撮れることくらいはわかりますが、それはあくまでも基本的な部分であって、みんなは、その先にある「応用」で悩んでしまうんです。
たとえば、あなたがこれから本格的に写真家を目指し始めたとしましょう。
「どうすれば自分らしい写真を撮ることができるのだろう?」
「この写真家のようなストーリー性のある写真はどう撮ればいいのだろう?」
一眼レフの基本は知っていても、そういった写真を撮るには「失敗⇆成功」を繰り返しながら覚えていくしかないんですね。
だから経験もしていないことで悩むのは当然のことで、大切なのは、その悩みを自分自身がどうやって解決するかなんです。
個人で芸術活動をしていると、常に「新しい経験」をすることになります。
もちろん芸術だけではなく、フリーランス、転職、就職、全てにおいて「新しい経験」をします。
今回紹介する4冊のビジネス本は、「新しい経験」の先に進むために参考になる本ということなんです。
では、ここから僕の人生を変えた4冊の本を紹介したいと思います。
僕の人生を変えた4冊の本
ここで紹介する4冊の本は、あくまでも僕目線の感想になります。
「タイトルを見ただけでも難しそう」と思う人もいるでしょう。
僕は大学を出たわけではないですが、その時の自分が悩んでいたことに対しての答えを教えてくれているかのように思えて購入した4冊です。
『エッセンシャル思考』
著者=グレッグ・マキューン、和訳=高橋璃子、かんき出版から出された『エッセンシャル思考』という本。
最小の時間で成果を最大にする
というキャッチフレーズが印象的なこの本は、「より少なくより良く」という考え方が持てる内容になっています。
「どれも大事」「自分ならなんでもできる」という考え方を捨てて、なんでもできるが今の自分にとって重要なことだけに集中して仕事の質を高める方法について書かれている本です。
以前の僕は「なんでもできる器用な人」として自慢をしたかったのかもしれません。
美容師を経験し音楽家になり、フラワーアレンジ、グラフィックデザイナー、映像クリエイター、デジタルアート、写真家などを経験をし、いろんなところでアピールしてきました。
その結果「なんでもできる器用な人」というイメージを持ってもらうことができました。
だけど、それらの経験をしてきたことが原因で、今自分が集中したい仕事に集中できない日々が続いたんです。
本当は写真撮影の勉強に集中したいのに、デザインを格安で依頼されたり。
自分にとって一番重要なことに集中できず、360°いろいろな方面からの仕事だけが増え、全ての仕事が中途半端になってしまった時期がありました。
そこでこの『エッセンシャル思考』に書かれているように、「こだわり」を意識することでアート×写真家の活動を進めることができました。
『1分で話せ』
著者=伊藤洋一、SB Creativeから出版された『1分で話せ』というインパクトのあるタイトル。
世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
というキャッチコピーに心が惹かれて購入した1冊の本。
人は想いを伝える気持ちが強くなるほど、余分な内容を入れてしまうため、長文になってしまいます。
この本は、企業でプレゼンをする人向けに書かれている本ですが、ブログを発信している僕にとっては必要な技術なんです。
わかりやすく伝えたいのに、書かなくてもいい文章を書いてしまって、その結果伝わりにくくなっている記事がたくさんあります。
「もっとシンプルに伝えることができれば、さらに情報が多くためになる記事にできるのに」
と思いながら、当ブログの古い記事をリライトしています。
2020.04.20
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僕もまだ勉強中ですが、1分で相手に伝えることができれば、マーケティングやブランでイングの強いスキルを身につけることができます。
個人で仕事をする場合にも必要な内容になっているので、ぜひ読んでほしい1冊です。
『数値化の鬼』
著者=安藤広大、ダイヤモンド社から出版された『数値化の鬼』というタイトルの本。
「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法
というキャッチコピーで、芸術活動には関係ないと思うかもしれませんが、数値化することで「作品購入」のための目標に向けて、明確にイメージすることができる1冊です。
書かれている内容は、「物事を数字で考えることで、足りない部分が明確になってそれを埋めることができる」という内容。
どんな時でも、頭の片隅に「数字」を入れることがビジネスの成功のカギになるという思考法です。
思い返してみると、アート×写真家を本格化する前は「なんとなく」「そのうち」という考えで行動していました。
そんな当時は目標を決めれず、何に向かって進めばいいのか悩んでいました。
ところが『数値化の鬼』に書かれているように、「1年で100作品をつくる」とか「3ヶ月後に個展を開く」など具体的な数字を決めた途端、それに向けての道が明確になってモチベーションを上げることができました。
本を読み進めていくうちに「数値化する重要性」に気づき、芸術活動の中でも、まず数値化することを意識するようになりました。
「目標が決めれない」といった場合は、一度『数値化の鬼』お読んで、目標に数字を入れてみてください。
そうすればどんな時代が訪れても、生きていける力をつけることができるでしょう。
『「物語」の見つけ方』
著者=たとばなやすひと、株式会社クロスメディア・パブリッシングから出版された『「物語」の見つけ方』という本。
夢中になれる人生を描く思考法
というキャッチコピーのこの本は、芸術活動をしていく上で必要な「モチベーションの維持」について参考になる1冊と言えます。
この本に書かれていることは「夢中になれる人生を過ごすこと」。
夢中になっている人を見ると、その人に魅力を感じたり、夢中になっている姿に共感して応援してくれたり。
夢中になるということは、自分自身のモチベーションにもつながるし、周りにも影響を与えることができます。
この本に書かれている「物語」とは、これまでに自分が歩んで来た「過去」、「現在」の自分が歩いている道、これから目指す「未来」のストーリーを思い描くことです。
過去、現在、未来の1つの「物語」が見えるようになれば、今の自分の目指すものやそれに向けてどう進めていけばいいのかが明確にすることができます。
そしてこの『「物語」の見つけ方』を読むことで、個人で活動をしていくために必要な「セルフブランディング」の参考にもなります。
周りの人に共感されるために、自分のストーリーをどう伝えていけばいいのか。
この1冊を読んでいくと、どんどんイメーイが湧いてくるので、オススメしたい1冊に入れました。
最後に
今回はアート×写真家の活動をしていて悩んでいた時期に、僕自身が読んで心が動かされたビジネス本4冊を紹介してきましたがいかがでしたか?
世の中は不思議なもので悩みを抱えている時、行動することでその悩みを解決するようなものに出会うことがあります。
今回の場合は書店に立ち寄ったことで、この4冊のビジネス本に出会いました。
僕は芸術活動をしていて悩みを抱えてしまった時は、まず書店に足を運ぶようにしています。
そうすれば、その悩みを解決するためのヒントがたくさん見つかります。
なにも芸術活動をしているから「芸術専門書」ではなくてもいいんです。
ビジネス書でも、漫画でも、小説でも、その中に解決に導いてくれる本は必ず見つかります。
悩んで行動を諦めるのではなく、とにかく行動することが大切です。
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